スペインへ一人で行こうとする妹へ | スペイン乗り込み編
パリからスペインへ一人で行こうとする妹へ
本当は適当なブログを立ち上げても良かったんだけど、なんとなくnoteを書いてみたいと思ったのでこの媒体で情報提供をしたいです。
スペインってどんな国?
シスターにとっては当たり前かもしれないけど、まずは地図を提示することから始めたい。
スペインは南ヨーロッパに位置しており、西にはポルトガル、北にはフランス、東にはバレアレス諸島、イビサ島、南にはジブラルタル海峡を挟んで北アフリカのモロッコがある。
このため、現実的にスペインに行こうとした場合、次のような行き方が考えられる。
ヨーロッパ各国から飛行機で向かう
フランス、ポルトガルから陸路(鉄道・バス)で向かう
イタリア北部(ジェノバ)からフェリーで向かう
モロッコから船で渡る(冗談、兄はいつか行ってみたい)
イギリス領ジブラルタルから陸路で国境を通過する(完全な冗談)
次の段落から、上記の1~5について解説していきたい。
ちなみに、今流行りのChatGPT (マイクロソフト系の企業がやってる人工知能・AI) でスペインについて聞いてみたらこんな感じだった。
1. ヨーロッパ各国からスペインへ飛行機で向かう
僕や父さんの旅の仕方(寝台列車を使いまくろう!)が異常なだけであって、現実的にはこれが一番主流な方法であると思う。
ヨーロッパにはさまざまな格安航空会社が航空便を提供しており、それらとフラッグキャリア(日本でいうANAやJAL)・夜行バス・高速鉄道(日本の新幹線)が需要を取り合っているため、価格競争が起こりやすい
そのため、荷物なしだと数千円でヨーロッパ各国を格安航空で回ることができる。試しにローマ→マドリードの航空便を検索してみた。
以下のライアンエアーは欧州を代表する格安航空、大してITAはイタリアのフラッグキャリア(ANA・JAL)だ。
これだけ安いなら格安航空使えばいいじゃん!と思うのが普通だけど、これはあくまで荷物がない話。
詳細はGoogleさんにライアンエアーで検索してくれれば色々出てくると思うんだけど、一般的にデメリットとして
荷物は別料金なため、僕らのようなバックパッカーや大きなスーツケースを入れると普通にお金が高い(フラッグキャリアと値段変わらないこともしばしば)
離れたターミナルで不便(時間かかるよね)
人件費を削っているため、何かあったときにめんどくさい(欠航や遅れなど)
そもそも空港に行って、荷物を預けて、っていうのがめんどくさい
そのため、僕(と多分父さん)は次の陸路(鉄道・バス)を使いたがるわけだ
2. フランス・ポルトガルから陸路で向かう
ここでもう一回上記の地図を見てほしい。まずはフランスから陸路で行こうとした場合だ。方法としては3つほどある(少なくとも僕が知っている限り)
フランスのパリ・リヨンから出ている高速鉄道(新幹線)で向かう
フランスのパリ等から夜行バスを利用する
フランスのパリから寝台列車+ローカル列車で向かう
1. 高速鉄道 (TGV / AVE / フレッチャロッサ)
1つ目の高速鉄道は、1日2便(記憶が正しければ。詳細はまた確認してほしい)、パリ・リヨンからバルセロナ行きの高速鉄道が出ていたはずだ
車両はフランス国鉄SNCFのTGV、及びスペイン国鉄RENFEのAVEが使用される(AVE今は使ってないんだっけ?)
