【ひとりごと290-292】
2021.11.5-11.10
ええもんいちのおはなし①
バタバタしてお礼の投稿が遅れてしまいましたが、一昨日、開催された「ええもんいち」。
青空の下、無事に終了しました〜!
初めてお会いできたみなさん、ひさびさの再会ができたみなさん。うれしい1日をご一緒くださり、演奏に耳を傾けてくださり、おしゃべりや、投げ銭での応援まで・・・あらためまして、本当にありがとうございました!
出店者の方々やお客さまから送っていただいた写真とともに、3回に分けてレポートを綴りたいと思います◎
*****
「ふるいもの、いいもの、ええもんいち」は、久留里の街で愛される名店「東ノハテノ国 くるり食堂」のマルシェ&リサイクルマーケット。
大人気でいつも忙しいレストランを切り盛りするのは、ピカイチの料理の腕とセンス、食や農やアートをこよなく愛する心、地元を想うまっすぐな志を持ち合わせた美しい女性、ゆうちゃん。
「東ノハテノ国」の店主である彼女とは、数年前、チーズ工房【千】sen さんでのボジョレーコンサートに出演させていただいたときに出会い、彼女の料理の繊細な味わいに感動して、それからたびたびお店を訪れていました。
今年2年目の開催となる「ええもんいち」当日は、ちょうど大きなオーガニックイベントが同時に開催されていて。お友達もたくさん集まるし、親友のシンガーソングライター松本佳奈ちゃんも出演が決まっていたので、そちらへ遊びにいこうかなー?と思っていたところ、お店へランチをしに行ったときに、たまたま「ええもんいち」開催のことをゆうちゃんから聞きました。
「素敵な企画!なにか生演奏がお役に立てそうだったら、わたし集客力はぜんぜんないけど、歌おっか???ピアノでBGMゆるゆる弾いてるだけでもいいし!」
そんなすごく気軽な会話から
ライブのお話がはじまりました。
以下は、ゆうちゃんとのやりとり。
*****
久留里に来たら、東ノハテノ国だけじゃなくて、久留里に暮らす住民に出会い、知り合いになり、ここにある豊かな水から始まるいとなみと歴史に出会って欲しいと思って、ええもんいち始めました。
当たり前のことだけど、雨が降り、山がその水を蓄え、栄養豊富な山の水で農家の皆さんが野菜を作り、その野菜が東ノハテノ国の料理となっていること。
野菜を作ってくれる農家の皆さんのありがたさも実感してほしくて、何日も何ヶ月もかけて育てた苦労の結晶の野菜が、本当に安い価格で買えること。
私だったら何十日も世話した茄子なら、一個1000円で売りたいくらいなのに、それがほんの数百円で買える。。そのありがたさを実感し農家という職業で頑張ってくださる次の世代を担う若者たちに出会い、感謝の気持ちと応援をいただければと思ってます。
また、東ノハテノ国に集ってくる人達は、本当に面白い人ばかり。たまにはみんなが集まって一日一緒に楽しめたら!
と、思ってまーす\(^o^)/
*****
ね!もう!惚れちゃうよねっ。笑
「優ちゃん」という名前どおりの魅力的な店主に会いに、ピュアな真心がこもった料理を味わいに。ぜひ一度、足を運んでみてください!
ファンディングでデート券を買ってくださった方と、ドライブして行くのも楽しそう〜!って想像しています(自分が食べたいだけ説w)
スリル満点な当日のおはなしは
②につづく〜!
ええもんいちのおはなし②
これからは自分ひとりでも小さなライブをたくさんできるようにと、勇気を出して買ったばかりの音響機材。
部屋から持ち出して、セッティングから自分の力だけでやるのは、この日が初めて(こないだ、機材を選んでくれた盟友のパーカッショニストくまちゃんにレクチャーを受けたばかり)!
