独創力の源
おはりか!
バーチャルメイドデュエリストの曳山まつりかです。
普段はMTGアリーナ上での競技マジックを中心にVtuberとしてTwitchで配信をしたりTwitterをしたりグッズを販売したりしています。
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・Twitch
先日ヒストリックで行われた予選ウィークエンドを「ジェスカイ独創力」というデッキを使用して突破することができました。これにて12月3日から5日にかけて行われるイニストラードチャンピオンシップへ参加することとなります。
かねてから掲げていた、MTGアリーナから世界レベルの大会へ参加するという目標が叶えられました。
多くの声援と祝福の言葉を頂き、またひとつ大きな舞台へ進むことができたことがとても嬉しいです。
この記事では今回の出来事のご報告を兼ねながら、競技マジックに取り組むに当たって大切だと感じたことを共有します。
構築論やデッキガイドのようなものはほとんどありませんが、ボクの体験がリスナーさんやこれから競技マジックに取り組もうという方の役に立てば嬉しいなと思っています。
本稿は大きく分けて以下の2つの内容に分かれています。
・予選を突破するために大切だったこと
・ジェスカイ独創力が生まれた経緯
ひとつはボクがこの予選を突破するに大きな力の源になった部分についてお伝えします。これはデッキ構築やプレイングなどMTGそのものではない部分のお話です。
もうひとつは予選で使った「ジェスカイ独創力」というデッキについての備忘録です。メタゲームの外においやられ、忘れかけられたデッキがどのように復活していったのかを記します。
改めて普段から共にマジックをプレイしてくださるコミュニティのメンバー、そして何より声援を届けてくださるリスナーの皆様に感謝を。
間違いなく、ボク一人ではこの結果は出せませんでした。
本当にありがとうございます…!
予選を突破するのに大切だったこと
デッキ選択やデッキ構築、プレイングやサイドボーディングなど競技マジックには重要な要素がいくつもあります。
今回、運よく結果を残せたことについては以下の3つの要素が大きな割合を占めていました。
1.モチベーションを高めるコミュニティ
ボクは自身の主宰するMatsurika Pros.(自分で言うのはなんか恥ずかしいのですが…)と最近加入したAkio Prosというコミュニティに籍を置いています。
今回予選を突破したデッキはMatsurika Pros.のyojiroさん(https://twitter.com/yojiro2)の意見を多く取り入れたものです。
※Matsurika Prosは名称は紛らわしいですがスポンサードや競技的なコミュニティというわけではありません。元々アリーナのオープンベータ時期にボクが一人でラダーを登るのが寂しいという理由で作った極少人数の「Mythic Ladder」というDiscordサーバーが名称変更したものです。この名称になったのは在籍するyojiroさんが日本選手権2021Season2準優勝を果たしたのが契機です。現在の主な活動は新聞の編集です。
特にyojiroさんが活発に競技マジックをプレイしていることや、AkioProsの方々が連日切磋琢磨する様子を見ることが大きな刺激となりました。さまざまなイベントに取り組みながら結果を報告し合う姿は、直接的な練習をしていなくとも見ているだけで競技マジックに対するモチベーションが大きく上がります。
また手前味噌ではありますが、ボクの発行するMTG新聞「茉莉花新報」を編集しつづけることも、競技マジックに対して興味を持ち続ける習慣となりました。
そして、何よりも配信を見てくれるリスナーや応援してくださるTwitterのフォロワーの方に最もモチベーションをもらっていることは言うまでもありません。
新聞の効果もあり最近では特にみてくださる方が増えました。多くの方がボクのようなバーチャルな存在を認めてくれるというのはとても刺激的かつこの上なく嬉しいことで、同時に安心感をもたらしてくれます。
結果論ではありますがモチベーションが飛躍的に上昇したことと比例してマジックに対して取り組む時間が増え、10月の成績は非常に安定したものとなりました。強豪集うSCG予選のTOP8進出やアリーナオープン2日目進出、そして予選ウィークエンドの突破という実のある結果にも繋がりました。
