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訪問看護〜後輩指導編②〜

遂に始まった後輩指導。
この患者にはこの手順でこれをやってきて・・・・
とマニュアル的な説明は最低限にした。
私自身もそうであったが在宅の思考を身に着け成長してほしかった。
そうすればマニュアルが無くとも、どの患者でも対応できるから。

そうやって指導に臨む中で
今でも後輩や新人指導をする上での基礎になっている​3箇条​が生まれた。
①「医療行為のできるキャバ嬢になれ」
②「もっとシンプルに」
③「次回看護師が介入するまで大丈夫」

これについてエピソードを交え1つずつ書いて行きます。

①「医療行為のできるキャバ嬢になれ」


​​訪問看護は患者に訪問看護という商品(私・当事業所)を選んで・契約・料金を支払いサービスの提供となる。そしてリピート(継続)してもらう必要がある。
病院勤務ではそのような立場にならないので上記の思考にはならないだろう。
そんな中で後輩が患者との接し方や距離感に悩んでいた。
同行訪問で第三者の目線で見ると明らかに歯車が回らずギクシャクしていた。
 
患者との距離感や接し方に関して私は
「専門職としての距離感は保ちながら、個として最大限に近づけ」
と考えている。

そんな中、後輩との会話で「学生時代にキャバでバイトしていた」という発言があった。
これは最大の強みになると確信し
「医療行為のできるキャバ嬢になれ、それでいいんだ」と言った。

それからの彼女は解き放たれたように良い表情になり
患者・家族とのコミュニケーションも滑らかで見ている私も心地よくなるほど。
バイタル測定やケアのぎこちなさも消え去っていた。
結果的に「また来週ね」「次会えるまで頑張るよ」とリピート(継続)に繋がっていた。​​​


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