【ひとりごと404-416】
2022.4.7-4.14
ただいま千葉
【ひとりごと404】
千葉に戻ってからは、尊敬する吉田美佐子さんの個展を観に「チーズ工房千」さん、そして大好きなトマトとモッツァレラのパスタを食べに「東ノハテノ国」さんへ。
雨の恵みや曇り空の良さももちろんあれど
うーん!やっぱり桜の花は、青空がよく似合う。
淡いピンクと、透きとおる空色のコントラスト
たまらなくうれしい、しあわせの色。
わたしたちもみんな、生きている花なのだから
やっぱりどんな天気の日でも、心の中には
できるだけ青空を、広げときたい。
そのほうがきっと似合うはず。
笑顔とか、優しい声かけとか。
今日もありがとうのきもち、とか。
コケてもめげずに、丁寧に伝えていく。
「あい」を贈りつづけていく人生にする。
大切な人に、そして自分自身に。
脳みその筆で書いた文章
【ひとりごと405】
ぐっはァー!やっぱし!ムリだったァァ!
重たいきもちのときに前向きな言葉とか
書けない!いやごめん、ほんとは簡単に書けちゃう。
けどもうそんなの、書いてちゃダメダメ!
がんばれば書けちゃうことが実は、大問題。
くうう、それって絶対的に
違うんだよな!やっちゃいけないいいい!
いっこ前の投稿のひとりごとで
どんなふうになるか試しに、書いてみた。
そんで早くも吐きそうになっている!ぎゃー!
もうやだー!消えろー!嘘つき!ヘンタイ!
どわあああああああああ!
脳みその筆で書いた文章は、バレる。
誰にバレなくとも、自分にバレる。
そうすると、まったく同じこと書いてても
つまんない説教、みたいな文章になる。
で、なに?あんただれ?みたいな結論に。
そういう文章ってホント多くないですか。
とくに政治を批判してばかりのおじさんのとか
スピリチュアル語る性格キツいおばさんのとかさ
もう一瞬でバレバレ!うんざりするよな!
感じてもない言葉のオンパレード今すぐやめにして
お前ら一回、腹から声出してみろよ!ってな!
頭の言葉・腹の声。
それらはいつでも相反している。
そりゃそうだ。
腹はいつでも全力ダッシュ、頭はそれを守ろうとする。
コケないように、ケガしないように。
それは優しさであり余計なお世話でもある。
わたしの頭よ、もう黙れ。
しずまりたまえ。
わたしはコケていいんだ。
ケガしていいから、走りたいんだ。
死ぬまでずっと、その無様さに
ワハハハ!と大笑いしていたいんだよ。
おうちプリプロ最終日
【ひとりごと406】
ニューアルバム制作に向けての
おうちプリプロ、いよいよ迎えた最終日!
まだまだ作業はつづくのだけど
家に集まってのんびり詰めていくのはおしまい。
ここからはリモート進行からのスタジオです。
わたしの気分がぐっと落ちてたから
「ニュースなんか見ちゃだめだよ〜!」
と笑い飛ばしてくれる心やさしいチーム。
もうこの時間がなくなるのかと思うとさみしい。
恒例のまかないごはんは
規格外で譲ってもらった新鮮な平飼いたまごと
春のお野菜+椎茸ステーキ!