ボクは特殊な事例だとは思いますが、競技マジックに向き合い続けるには多くエネルギーが必要です。時には私生活に支障をきたしてしまうこともあります。無理は禁物ですがモチベーションを高めるには勝利以外の源泉を見つけることも大事だと感じています。
2.良いルーティンを作る
ボクの場合、特にうまく行っていない時ほど陥りがちなのですが、予選の始まる直前までラダーに潜り調整し、練習し、調整し、練習し…というのを延々と繰り返していざ予選が始まる頃には憔悴しきっている、ということがあります。
そんな状態では良いプレイができるはずもなく、大体ミスプレイを繰り返して敗退することが多いです。デッキも練り込んだつもりが、既存のデッキの方がよっぽど強いというパターンになっていることもあります。
これはよくない、と考えた結果、最近はデッキよりも自分のコンディションを整えることを大事にしています。
あくまでボクの場合は、ですがトーナメント当日には十分な睡眠と食事を取り、あえて直前には練習をしません(誰かの配信を見ることはあります)。その分温かいお風呂にゆったりと浸かって緊張を解し、リラックスした状態で試合の時間を待つようにしています。
オンラインだからこそできる方法ですが、今のところ良い効果を生み出していると感じており、トーナメントに臨む前にリラックスと集中をするためのルーティンとして定着しました。
3.マウスから手を離す
やってしまったことは取り返しがつきません。
試合中はそれが熱く難しいものほど興奮し、視野が狭くなりがちです。
次第に、姿勢が前傾になり、マウスを握る手が強くなったりしてはいないでしょうか。
ボクの場合、そういった状態に陥ると普段なら選択するはずのないポカミスを引き起こすことがしばしばあります。
勢いでプレイを決定しないよう、最近は極力マウスから手を離すことを心がけています。
正直なところマウスに針でも仕込もうかと思うレベルです。
まだ完全に癖として定着はできていませんが、多少はポカミスが減ったような気がしています。
何かを決定する前に一呼吸、マウスの代わりに針...とまでは言いませんがコーヒーカップを掴んでからクリックをしてみるのはいかがでしょうか。
...と、ここまでは今回の勝利の源となったことについてご紹介しました。
お役に立てるもの、立たないもの、あるかもしれませんが少しでも役に立つ機会があれば嬉しいです。
次の章では今回の予選突破デッキ「ジェスカイ独創力」が生まれた経緯をご紹介しようと思います。まもなくイニストラード:真紅の契り 実装ということもあり、この環境でのヒストリックのトーナメントはもうほとんどありません。備忘録として楽しんでいただければ幸いです。
ジェスカイ独創力が生まれた経緯
1.誕生と前環境まで
《不屈の独創力》を使ったコンボデッキはヒストリックに限らずモダンやレガシーなどさまざまなフォーマットで見ることができます。ヒストリックでの独創力デッキが現在のような戦略になったのは前ヒストリックシーズンにおいて《セラの使者》が登場したことがきっかけです。
以前にも《時間のねじれ》と《ヴェロマカス・ロアホールド》との組み合わせでヒストリックを席巻するデッキとして存在していましたが、強すぎて禁止されました。カードパワーの高さは折り紙付きなものの相方を探している状態となっていたのです。
ヒストリックホライズンが実装されると、早速《セラの使者》を採用した《独創力》デッキが登場します。実装直後のトーナメントでは優勝を果たし、早速頭角を表すことになります。プロテクション(クリーチャー)は愚直なアグロを完封する威力があり、対策を取れていないデッキは文字通り手も足も出ません。当時始めたばかりの茉莉花新報にもその様子を記載しています。
そのままヒストリックを支配するデッキになるかと思いきや、翌週のSCG Tour Onlineシリーズでは次第に駆逐されていきました。理由は同カラーの「ジェスカイ・オパス」の台頭です。《マグマ・オパス》を《ミジックスの熟達》で踏み倒すという明快でパワフルなコントロールは《大魔道士の魔除け》と今は亡き《記憶の欠落》を装備し、こちらの大ぶりなコンボを一切許しませんでした。
しかし、当時から「ジェスカイ独創力」を気に入っていたボクは独自のチューンナップを繰り返し「ジェスカイ独創力ヨーリオン」を組み上げます。
