2021/12/19 天皇杯決勝を見た
いろいろあってこの年末から急に文章を書く仕事をすることになったので、プライベートでももう少し書いて練習しないとね、という気持ちでnoteでもはじめてみようと思う。いろんなSNSで言葉を発してはいるけど、ここでは割とポジティブにどうでもいいことを日記としてたまに書いていく。
友人が大分トリニータの熱心なサポーターで、たまたま先週の天皇杯準決勝の劇的な勝利を目にしたから、これは決勝も見ないといけんと思いひさしぶりにサッカーの試合をフルで観戦した。私は一つのスポーツチームを追いかけたことはなく、サッカーも五輪やワールドカップで代表戦があれば見るくらいで、それも予選から全部追いかけるほどでもなく、本戦が始まってからやっと客席に座る程度の人間だ。サッカーファンの皆さんからしたらこういう人種は野次馬みたいなものだろう。ただ野次馬でもサッカーは感動させてくれる。集中して観戦していると、ゴールが決まれば大きい声は出るし、負けたら自分でも驚くほど悔しい。
今日の天皇杯決勝は、まさしく感動させてくれたものすごい試合だった。サッカーの知識も大してないけど、後半終了間際の同点弾が決まった瞬間は、たぶん今年一番大きい声が出てしまったと思う。隣の部屋の人には申し訳なく思うけど、あれは本当に「出てしまった」声だった。感情の爆発だ。今まで応援したこともないチームのゴールに、なんでこんなにも感情が生まれたのかはわからないけど、これだからサッカーにみんな魅了されるのかな。
そしてその直後に起こった悲劇。悲劇だけど、あまりにも劇的なことは間違いない、ものすごいシュートが決まって、大分トリニータは敗れた。こんなことってあるんですね。これがサッカーなんですね。敗れた瞬間、これまた驚くほど悔しがっている自分がいた。もちろんサポーターの皆さんはこれの100倍以上は悔しいと思うけど、野次馬をこんなに悔しがらせてすごいなサッカーって。
仕事を11月末に辞めて、明日から新しい仕事が始まるんだけど、この1カ月半はストレスで壊れそうになっていたし、ずっと家にいたから大きな感情が沸き上がるようなこともなかったから、自分の中にこんなにも大きな感情を生み出してくれたことをすごく感謝している。ゴールで出たあの声で、溜まっていた毒が一つぽんと外へ出た気がする。J1に1年で上がってこれることを、心から応援しています。