15年間「自分で音響操作をする」を一度たりともチャレンジしなかったのは、本当に本当に、機械が苦手だから。爆発しそうに見える。
眺めるだけで怖いのだ、さわるのなんて本当に怖い。
昔はライブハウスなんかでも、わたしの出番ではよく怪奇現象が起きていて、スピーカーに謎のノイズが乗ったり、突然こわれたりすることは頻繁にあった。
基本的に、電気と相性がよくないらしい(いや、わたしの抱く恐怖心がそうさせているだけなのかもしれないけど、本当に怖いのだからもうしょうがないw)
「大丈夫だよ、たくさん練習したし、昨日まで音はちゃんと出ていたし!これ以上ないシンプルな回線ってくまちゃんも言ってたんだ、ぜったいに大丈夫・・・」
胸のガクブルを落ち着かせながら、よいしょよいしょと機材を降ろし配置をして、注意深くコードをつないでいく。ボタンを押して、電源を入れて・・・
あれっ?ピアノの高音のほうぜんぜん出ない。
音色もすごく変。
マイクの音もモゴモゴして、これぜったいなんか変!
でも。何がまちがってるのーーーーー!?!?
あまりの混乱と絶望にフリーズして青ざめていると、隣で販売の準備をしていた「とりかいさんちのたまご」の鳥飼(とりかい)さんが「ん、どうしたんですか?」と声をかけてくれた。
「なんか・・・音が出なくて。
今日ライブできないかも。」
「え!このスピーカーBOSEですか?
ちょっと見ていいすか。」
なんと。彼はご自身でもギターを弾いて作曲や打ち込みなんかもされている、音楽や機材に超くわしい、奇跡のたまご屋さんだったのだ(たまご屋さんとしても、テレビに出演されるほど有名)。
鳥飼さんと、ああでもないこうでもないと手を尽くすこと1時間以上。わたしは、もう時間的にこれ以上は試すのムリだから、あきらめようと思って彼に伝えた。
「いっぱい手伝ってくれてありがとう、でももう今日はちょっと難しそうだから、電子ピアノから出る音にマイクなしの声で歌って、なんとか乗りきります!本当ありがとうございます」
「あ、いや・・・これ、電圧かもしれないしスピーカーかもしれないから。あとそれだけ試してみましょうよ。それでもダメだったら、諦めましょう?だって、悔しいから。せっかくなのに。良い音で聴きたいじゃないっすか。」
わたしはもう涙がじわーと出てきていたので、負けちゃいけない、負けちゃいけないっ、と思いながら、鳥飼さんが機械をいじっている背中を、なんにもできず無言で見つめていた。
やっぱり自分ひとりでできるって、思ったからいけなかったのかなぁ。練習が足りなかったのかな。もう今日は良いライブできないんだろうか。ひさびさのライブ、思いきりやりたかったけどな・・・
かなり弱気になっていたけど。
鳥飼さんの背中を見ていたら、自分がこんなに落ちこんでちゃダメだ!と思い直した。
機械の音が出なくても。
わたしには声があるんだから。
出なかったら出なかったで、叫ぼう!
なんとかなる!ていうか、なんとかする!
だってファンディングだって、なんとかなった。
大事なのは、わたしがここにいるっていうこと
もうそんだけで、表現は完了できてるんじゃないか!
そうして今までどんなことをやり直しても変わらなかったのに、彼がスピーカーの部品を抜いてから、もう一度差し込んだとき。
音が、出た・・・・?
え?コレ、空耳かな?まさか、でも、音・・・・
出てる!!!!!!!!
「音、出ましたね!」
「出てるううううううう!」
わたしは、もうこの日のすべてのパワーを使い果たした気持ちだった。腰が抜けたみたいにベンチに座って「いやぁー!はー。ほわー。ガーーー。」といった変な声をずっと漏らしていた。
ほんとうだったらリサイクルマーケットをゆっくり楽しんで見たり、ワークショップに参加したりする予定だったのに、なんにも手につかなかった。
そして衣装に持ってきていた鮮やかな色合いの着物すら羽織るのを忘れ去って、真っ黒けの服のままで演奏した。
まるで出来のわるい音響スタッフだった。笑
直射日光という名の天然スポットライトは超まぶしくて、暑かったけど生きてる!って感じがしたし、特等席で聴いてくれてた子どもたちは悶えるほど可愛かったし、即興で出てきた「ええもんいち」の曲は、なかなかキャッチーで歌いやすい雰囲気だったし。
ほんとうはステージ中のことを書きたかったんだけど、思い出すことといえばこの「音まじ出ません事件」が強力すぎて、すべてをぼんやりにしてしまう。
とりかいさん。とりかいさんは神。
静かだけど絶対にあきらめない強いハート。
元気な鶏を育てておいしいたまごを作る人の
底力、に圧倒されました。感動した・・・
ていうか、とりかいさんがわたしの隣のブースになるように決めてくれたゆうちゃんも、スゴい!そうじゃなかったら確実に、この日あんなライブできてない。
本当に、ありがとうじゃ言い尽くせないので
代わりに叫ばせてもらいたいと思います。
コケコッコウ!!!!!!!!!!!!!!!!
ええもんいちのおはなし③の
最終話へつづく。
ええもんいちのおはなし③
リサイクルマーケット&マルシェの「ええもんいち」では「東ノハテノ国」の住人でもある、クリエイティブで愉快な方たちとたくさんお会いすることができました。たのしかった!
ライブは「投げ銭」制とさせていただいていたのですが、収益のことなんにも考えていなかったので「投げるものはお金じゃなくて、投げ野菜とか!な〜んでもいいですよ〜!」とライブ中にアナウンス。笑
すると出店者の方々から・・・
投げジャム、投げ茶碗。
投げ鉄、投げ栞、投げネックレス。
そして、投げたまご〜!笑
おもしろい素敵なものをたくさん投げていただいて。
(ワレモノが多かったこともあり、実際に投げられてはいませんw)
あー。こういうの一番かけがえがないよなぁ。
お金ももちろんうれしいよ。なんにだって使えて。
だけど、みんなの愛のこもった大切な作品って
最高すぎる贈りものじゃないの!
打ち上げで心ゆくまでお喋りをして、おうちに帰ったそのあとも、みんなの投げ作品たちを並べて見つめて、指でさわったり身につけたりして、うっとり。
ほくほく豊かな、至福の1日でした。
そして超うれしかったのが、おひるに美味しい「鹿肉ボロネーゼ」を作ってくださった「いのか」スタッフでシェフの方が、狩りをするところを見学させてくださる、という話になって!
いつか息子も連れて一緒にいきたいけど、まずは一人で。
早ければ今週末に「鹿狩り」の見学、初体験をさせてもらえることになりました。
3年前、房総半島の有害鳥獣被害を何とかしたい!と若い仲間で集まって創業された「房総いのかジビエセンター」さんは、社長さんを含めほとんどが20代の方なのだとか。お話も聞いてみたいし、ものすごく大きなインスピレーションをもらえそうで、ワクワクしています。
また、レポートしますね◎
お隣にある酒屋さんのご夫婦や、すぐそばのガソリンスタンドのおじいさんも、とても親切にイベント開催を応援してくださっていたし、駐車場係をしてくださったジェントルマンの方は、歌をすごく気に入ってくださって!
CDもご購入くださいました。そしてアニソン時代のYouTubeまで漁りはじめてた!はずかしいからやめてくれ〜!笑
いやはや、本当にありがたかったです。
最後になりましたが、ゆうちゃんお疲れさま!
素晴らしい1日を本当にありがとう。
Special Thanks
投げジャム from 松崎農園さん。
投げ茶碗 from 陶芸yanaさん。
投げ鉄 from 鍛鉄工房ZESTさん。
投げ栞 from TRIP TRACKSさん。
投げネックレス from 七次元さん。
投げたまご from とりかいさんちのたまごさん。
ええもんいち、の即興の歌は
どこかのタイミングで完成させたいと思います◎
お会いできたみなさん、ありがとうございました〜!
おうちプロジェクトの構想
先日、心の友が北海道から東京へきていて
彼がラジオ収録のときに言った言葉。
「なんにも準備できてなくてもさ。やってみないとはじまらない!と思って」
や。ほんとそーなんだよね!