初期デッキに採用されていた《ドワーフの鉱山》による色事故の多発に疑問を抱き、マナベースに負荷をかけないアプローチを探すうちに代わりのトークン供給装置として《太陽の神のお告げ》に辿り着いたことがきっかけです。
その流れで《ヨーリオン》も自然と導入することとなり、次第にコンボ・コントロールとしての形が出来上がります。《セラの使者》も3枚では対処されて弾切れになる展開もしばしばあったため、手札にダブつかないように4枚目を搭載するにはどうするか…という課題にも応えた形となりました。
これを持ち込んだSCG Tour Online WeekendではSatelliteトーナメントを周回して合計2バイを獲得するなど、ある程度安定した成績を残したものの本戦では5-3とパッとしない結果に留まりました。
・$5K SCG Tour Online Championship Qualifiers
https://mtgmelee.com/Tournament/View/7596
80枚のコンボデッキというブレ幅の大きさや構造的な「ジェスカイコントロール」に対しての不利が響いたものと分析しています。
ラダーやSatelliteレベルであれば不利マッチでも勝ち越すことはできましたが、猛者の集まる本戦では思い通りにはいきませんでした。
とはいえ、コンボの強力さや配信を通してリスナーさんと一緒に組み上げた思い入れもあるデッキということでチャンスさえあれば使いたいと考えていました。
2.Red Bull Untapped 2021日本予選
約1ヶ月ほど時が進み、イニストラード:真夜中の狩り環境のスタンダードもひと段落。10月23日に行われたRed Bull Untapped 日本予選でヒストリック環境は本格始動しました。日本限定で行われたこのイベントには月末の予選ウィークエンドを見据えて世界中から視線が集まりました。
・Red Bull Untapped 2021 日本予選
ここではボク自身はスタンダードシーンの連戦から休養を取っており、本番は予選ウィークエンドと見据え結果を注視することにしました。
イゼットフェニックスを中心にアグロが台頭、コントロールは《記憶の欠落》を失った影響か、ほぼ全滅という極端な結果となりました。
そんな中、前述のYojiroさんは《予想外の授かり物》を採用し《ドワーフの鉱山》を廃した60枚の「ジェスカイ独創力」で12位に入賞を果たします。これをみて、「独創力」デッキは引き続きこの環境でも活躍できる余地があると考えました。
3.10月アリーナ予選ウィークエンド
予選まではラダーを中心にさまざまな形をテストしながらメタゲームを把握していきました。前環境で愛用したヨーリオン型はもちろん、《大魔道士の魔除け》を採用したタイプ、《アールンドの天啓》と《感電の反復》コンボとハイブリッドしたタイプなど様々な形の中から良いものがないか探っていたのです。
感触が良いタイプ、悪いタイプ両方ありましたがどの形を使っても勝率は非常に高いものでした。いずれもラダーでは70〜80%ほどの勝率です。見返せばデッキの完成度はまだまだ低いものでしたが、その分《独創力》から《セラの使者》を出すという戦略そのものが際立って環境にマッチしているという確信を得ました。
予選前日の金曜日、プロの原根健太さんが「独創力」をテストしているのを発見します。《マグマ・オパス》と《ミジックスの熟達》のコンボをハイブリットした形はまだ試しておらず、興味を引かれました。
感触はとても良く、一本調子だった《独創力》デッキの取れる戦略の幅が一気に広がりました。
マナベースは《ドワーフの鉱山》を廃し、Yojiroさん型に変更。このメリットは大きく、《スレイベンの守護者、サリア》に対して《棘平原の危険》が取れることや、数が多いと予想される「イゼットフェニックス」に特に有効な《安らかなる眠り》をサイドボードから安定して設置できるようになりました。
《ドワーフの鉱山》を廃したことによる《独創力》の種不足も懸念しましたが、先にYojiroさんが結果を残していたので、安心して判断することができました。
そして出来上がったのが初日のデッキです。
この時点ではマナベース以外は原根さんのリストに近く、サイドボードもふわふわしており、かなり荒削りです。
1:イゼフェニ○
2:白単○
3:イゼフェニ○
