ご神体(しんたい)とはどんなもの?
ご神体とは、祈りの対象となるものです
信者になると、自宅にご神体を奉斎(ホウサイ)しなければなりません
※ご神体を奉斎(ホウサイ)するということを、別の言い方では、“ご神体をお迎えする”と言います
こちらの言い方の方がわかりやすいので、以下“お迎えする”と表現します
自宅にご神体をお迎えしてこそ、一人前の信者として認められます
ご神体をお迎えするには、ある一定の条件があります
ご神体をお迎えする条件とは?
ご神体をお迎えするには、様々な条件があります
家族全員が信者であること
ご神体は大変神聖なものなので、粗相(そそう)がないよう、家族全員がご神体の意味がわかっていなくてはなりません
家族の1人だけが、入信している場合は奉斎を認められません
因みにご神体をお迎えしていない(できない)信者は、信者としてのランクは最下層です
教団は、ご神体の有無によって信者への接し方が違ってきます
設置場所を確保する
ご神体の設置場所は、決められています
主なものは、以下の通り
・自宅の一番奥の部屋
・2階建以上の場合、最上階
・戻り床はダメ
では、詳しく見ていきます
・自宅の一番奥の部屋
ご神体の設置は、玄関から一番遠い位置にある部屋、
つまり自宅の一番奥の部屋と決まっています
お客さまでも、そんなに親しくなければ玄関先や客間までしか入れません
信頼していないと、家の奥までは通せません
そのような意味合いから、このように決められています
信者は、ご神体のお迎えが決まると神床(カンドコ)と呼ばれる床の間を大工さんにお願いして作ってもらいます
地域によっては、教団ご用達の大工さん、信者さんで大工の方にお願いします
・2階建以上の場合、最上階
これは、下の階だと人間の方が上になるからです
人間が上の階にいると、ご神体を足で踏みつけていることになります
集合住宅の場合、昔は最上階へ引っ越さなければご神体をお迎えできなかったようです
昨今では、そこまで厳しくないようです
・戻り床はダメ
戻り床とは、入口から入ってUターンする場所に床の間がある配置です
この他にも、細かい決まりごとがあります
それについては、次回の記事で書きます