何かを「やりはじめる」って、ものすごいエネルギー。逆に言えば、その最初の一歩のきもちさえ行動にうつせたら、あとは流れていく。運ばれていく。なるようになっていく。
「自分に覚悟があるのか。そうなりたいのか。ていうかほんとにそれやりたいことなんですか?」の内観。その確認作業からの宣言、だけなんだよな。って、思います。
わたしは今、2つの朽ちた納屋、使われていない井戸、広い畑と庭、そして古い昭和家屋のある500坪の敷地を借りて住みはじめています。
パートナーと2人で手を入れていこうとイメージして東京から一緒に引越してきたけど、ためしてみたら彼はここでの生活とフィットしなかったので、今はさよならして、自分1人で管理をしていくことになっている。
この場所と出会ってもうすぐ半年。
水道電気ガスなどのライフラインは整ったけど、ねずみたちはまだ天井裏をバタバタ駆けまわっているし、昨日はトイレのタンクが壊れたし、笑、まだ真冬を経験していない状態なので、時期尚早といえるかもしれない。
のですが!
3〜5年計画くらいのきもちで、長いスパンで、やっぱりこのスペースを「みんなの居場所」に育てていきたいきもちが消えない。
子どもたちがマスクしないで駆けまわれたり、泥んこになるのを気にしないで自然体験ができたり、おとなたちはゆっくりお茶したり、マッサージを受けられたりセルフケアについて学んだり、自由に絵を描いたり好きな本を読んだり、生の音楽をきいたり料理して晩ごはんのおかず持って帰ったり。遠くから訪ねてきてくれた旅人には、お泊まりして疲れを癒してほしい。
「田舎のおばあちゃんち」みたいに、ちょっと寄ってって、酵素玄米とお味噌汁できてるよ〜。あ、子ども3時間預かってるから近くの古民家カフェでのんびりリフレッシュしてきてもいいよ〜。って声かけれるような気軽さと温かさで。
そういう「みんなの居場所」やっぱり作りたい。
眠れずに疲れているママたちの姿を見るたびに
未来ある子どもたちの輝きに触れるたびに思う。
あー。自分は人間がすごい得意なわけじゃないし
むしろ1人でいるのが一番すきだけど
空間づくりなら、やれることあるんじゃないか
政治や、街中のルールに不満を言い続けるよりは
居心地いいと思える場所、自分にできる範囲で
提供できたら人生それで充分なんじゃないかって
ぼんやりと、考えているんです。
で、わたし1人じゃ何にも手につかない、
ていうかこないだ直売所で買ってきたスミレとビオラの苗さえまだ植えてあげられてなくて、枯らしそう!みたいな状態のダメ人間まっしぐらなわたしなのですが、笑笑
言葉にするのは今すぐにでもできる!
ということで、こんな人がいたら出会いたいな、一度おうちを見学しにきてもらってお話したいな、という人物像を、とりいそぎ言葉にしてみます。
*****
①庭と畑の隊長!ガーデナーさん
未来のイメージとして、畑にビオトープのようなおおきな池をつくりたい。まわりが田んぼに囲まれているため、土の水分を調整する必要があるそうです。
ほったらかしでも育つ丈夫な果樹やハーブを植えたい。そのための畑の設計をして、どの季節になにをすべきかいっしょに視覚化してくださる方と出会いたい。
長くお付き合いをしたいので、通ってくださる方、交通費やごはん代、材料費はすべてこちら持ちで、この土地を使って実験するような気持ちで、いっしょにトライしたいと感じてくださる方。
②母屋の隊長!ラブDIYさん
壁の雨漏りしている部分や、お風呂の崩れかけた砂壁、漆喰を塗り直したいところ、畳を無垢材の板に張り替えたいところなど、こまごまとあります。単発でのお付き合いオッケー。おひるごはん、よかったら食べていってください。笑
③納屋の隊長!変なことやりたいさん
個人的な趣味になりますが、コブハウス、ストローベイルハウスに興味しんしんです。そこだけ電磁波の入らない、ちょっと風変わりな小さな空間をつくるのが夢◎ アイルランドへ行ったときに見た小屋の影響が強いのかなぁ。このへん、特にふわふわしてるので、いっしょに方法を探るところからお付き合いしてくださる方〜!
*****
お金の問題はもちろんあるけど、まずは波長の合う方と、いっしょにやりたい。
その過程も、オープンにお伝えしながら楽しんでいきたいです。
頭の中のこと、書いたぞ!書いただけ!
でも書かないよりは一歩前へ!笑
さあ、今日は「長南集学校」での文化祭と、チーズ工房【千】senさんの営業日。いすみ市のブラウンズフィールドでは、秋の収穫祭も開催されているそう!
体力と相談しながらですが、地球を愛する素敵な人たちが心をこめて準備した大切なイベントが盛りあがるように、微力ながらおじゃましていきたいと思います◎
みなさん、それぞれにそれぞれの場所で
大切な1日をお過ごしください!🌿
写真は、昨日の里山市でのまつかなちゃんステージ!青空できもちよかったー!子ども2匹をあずかり、歌いながらドライブしたり、おうち近くの牧場へお馬さん見に行ったり、日が暮れるまであそびました。昨日のことは、また書くね!
(書かなきゃいかんこと溜まりすぎw)
Mr.Bean
【ひとりごと290】
Mr.Bean の映画の中に
今わたしたち、真顔でいるのよ。
千葉のアイルランド
【ひとりごと291】
今日は「癒しの里」竹林整備の方達へ、酵素玄米のお届けと、里山市でゲットできたレフレールさんのおいしいパンの差し入れ!
畑で採れたてのやきいもと、優しい味の豚汁も〜!
もうずいぶん昔のことになるけど、アイルランドに行ったとき、みんなおひるはパンだけ、とか、チーズだけ挟んだ簡単すぎるサンドイッチ、とかで、ほんとにシンプルだったのね。しかもそんなに美味しくもない、どっちかというと美味しくないw
だけど、晴れてるとみんな外に出て、強い風を浴びながらきもちよさそうに食べててさ。
それを見て、自分もそうして食べてみたとき、あーそっか。この雄大な空と草原、海や風さえあれば、食べてるものが何だって、最高のしあわせと贅沢を感じられちゃうのか。
だから要らないんだな、凝ったお料理も美しいお弁当も。この景色が、この時間が一番のごちそうなんだ。って理解したの、今日ふと突然、思い出しました。
青空の下、秋の陽射しを感じながらのおひるごはん。
ここは日本だけど、なんかあのとき感じた懐かしさや安心を、同じように感じながら生きられたらいいな。
正直、日本じゃ無理だよねってあきらめていた時期もあった。今も、あのアイルランドの大地に立ったときの空気を越えられる場所は、わたしにとってはまだ、この国のどこにも見つかってはいない。
いつも恋しい。帰りたい、と思って泣いてしまう日もたくさんある。
でもちょっとずつ、つくりたいな。
10年くらいは、かかりそうだけど。
ゆっくりあわてず、心地よいぺースでね。
ランチのあとは、なんか体だるいんだよなーと思って、パソコン作業デイのつもりだったけど、思いきって家のメンテナンス!
掃除したり、花を生けかえたり、畑でゴミ燃やしたり、玄関まわりだけ草抜きしたり。気になっていたスミレとビオラの苗たちも、やっと植えてあげられたー!
ちょっとスッキリしたのでこれからようやく、パソコン作業やります。溜めこんだ記事を書いてこっちもスッキリしよう。
日が暮れるの早くなりましたねー。
まだ17:00前なのに、もう夜みたい。
長南集学校・文化祭①
朝、カフェラテを淹れて出かける準備をしていたら、10時にどこからともなく響いてきた「和太鼓」の音色。そう、この日は長南集学校(ちょうなんしゅうがっこう)の文化祭!
あわわ。ということは!
ちょっと遅刻しているー!!!笑
なんと、車で10分くらい?けっこう距離があるはずなのですが、風向きがちょうどこちらに流れてきていたのか、わたしの家までお祭りスタートを告げる太鼓の音が、きこえてきたのです!
でも、なんかもうそれだけで、
朝からじわじわと泣けてきてしまった。
去年から風邪の騒動で、心をこめて準備されてきたお祭りがどんだけ中止にさせられてきたかわからない。
ああ、今日は、お祭りなんだー。
そう考えただけで、胸がきゅううと締めつけられた。
車で会場へ向かうと、すぐそばの駐車場は満車なので、役場のほうへ停めてシャトルバスで来てください!と係の人。
おおおおお、満車なんだ!賑わってる〜!
よかった!よかった!と感動しながら車を移動して、ちょっとした旅行気分でシャトルバスに乗り込んだ。
会場となる「長南集学校」は、廃校リノベーションで企業が事務所を構えたり、パソコンの相談所やお洒落なカフェがあったり、音楽室や教室のレンタルなどもしていて、町の人たちが集まるハブのような役割をはたしている素晴らしいスポット。
個人的には、お年寄りだけ、若い人だけ、地元の人だけ、移住者だけ、というふうに「層」が固まっていなくて、みいんながいっしょに集まっている、という風景が、ありそうであんまりなくてすごく良いなぁと感じる。
この日の文化祭も、出店者と来場者どちらを見ても、ほんとうにバランスよく老若男女が集まっている印象だった。途中ちょっぴり雨もぱらついたけど、大盛況!すごいなぁ◎
先日、目標の150万円に無事到達したファンディングにも、わたしはまだ引越してきたばかりの新参者だというのに、町の人たちがたくさん応援してくれた。
お一人お一人に直接会えて、お喋りもできてすごーくうれしかった!みなさん優しくしてくれて本当に、ありがとうございまーす。泣
写真は
カフェこっとんぼーるさんのご夫婦が教えてくださってめっちゃ可愛かった「イチョウチョウチョ」!
くるんって結んで茎を半分に割くんだけど、簡単にできるし葉っぱの大きさや色合いによって種類のちがうチョウチョになるし。萌えすぎました。
長くなったので②につづく〜!
長南集学校・文化祭②
まだ千葉へ引越してくる前、ライブで演奏したときにお会いできた「結ごはん」さんが出店されていたー!めちゃくちゃひさしぶりだったのに覚えていてくださってうれしかった。泣
ということで、数あるお店の中からこの日のランチは沖縄そばをチョイス!
こういうとき、ああ胃袋が宇宙だったらいいのに・・・と切実に思います笑
心と体に沁みこんでいく、優しい味わい。
一口食べた瞬間に、あの斎場御嶽の空気感が走馬灯のように脳内を駆けめぐり、もう、めっちゃ沖縄に行きたくなってしまったw ごはんのパワーって、本当にすごいなー。
そして、芳泉茶寮さんの杏仁豆腐と八兵衛珈琲さんのコーヒーゼリーコラボ作品をデザートに!
なにこれ級の、黄金比率。口の中でふわんと広がる味の奥ゆきが絶妙だし、ドラマチックな組み合わせにも程がある。
「偶然という名の必然」というセリフは、これを食べるとき使うために生まれたんだなって、理解しました。
本当に、類まれなるラブストーリーを開発していただき、ありがとうございました・・・
座って食べられる場所がないなー?
と思ってキョロキョロしていたら、地域おこし協力隊のさっちゃんが「あそこのイチョウの木の下に、特等席!ありますよ〜!」と、連れていってくれて。
キャンプ用の座り心地のいいチェアで、ゆっくりごはんを食べれて、行き交う人々を観察できて。上を見上げれば、表情豊かなイチョウの木の葉のグラデーション。ベストスポットだった・・・お世話になりました!
そしてこのあと、ひょんなことから突然の取材を受けることにw
最終話の③へつづく〜!