4:エルフ○
5:ジャンドフード○
6:ジェスカイコン ×
7:イゼフェニ ×
8:赤単○
9:グルール○
しかしながら無事、7勝2敗で初日を通過。予想通り、コントロールは少なく手応えを感じました。
同時に改善点も多く見つかります。
・手札が重くなり易くマリガンが多いこと
・軽く時間を稼ぐカードが少ないこと
・上記により《表現の反復》が手札に重なると負けに直結すること
課題が明確だったため、yojiroさんと相談しながら2マナ除去の追加や土地の増量、サイドボードの練り込みなどを進めました。
また、AkioProsの方でSWDさん(https://twitter.com/BWD_shine)が流行の兆しをみせていた「エンチャントレス」対策に《川の叱責》を採用しているところを見かけます。これが2日目に大いに役立ちます。
この段階での「エンチャントレス」とのゲーム展開は、お互いにロックをかけた後ライブラリーアウトに持ち込むパターンが多かったので積極的に勝つプランがなく、少し危ないと感じていたので目から鱗でした。
調整を経て2日目に持ち込んだデッキはこちらです。
初日と比較すると重いマナ域のカードが減らされ《火の予言》など軽い除去を多く搭載する形となりました。
序盤の動きもオパスコンボに頼り切りとならず、スムーズになり高いマナ域のカードが減り土地が増量されたことでマリガン率も低下しました。
10:黒単ゾンビ○
11:イゼフェニ○
12:イゼフェニ○
13:ゴルガリフード○
14:エンチャントレス○
15:赤単フェニックス×
16:エンチャントレス×
17:ゴルガリフード○
18:エンチャントレス○
結果は7-2。晴れてウィークエンド予選を突破という悲願を果たすことができました。実質的にはいまはなきPTQを優勝したと言えるでしょう。
2日目は相手のレベルも高くなりますが、それに合わせてデッキの完成度もレベルアップできたと自負しています。
4.11月アリーナ予選ウィークエンド
これでめでたし、めでたし...といかないのが今回のシーズンです。
一通り喜んだ後はすぐに次のトーナメントに備えることになります。
実はこの予選で獲得した権利は「イニストラードチャンピオンシップ」のものであり、1週間後には再び同じフォーマットで「神河:輝ける世界チャンピオンシップ」の予選ウィークエンドが控えていたからです。
数日の休養ののち、再びデッキの調整を再開します。
ボクと同じく「イニストラードチャンピオンシップ」の予選ウィークエンドを突破したデッキは、「セレズニア人間」と「ゴルガリフード」が大半を占めていました。特に「ゴルガリフード」はこの結果を受けてややマイナーなデッキから一気にメジャーとなり研究が進んで行きました。
次の週末は「セレズニア人間」と「ゴルガリフード」がメタゲームの中心となることは容易に予想がつきます。
メタゲームに合わせてデッキを変更すべきか悩むところでしたが、幸いなことに「ジェスカイ独創力」はこの2つのデッキに対しては戦いやすい構成をしています。
「セレズニア人間」に対しては《セラの使者》さえ着地すれば守るだけで良く、「ゴルガリフード」は《安らかなる眠り》がキラーカードとして有効だからです。元々人気のある「イゼットフェニックス」に対しては両方が有効ですし、ストリーマーの方々が対「セレズニア人間」「ゴルガリフード」用最終兵器として調整していた「ゴブリン」に対しても楽に立ち回れます。
予選突破デッキとしてある程度意識されてしまった部分はあるものの、メタゲーム上の立ち位置としては前週と同等かそれ以上のポジションとなっていました。懸念点といえば「フード」デッキによって環境速度がスローになりコントロールデッキの活躍する余地が生まれたところでしたが、他のデッキに習熟する時間もないため割り切ることにしました。
前週から大きく改善されたのはマナベースで、これはAkioProsのジョンさん(https://twitter.com/AcediaSloth)が考案したものです。以前はショックランドとチェックランドがベースとなっており、アンタップイン率は高いもののライフの消耗が激しいものでした。こちらの形だと序盤に欲しい赤と青はファストランドで、後半に欲しい白はスロウランドで賄われるという理にかなった構成でライフの損失が激減します。対策される側でもあり、《セラの使者》だけでは勝ちづらくなった状態では大きなメリットになりました。