最近ではイタリア国鉄のフレッチャロッサも進出してきたみたい、これから価格競争が起こりそうだなと思ったり
詳細な時間はいつか紹介するとして、パリからバルセロナが6時間半ほどかかるイメージ。正直利便性が高いとはあまり思えない。と言うのも、パリを10時半に出たらバルセロナ到着が17時になってしまうわけで、その日は移動で終わってしまうわけだ。
料金も安いとは言えないし(値段は結構変わる。必要ならSNCF Connectというサイトで調べられるし、困ったら兄に聞いてくれれば調べます)個人的にはTGV/AVE使うなら航空便だよな〜という感じ
趣味的に、TGVは乗ってみたいけどね
2. 夜行バス
パリからバルセロナ、マドリードまで夜行バスが出ているのは聞いたことある。さまざまな会社が運行しているだろうから価格競争が働く分、お値段もリーズナブルだろう
僕はご存知の通り鉄道が大好きな人間なので、基本的にバスは使ったことないんだけど、2019年の旅ではFlixBusという格安バス会社を使った。
ベルリンからウィーン行く夜行列車の中で隣にいたロシアの旅人から聞いたバス会社だった気がする。様々な都市間を結んでいて、めちゃめちゃ安いため確かに利便性は高い。
しかしながら、夜行バスの欠点として、
時間がかかる
パリ→バルセロナは距離にして1000km、東京から博多と同じ距離だ。正直、東京→仙台の360kmで疲れたぁ〜とへばっている自分なので、1000km乗ったら大変そうだなと思ったり。挑戦するなら応援しまっせ安い分、安全面で怖い
FlixBusを悪く言うわけではないんだけど、やはり安い分普通に事故が怖い。また他に乗っている人がどんな人なのかもわからず、そこでぐっすり寝れるか問題はある(これは寝台もだが)ベッドでなく、座席
当たり前かもしれないけど、座席なためお尻痛くなったりするかも
このような理由から、これも率先して選ばなくてもなぁ感はある。
3. 夜行列車 (パリから)
ここで出てくるのが我らの救世主、夜行列車だ。だいすき、もっと運行して。
またしても地図か…と思いそうだけど、我慢してほしい。
運行区間は右上のパリから、赤色のピンが立っているスペイン領Portbou。フランス〜スペインの国境駅までの運行だ
このPortbouから地元のローカル線に乗ってスペイン第二の都市、バルセロナへ向かうことになる。
時間はパリが21時くらい、Portobouが確か9時とか、その後ローカル線に乗り換えて昼頃バルセロナに到着する。
座席車の他に、6人部屋の寝台(クシェット)も連結されているため、ゆっくり寝られるのが特徴的だ。
値段もそこまで高くなく、個人的には一番コスパいいだろうなぁ〜と言う所存。値段、時間等、詳しく知りたかったら兄に聞いてください。
ちなみにSNCF Connectというサイトですぐに調べられます。自分でやってみるのも発見あっておもろいかもよ
ちなみに以前はパリ〜バルセロナの直通寝台列車があったらしいけど、新幹線(TGV)開通と共に消えたみたい。合理化で寝台が消えるのは日本も欧州も同じだね。
3.1. 夜行列車 (リスボンから)
前々回僕が行った2019年度はスペイン国鉄Renfeがリスボン〜マドリードで夜行列車を運行していたらしいんだけど、今調べたら廃止されてた。
現状ポルトガル〜スペインの国際夜行は消滅済みで、使えそうなのは下の地図のスペイン領西部の町ビーゴ(Vigo:海沿い、ポルトの上)とマドリードを結んでいる寝台列車
使おうとしたら、ポルトガルのリスボンからポルトを観光し、ビーゴに出て寝台でマドリードへ行く感じかしら。
あんまりいい案は浮かばないね
ちなみに2019年の時は、スペイン→リスボンの移動で、南部を経由して行った。右側のセビーリャからポルトガル南部海岸沿いの街(Faro:ファロ)まで先ほど出たFlixBusで向かい、Faroからは鉄道でリスボンまで行った
南部も南部で鉄道がつながっていない(だからバスを利用)ため、なんというか、日本の鉄道網すげ〜になりました。
3. イタリア北部からフェリーで向かう
未だ試したことがなく、悪くなさそうなのもこのフェリー航路
右上の都市、イタリアのジェノヴァからバルセロナへフェリーが出ているみたい
詳細に関しては冬に兄がLINEで騒いでいたと思うので、ぜひそちらを確認してほしい。値段も高くなく、方向性としては悪くなさそう
しかしながら、今回はパリからの移動を念頭に置いているので、詳細は省く
4. モロッコから船で渡る
ジブラルタル海峡を船で渡ろう!って話。完全な冗談
でもいつかモロッコ行ってみたいよね、というそれだけを書くだけの段落
5. イギリス領ジブラルタルから陸路で渡る
ジブラルタル海峡の先端の半島がイギリス領になっている。歴史的経緯が色々あったりしてなかなか面白いようだけど、外国からスペインへ!という内容では書かざるをえなかった。
もちろんただの遊び心であり、冗談である。こちらもいつか行きたい
ちなみに国境は結構しっかりしているようで、2020年2月、僕がまだスペインにいた時、日本人の入国をコロナを理由に早々禁止してしまった。
イギリスは非EU圏ということもあり、色々できるんだね
まとめ
パリから行くなら多分無難なのは夜行列車じゃないかなぁ
値段や時間等、詳細はSNCF Conectで検索!(いつでもLINEで聞いてね)
次はスペイン内の交通手段について書くよ
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