長南集学校・文化祭③
途中で雨がぱらついてきたので、校舎の中へ入って雨やどりしていると、木工室、というところに初めて行き着いた。
あれ?こんなところあったんだーと中へ足を踏み入れると、それはそれは素敵な作品たちが所せましと並べられている。作家さんである、ジブリ映画に出てきそうな雰囲気のおじさんが、ちょうど一人の女性と話をしているところだった。
おじさんは学校の先生で美術を教えていたんだけど、今はこうして長南集学校の木工室で、廃材なんかを中心に木材の加工をして作品を作ったり、希望者に木材加工の体験を提供しているらしい。
捨てられるはずだったものに新しい命が吹きこまれていく瞬間は、とても大きな喜びに包まれる。その素晴らしさや感動を、モノは買うのが当たり前なこの時代に、子どもたちはもちろん大人にも、味わって実感してもらえたらという願いを込めて制作を続けているそうだ。
(作品を眺めながらのかいつまみ盗み聞き、すいませんw)
女性は大きくうなずきながら、懸命にメモを取っていた。彼の写真も撮っていたので、インタビュアーの方だとわかった。
わたしは、細やかな彫り痕のあるカッティングボードが吸い込まれるような魅力を放っていたので(しかも3000円!めちゃくちゃ時間をかけて作られただろうに、安すぎる)それを購入してから教室を出ようと思ってお話が終わるのを離れて待っていると
「おしゃれですね〜!どちらから来られたんですか?」
えっ。これはもしかして、
こっちもついでに取材!のパターンw
それで、半年前に引っ越してきたことを話すと、興味を持ってくださったのかどんどんと質問が飛んできて、歌をうたっていることや町の印象、東京との暮らしの違いなどなど、ジブリのおじさんと同じくらいたくさん話して、素性が明るみに。はずかしいw
今回は、廃校リノベーションを特集する雑誌のインタビューだったそうなのだけど、また改めて取材をさせてもらうかもしれないから、と名刺をいただいてお別れし、わたしはようやくカッティングボードください、とおじさんに伝えた。
「これはね、小学校の机だったの。捨てちゃうって言うから譲ってもらって、きれいに加工してね。木材自体は、伐採してから80年は軽く経ってるはずだよ。」
おじさんは、突然取材させてくれって言われてどうしようかと思ったよ、と笑っていたけど、すごくうれしそうにわたしにもいろんな話をしてくれた。
そのどれもが大切なエピソードだったので、またあそびにきます、ご近所なので、とごあいさつして、すべすべした手触りのまるいお皿も追加で購入してから、木工室を去った。
凄腕サックス奏者のお友達に一目会いたくてウロチョロ探したけど、見つけられずに時間切れ。体育館で、ダンスの発表会以外にコンサートもあっていることに木工室を出てから気づいて、あああああしまった!と思ったけど(バタバタしてなんにも情報収集できていなかった・・・)
またあの美しい音楽室へ会いにいこう。
彼は長南集学校の、音楽室のアルジなのだ◎
お薬師豆腐さんの美味しいお豆腐も買えたし、芳泉茶寮さんの山椒油もやっと手に入った!(前、買えたと思っていたらそれは辣油のほうだったみたいで間違っていましたw)
これで、絶品湯豆腐の準備ばんたん。
冬支度がちゃくちゃくと進んでいます。
ステージ出演もトライしたいと思っていたけど・・・
来年も、お客さんとして来たいと素直に思える、とっても楽しいお祭りでした◎
学校を管理されている方、ご近所の方、駐車場やシャトルバス案内係の方、出店の方・・・準備からお片づけまで、本当にお疲れさまでした!
心のこもったエネルギッシュなお祭りの開催に、よいパワーをもらってまた新しく頑張れそうです。
お会いできたみなさん、ありがとうございました〜!
晴れの日焦燥シンドローム
【ひとりごと292】
田舎暮らし初心者の患う有名な病気のひとつに「晴れの日焦燥シンドローム」というのがある。
呼び名は今勝手に自分でつけたのだけど、朝おきて空がピカピカに晴れていると「うわっ!晴れた!晴れている!お日さまが出ているうちに、なんか作業を進めないと!」と感じて焦ってしまい、そのくせ効率よくいろんなことを終わらせられるわけではないので、日暮れが近づくと一人で悲しくなって泣いてしまう、というもの。
草刈り。野菜畑や庭の手入れ。
片付け。床の拭き掃除。机の上に溜まった書類の整理。
お洗濯。布団干し。お皿洗い。生ゴミの処理。
郵送。なんかの手続き。買い出し。
SNSの投稿。メールの返信。
晴れている日はこういうのが、いっきに自分のほうへ手を伸ばしてくる感覚に襲われて、一体どれから手をつけていいのかわからなくなってフリーズしてしまう。
落ち着いて、とりあえずお茶でも淹れよう、と思ってコーヒーを飲みながらスマホをいじってしまったが最後、いつの間にかほとんどどうでもよいネットサーフィンに取り憑かれて、気づけば何時間か過ぎ去ってしまい「しまったァァ!」とだらしのない自分を責めるお決まりのパターンにならないようにしようとすると、緊張感が抜けずに全身が凝り固まってしまうこともある。
この流れまで全部ひっくるめて、シンドロームは慢性化していると言ってもいい。
「晴れの日焦燥シンドローム」はもちろん東京で暮らしていたときからの「持病」ではあったのだけど、田舎暮らしをスタートしてからというものそれは加速の一途をたどっている。
だって、晴れが、貴重すぎるから。
「晴れ」の価値がいっきに高まって、天気というのが1日の行動自体を支配する、そんな生活を送ることになったから。
人間の無力さを感じること。
お天道様には敵わない、と体で知ること。
そのことは、わたしにとっては、想像をはるかに超える「素晴らしいこと」だった。
だから、まーいいんだけど、ここへ引越してきてもうすぐ半年。
最低限のライフラインは整ったのだし、まだ荷ほどきできてない段ボールなんかもあるし、家の修繕はぜんぜん終わっていない、捨てたいものもまだまだいっぱいあるけど!
やっぱり晴れの日こそ、ふりまわされちゃう気持ちや義務感なんかじゃなくて、自分の軸、内なる瞳で「今」を眺めて、しあわせモード全開で今日1日を送りたいじゃないですか。
だからね!思いきってね!
5年日記と10年日記を、昨日買ったんだー!
自分のためだけに記録する、何を感じてどうしたいか内観を重ねるひとときを、大切にすごすため。
そんで、贅沢かなぁと悩みに悩んだけど、勉強したい「東洋医学」の新品の本も、自分に買ってあげた!
洋服とか本とか、中古のものしか普段は買わないから、TSUTAYA茂原店の本棚の前で、わたしは立ちすくみ震えていました笑
10年日記とか、5000円もすんだよ!
高くない?もうふつうのノートでよくない!?
とも考えて未来のわたしと相談したけど
「いいやちがうっ!おまえは絶対ノート何冊もあったらどこにいったかわからんくなるし、そもそもその気に入った分厚い日記を買って毎日しあわせに想いを綴れるんなら、ちゃんと本気でそれを買え。しかも10年使うんだぞ、1年たったの500円じゃないか!何を悩んどるんだ、自分のためにお金を使えェェ!」
だそうだったので、5年日記のほうには細かい日常記録を、10年日記のほうには心に止まった短い言葉を、それぞれ綴っていくことにしました。
今35さいだから、5年日記のほうには、30代最後の自分の足あとを残していくことになるんだよな。今日からはじめる「自分タイム」が、晴れの日焦燥シンドロームの症状緩和に、ちょっとずつ効いていくといいなと思います。
東洋医学の本は、めっちゃくちゃわかりやすくておもしろい!さすが「世界一やさしい」だけある。笑
ノートにメモしながら読んで理解を深めています。あーうれしいな。勉強するの、興味があることは、ほんとはすきなんだよね。
やらなきゃいけないことと、やりたいことと、転びながらバランスとりながら、心地よいペースがちょっとずつ掴めていけたらいーなと思います。
先日の「ええもんいち」で贈っていただいた、百合の花が全部ひらいた!
部屋中に広がる甘やかな香り。
ありがとー。
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