サイドボードもよりシェイプアップされました。
《セラの使者》もしくは《ミジックスの熟達》だけが勝ちパターンだと脆くなってしまったため、《絶え間ない飢餓、ウラモグ》や《パルン、ニヴ=ミゼット》+《好奇心》コンボで相手のゲームプランをさらにずらすことが可能になっています。苦手なコントロールデッキ相手への僅かな抵抗で、デッキ非公開性のトーナメントの特性を活かした形です。
結果、初日は7-2で突破。2日目は5-3で敗退となりました。
初日
1:サイクリング ○
2:緑単アグロ ×
3:白単人間 ○
4:セレズニア人間 ○
5:赤単マッドネス ○
6:ジェスカイコントロール ×
7:親和 ○
8:ジャンド城塞 ○
9:セレズニア人間 ○
Day2
10:セレズニア人間 ×
11:赤黒ゴブリン ○
12:緑単アグロ ○
13:ジャンドフード ×
14:イゼットフェニックス ○
15:イゼットフェニックス ○
16:ジェスカイオパス ○
17:ジェスカイオパス ×
懸念していたコントロールを連続で踏んでしまい、1マッチは取れたものの崖っぷちのところで落としてしまいました。
結果的には残念ではありますが、かなり苦手なマッチアップであり、それを拾うことが可能なゲームプランを作ることができたのは大きな収穫です。
また、最後の「ジェスカイオパス」との対戦は非常にエキサイティングで記憶に残る試合でした。対戦相手の方のファンの方からTwitchの配信を教えていただけました。ボクがいうのもなんですが是非アーカイブを視聴してみてください。勝利の瞬間の喜び方は見ている方も嬉しくなります(対戦相手はボクですが)。
・Tian Fa Mun
https://www.twitch.tv/upumpa89
相手視点に立って振り返ると、第3ゲームでは3箇所ほどターニングポイントがあり、そこをうまく辿ることが出来ればモノにできた可能性があったと気がつきます。それだけに悔しい試合でしたが、これが現在の実力だと学ぶこともできました。
というわけで、ボクの今シーズンのヒストリックは終了しました。
良いデッキと巡り合い、コミュニティに助けられて成長し、壁を超え、また壁にぶつかるという漫画のような旅の時間を過ごすことができました。
何度も繰り返しにはなりますが、心強いコミュニティと普段から支えてくれるリスナーさんたちのおかげです。
改めてありがとうございました。
Ex. TIPs
最後に「ジェスカイ独創力」を使う際のポイントを簡単に紹介します。
・マリガンは少し強気に
相手次第ですが、《セラの使者》を出して除去がなければ勝ちます。
・《独創力》はできるだけX=2以上で
おおむねアグロ相手には[クリーチャー]と[インスタント]を指定すれば大丈夫です。入ってるカードが読めない場合には[クリーチャー][クリーチャー]とすると良いでしょう(《大渦の脈動》や《石の宣告》に注意)
・クリーチャーのサイドインは要注意
《独創力》で捲れるカードが《セラの使者》以外の可能性が生まれるとゲームプランを立てるのが非常に難しくなります。《セラの使者》かそうでないかをしっかり見極めましょう。
・メインボードは思い切って、サイドボード後は慎重に
《セラの使者》を簡単に除去できるカードはそう多くありません。押し付けの強いヒストリックのデッキの多くはメインボードに数枚しか対処できるカードはないでしょう。押されている場合は思い切って単体で着地させるプランも念頭にいれましょう。対して、サイドボード後は除去が多く入ってきます。こちらもカウンターで迎え撃つか、ゲームレンジが許すなら《セラの使者》を使わないパターンで意表をつくのも良いでしょう。
以上、最後までお読みくださりありがとうございました。
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それではよき《独創力》ライフを!
おつりか!
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掲載している写真は フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)さんより使用しました。
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