スープは野菜の濃い茹で汁をベースにコトコト。
毎度のことながら簡単メニューだったけど
みんなモリモリ食べてくれてうれしかった。
ごはんだけでも、また食べにきてね。
今日は、隣町の方からの熱烈ラブコールにより
とある取り組みの「親善大使」になるらしく(!笑)
町長さんたちとおしゃべりしてきます。
毎度のことながら
思いもよらないことが巻き起こっていくなぁ…笑
千葉で迎えるはじめての春
【ひとりごと407】
家のまわりの田んぼに水が張られた。
ここから秋までは蛙たちの鳴き声がBGM。
テレビと違って全然うるさくなくて
人間の作ったCDみたいに飽きることもない。
どんなに素晴らしい音楽も
彼らの絶え間ない合唱には勝てない。
昨晩、プリプロのおわりごろに
エンジニアをしてくれるおかぴに電話をしたら
わたしの声に負けないくらいの合唱がきこえたらしく
蛙の声すごいな!これじゃ録音はキビシーね!と
制作チームのみんなで笑ったところ。
思えば、千葉で迎えるはじめての春だ。
この庭がどんなふうになるのかわたしはまだ知らない。
ドタバタしてあまり家にいなかったこともあるし
フキノトウやツクシは発見したけど
この春は、1本も摘まないでただ見ていた。
なんとなく今年は、そうしておきたかった。
(秋に実をつけた柿は、もいで食べたんだけど笑)
ユキノシタは植えてみたいなぁ。
来年のための菜の花も種をまこう。
あとは、やっぱり桜の木を植えようか。
昔ここに住んでいたおばあちゃんが植えたのだろう
大好きな香りのスイセンが咲いてくれた。
庭のド真ん中(車で踏んづけなくてよかった…)とか
なぜか、水道の蛇口まわりを囲むように?とか。
予想外の場所に咲きはじめて、ビックリ。
どういう意図があったのかは、謎につつまれたまま笑
柿は、裸になった枝が新芽をつけはじめた。
何の木だかよくわかっていないんだけど
陽に透きとおる若い葉っぱが風に揺れている。
今日の打ち合わせでお世話になる方が
たっぷりのネギと採れたての葱坊主を
玄関先に持ってきて届けてくれた。
青空と風、土と光と水があれば
すこやかに生きていける力を身につけよう。
自分で全部をできなくたっていい
すぐに形にならなくていい
できることを、いっこずつやっていく
あたりまえの人間にもどろう。
焼締陶
【ひとりごと409】
昨年、千葉への移住を応援してくださり
空き家探しや家賃交渉まで(!)手伝ってくれて
すごーくお世話になった恩人
「六地蔵窯」の陶芸家やすさんのアトリエへ。
おいしい珈琲と煙草を味わいながら
超ひさびさにゆっくりおしゃべりできました。
釉薬(ゆうやく)をいっさい使わずに
赤松の炎や灰、煙によって生み出される
焼締陶(やきしめとう)と呼ばれる作品。
陶芸っていろんな技法があるそうなのだけど
やすさんが文字通り「命懸け」で手がける焼き物は
ああ、土だったんだな、と思える素朴な色味と
ザラリと手ざわりのある肌合いのものばかり。
ほんと、手に取るとすぐわかるんだけど
内包されている熱量が、スゴい。
音でいうと、ごおおおおおお、とか
うううううううん、と絶えず鳴っている。
唸っている、というほうが近いかもしれない
漢の中の漢!っていうかんじの焼きもの。
とにかく、惚れぼれと圧倒されてしまいます。
そして本当にすごいのが、実用性として
お水を汲んで一晩この焼きものの中に入れとくと
すごく味がおいしくなってしまうこと。
わたしは飲めないからわからないんだけど
お酒も、同じように味が良くなるそうです。
一輪挿しなんかの植物は、夏でも腐らない。
なんでも、焼きもの自身が常に
見えない微かな振動を、発し続けていて
水の粒子がとどまらない。
だから濁らず淀まない、という仕組みなのだとか。
(あ、だから音が鳴ってるように感じるのかな?)
なんでそうなるのかは詳しくわからないんだけど
たとえば、庭先のツルニチソウを
ちょうど引越したときに摘んで挿しといたのですが
お水を足しているだけでずうっと元気で
もうすぐ1年!すくすく育っているんです。
ガラス瓶とかふつうの器だと、こうはいかない。
不思議なことだなぁと思う。
レンコンみたいな花器もお迎えしたので
庭のどの花を飾ろうかな?と
想像しただけでもう、しあわせになれる。
ドクダミの新芽なんかも似合うよねぇ。
7月にはご近所の古民家ギャラリー夏庭さんで
個展をされるそうなので今から楽しみです!
やすさん、いつもありがとう。
iPhone13プロデビュー。
【ひとりごと410】
世界で苦手な場所ランキング第3位。
スマホショップにようやく来ています。
(第1位は電気屋さん。第2位はゲーセン笑)
数ヶ月うまくいかなくて泣きそうだったけど
本日!わたしは!やっとやっと!
スマホで!通話が!できるように!なる!
そしてWi-Fiが!復活!する!!!!
今日は、担当のおにいさん超優しい人にあたって
(前回は愛がしらけてベッド軋まない系の人だった)
「あの、ちょっと、長くマスクしすぎて頭がくらくらしてきたので、外で深呼吸してきていいですか、あと飲みもの買ってきていいですか?」って質問したら
「ああ、そうですよね!疲れますよねぇ。すぐ近くにマックあるので、飲みもの買ってゆっくり息抜きしてきていーですよ!準備すすめながらお待ちしてます!」って笑ってくれて。
マックシェイク買ってきてあげたかったけど、仕事中は飲めなくてドロドロになるだろーなと思ったから我慢した。そして営業時間もうとっくに過ぎていたのに、親身になって設定のお手伝いをしてくれた。
会社がどうとか、組織がどうとかじゃなくて
やっぱ最終的には、ひと、のハートなんだなぁ。
おにいさん、優しさをいっぱいありがとう。
iPhone13プロデビュー。
次回の投稿から、写真の画質が生まれ変わります笑
バイバイまたね、iPhone8!
駅前!ええもんいち
【ひとりごと411】
久留里で開催された「ええもんいち」へ!
お天気にもバッチリ恵まれ、気分はもう初夏。
おそらく、主催者である「東ノハテノ国」店主ゆうちゃんの、日ごろの行いが良すぎるんだろうな…笑
昨年の「ええもんいち」はお店のガレージでの開催だったのですが、今年からはなんと、駅前のおおきな広場へお引越し!出店者さんの数もグッと増え、地元の方との交流もより深いものになっているなぁと見ていて感じました。
久留里は古くからの伝統を守る、城下町。
一軒一軒ご挨拶に伺ったり、意見が分かれたときには間に入って、よくある「派閥」みたいなもので問題が起こらないように常に気を配って調整したり、目がまわりそうな業務連絡のやりとりを細やかにこなしたり…(というのはあくまで想像なのですが。絶対に大変だったと思う…)
きっと、ゆうちゃんやその仲間のみなさんたちの並々ならぬ努力と想いがあって、今回のおおきな規模での「ええもんいち」が実現されたんだろうな、と思うと、すごいなぁ、さすがだなぁって。
ほんとにもう、心の拍手が鳴りやまないです。
わたしは、できるかぎり出店者さんたちの売り上げに貢献するぞー!と、お買い物することくらいでしか応援をかたちにできませんでしたが、住んでいる地域や老若男女問わず、愛され守られ続ける大切なイベントになっていってほしいなぁ。
青空の下、いろんな種類の人々が集まる。
おいしいもの食べて、一息ついて。
作品に触れて、生産者さんたちのお話を直接きけて
ああ、そんなこだわりがあるのねぇと知ったり
またそこに、新しいストーリーが生まれたり。
赤ちゃんが抱っこであやされて
子どもたちはお店屋さんごっこしていたり
犬のさんぽで通りかかる人もいたり。
美しい光景。
眺めているだけでしあわせなきもちに襲われる。
みんなの明るい声がきけて、またちょっと元気になれた。
素敵なとこで、素敵なひとたちと、素敵なことする。
わたしが平和を現実化できる、唯一の方法。
いつでも本気であそぶ!しかないんです。
みなさん本当に、おつかれさまでした!
葱坊主の天ぷら
【ひとりごと412】
葱坊主って、食べたことありますか?
わたしは、はじめての体験だったんだけど、あのネギの頭にぷくう!ってついているやつ。畑なんかにできているのを見かけると、なんかエロいな… と思ってドキドキしながら眺めていたのですが、なんと食べられるそうで!
傷みやすく足が早いからか、スーパーや直売所などにはほとんど出回っていなくて、農家の方も捨ててしまう場合があるのだそうですが(葱坊主ができると、収穫が遅れてネギが固くなっている証拠、と嫌われているのだそうです)
実は天ぷらや炒めもの、お味噌汁なんかにも合う、抜群においしい部分!最近では、料亭なんかでも出される高級食材なのだとか。
こないだ、やすさんのアトリエへおじゃましたときに、庭に自生している野草の「明日葉」も分けていただいたので、これまた初めて、いっしょに天ぷらにして食べてみました。
お、お、おいしい・・・
フキノトウやヨモギみたいなクセがなくて、無限にいっきに、パクパク進んじゃう感じ。お素麺といっしょペロッと完食!
天ぷらなのにさわやかな風味、たまらんかったー。
小麦粉の薄力粉が見当たらなくて、水溶き強力粉で揚げちゃったんだけど、笑笑、なんか薄めの少量でもちもちする感じ、意外にもよかったなぁ。ホットケーキミックスでもうまくいきそう。
庭にタンポポとカラスノエンドウがめっちゃくちゃ咲いているので、こっちもやわらかいところを摘んできて天ぷらにしてみようかな!
もしタンポポのおすすめ活用法が
ほかにもありましたら、おしえてください◎
やすさんが贈ってくれた「焼締陶」のお皿に
千のおちよちゃんがおみやげにくれた庭の遅咲きの桜。
贈りものだらけの食卓は、豊かでうれしい。
たくさんの恵み、みなさんありがとうございます!
多古町デート
【ひとりごと413】
菜の花いっぱい、はじめての多古町へ〜!
移動ごはんの「又兵衛」さんご家族と
打ち合わせという名のランチデートでした◎
又兵衛のご主人は、いつもイベントやマルシェで
無添加の体にやさしいカレーを出されていて。
そのおいしさもさることながら
優しい笑顔から伝わってくるお人柄のファンで
いつも見かけると「お持ち帰りおねがいします!」と
おなかいっぱいの状態でも注文したりしていました笑
なにか少しでも応援したくて。
そしたら先月、3.11の日に
なんとご家族でライブへお越しくださり!
終演後、おはなししていると
「移動ごはんをはじめて今日で10周年なんです」
「多古町にも、ぜひ歌いにきてほしい〜!」と
まっすぐ情熱的に、伝えてくださって。
そんな大切な日の出会いがあって
又兵衛さんご夫婦の暮らす多古町にも
あそびにいってみようと思いました。
とはいえ高速の運転、自分ではまだおそろしいので笑
猟師トシローがドライバーを担当!
ジビエのお肉を又兵衛さんへのおみやげに。
お目当ての「多古ワイン」も買えてよかったね◎
はるばる、お付き合いありがとう。
(どうでもいいけど、又兵衛のご主人とトシロー。彼らは名前がおなじ、しかも漢字も、三船敏郎から取っただけという由来のひねりのなさ、までおなじ…!ということで、運命を感じたダブルトシロー記念撮影もしました笑)
ランチをしたLEAFさんは旭市にあったのだけど
(多古町は香取郡なのだそう!)
マスターがとても音楽やスピーカー好きで、ジビエや家の建築のことにもとても詳しく多才な方だったので、いろんなお話をきけておもしろかった。
千葉、ひろいなぁ。いろんな人がいるなぁ。
なんか「濃いキャラのお人好し」ばっかりだな笑
これは千葉の県民性なのか、たまたまなのか?
銚子の海もちかくて、空気や風にどことなく
ふるさと福岡の懐かしさも感じながら過ごしました。
ナミコさんは、これまた明るくラブリーな方で!
ご主人との笑いの絶えないやりとりを見ているだけで
温かくてしあわせなきもちに包まれちゃった。
楽しいひとときをありがとうございました!
個人的には、鬱モード宣言がなかなか解除されず
早く手放しに元気モリモリになりたいなぁと思いながら
なかなか落ちたブレーカーがあがってくれない。
人といるとふつうに振る舞えるんだけどね!
一人になるとどうも、フリーズしちゃっています。
おいしいごはん食べて
素敵な人たちとおしゃべりして
たっぷり眠って体をゆるめるしかないなぁー。
にんげん、寒くなっていくときよりも
冬から春に向かい暖かくなるときのほうが
こころとからだの適応、むつかしいらしい。
昔、だいすきな友達がおしえてくれたんだ。
だから、春に憂うつになるのは
ダメなことじゃなくて、自然なことなんだよって。
今は子育て中の、もう会えなくなった彼女。
会いたいな。元気にしてるかな。
自分さえいなくなれば
【ひとりごと414】
やっとスマホで通話ができるようになって
(音声マイク突然の故障)
Wi-Fiによるネット環境がよみがえり
(コンセント抜いて謎の心肺停止からの新規契約)
画面共有でのパソコンリモート作業スタート
(バージョン古すