宗教団体が政治家に接近する理由
宗教団体が議員に接近するのは、宗教団体がイデオロギー化しているのが一因。
私が活動していた宗教団体は、旧統○教○ほど大きな団体ではなかったですが、それでも議員との結びつきはありました。
なぜ宗教団体は、政治家に近づく?
宗教団体は、
(教祖の教義や理念を通じて)社会を良くしていきたい、と考えています。
政治家は、
社会を良くしていきたい、と考えています。
( )の文言を外すと、互いの目的が一致しています。
※一口に政治家と言っても宗教団体は、国家議員から地方議員まで、あらゆる議員と関わっています。その大半は自民党。
その他、知事、市町村長など、各地の首長ともつながりがあり、彼らの多くは教団行事にもよく顔を出します。
互いにメリットがあるから親密になる
宗教団体は、自分たちの教義や理念を法制化してもらう必要があると考え、政治家に接近します。
政治家にとっても、教団の組織票が入るというメリットがあります。
選挙になると、信者は候補者のボランティアとして支援活動に駆り出されます。
つまり、
信者がボランティアしてくれるので、人件費を抑えられる。
選挙は何かとお金がかかるので、候補者からすると信者のボランティアは大きなメリットです。
この他にも、自民党の党員への加入も半ば強制的にさせられました。
さらに呆れてしまうのは、
自民党員に加入すると、党費の支払い義務があります。
その際教団は、
「自民党の党員費もお布施の一部です。
信者の皆さんが党員になって自民党を支えることは、徳積み(トクヅミ)となります。」
と、言います。
教団が言うことは何でも正しいと鵜呑みにする信者は、喜んで党員になるのです。
熱心な信者になると、本人たちの許可も得ずに子供や孫の名前で党員に登録している人もいました。
政治家にとって、信者は“金ヅル”なんでしょうね。
政治家のためにどんなボランティアをするのか?
いちばん多いのは、電話作戦。
私もやった経験がありますが、ホント大変でした😩
信者は自分のスマホや自宅の電話を使って電話します。
教団は電話作戦のために
信者の家族、親族、友人知人の住所、電話番号などを提出させます。
※一応本人たちの許可は得ていますが…
そして、教団独自で支援者名簿を作成。
この名簿を元に、先ほどの電話作戦をします。
デメリットはないのか?
政治家にとっては、教団との関わりが表面化するとイメージダウンします。
しかし教団にとっては、デメリットはほとんどありません。
一時的に宗教への風当たりが強くなりますが、その程度。
その程度と言ったのは、最近の宗教団体は、新規の入信者などごくわずか。
信者の子供でさえ、入会しない。
なので、政治家との関係が表沙汰になっても教団としては失うものはないからです。
まとめ
宗教とは、神と自分との一対一の関係であるうちは問題ありません。
しかし、
宗教団体が、“人類救済”とか“世界平和”を言い出すと、政治との境界線が曖昧になります。
これが、彼らを親密にさせる一因です。
宗教団体が、
宗教として本来のあり方に戻らない限り、政治家との関わりをなくすのは今後も難しいでしょう。
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