ご神体(しんたい)とはどんなもの?(続編)
昨日、ご神体(しんたい)についての記事を書きました。
今回の記事では、いよいよご神体をお迎え、信者としてどのような生活をしていくのかについて書きます
ご神体奉斎(ホウサイ)
自宅にご神体をお迎えすることを、ご神体を奉斎(ホウサイ)すると言います
ご神体をお迎えすると、信者としての地位は上がりますが、その分責任も重くなります
いよいよご神体をお迎え
ご神体をお迎えすることは、その家にとっての慶事
お迎え当日は、親族、地域の世話役をしている信者さんを始め、近隣の信者さんなど自宅に招きます
ご神体は、教団職員が設置する
ご神体は、教団職員が祭司を務め、設置します
当日、
職員は教団の本部から届いた新しいご神体のお伴(とも)をして信者宅を訪問
※ご神体と一緒に移動することを、ご神体のお伴(とも)をすると言います
ご神体のお伴(とも)する時の規則
ご神体のお伴(とも)は、必ず2人以上でします
車で運びますが、1人は運転手、もう1人は後部座席でご神体をお守りします
ご神体は、座席に新しい白い布を敷き、シートベルトをして後部座席に積み込みます
※白い布は、ご神体がシートに直接触れないようにするため
ご神体の設置する際の規則
ご神体を設置する時にも規則があります
・ご神体を取り扱う時は、白い手袋とマスクをつける😷🧤
※マスクと手袋をするのは、人間の息や手アカがつかないように
・ご神体の入っていた箱は捨てずに保管しておく
その際、上下が逆にならないよう箱に「上」と書く
※箱を捨ててはいけないのは、引越しなどでご神体を動かす時に必要だから
設置が完了すると、
職員が祭司を務め、集まった信者と共に祝詞(のりと)を唱えます
祝詞(のりと)のあと、教典でご神体に関する教祖の教えを拝読
ご奉斎の儀式はこれで終了
そのあと、直会(なおらい)と言って、教団職員はじめ、招待した親族、近隣の信者さんにお食事を振る舞います🍱🍶🥢
お食事のあと、
日々のご神体のお手入れの仕方について説明を受けます
ご神体のお手入れの仕方
ご神体は、毎日清掃します
この時、清掃マニュアルを渡されます
各家庭で、
ご神体専用の掃除用具を用意します🧹🧽🪣
清掃する時は、マスクと手袋を付けます😷🧤
ご神前での規則
ご神体を奉斎している部屋をご神前(しんぜん)と呼びます
ご神前は、素足厳禁足🦶❌
ご神前には、
ご神体の他、教祖の教えを書いた教典を始め教団の機関紙などを収納する本棚を設置します
その際、
本棚は人間の目線よりは高く、ご神体より背の低いものにしなければいけません
昨今は、地震の転倒防止機具付きの背の高い本棚がありますが、そういった本棚を設置する時は、
ご神体より高い位置は、何も置いてはいけません
転倒防止機具付きの本棚の場合、ご神体と向かい合わせに置くのも禁止
理由は、たとえ上段に何も置いていなくても本棚がご神体を見下ろすカタチになってしまうので…
転倒防止機具付きの本棚は、ご神体と向き合わず、且つご神体より下座(入り口に近いほう)の壁に設置することになっています
※ もし、下座側の壁に窓🪟があって、本棚が窓を塞ぐカタチになっても、本棚は下座側に設置しなければいけません
本棚に収納する本を置く位置も決められています
いちばん上の段は、教祖の教えを書いた教典
次の段以降は、特に決まっていませんが、聖地の写真集、教団の機関紙、信者の研修テキストなどを収納
本棚以外に設置するものは?
本棚以外に設置するものは、教団オリジナルの仏壇、自宅の仏壇がある場合は並べて設置
昔は、ご神前に仏壇を置いてはいけなかったらしいですが、昨今の住宅事情を考慮して今日では、ご神前に仏壇を置くことが許可されています
教団オリジナルの仏壇については、以下の記事でも触れています
↓↓↓↓↓
その他にやることは?
ご神体をお迎えした家庭は、毎日朝夕にご神体にお参りします
上記の記事では、お参りの手順のみですので、もう少し詳しく解説します
朝夕、ご神体にはお茶、仏壇にはお膳をお供えします
こ神前のお茶はお参り後に頂くと神さまのご利益があるとされています🍵
その他、
ご神前が、西側の部屋の場合は西日が当たりご神体が色あせするので、お参りする時以外は、遮光1級カーテンをかけるように指導されます
以上がご神体についての主な決まりごとです
お読みいただきありがとうございました
ソラ💜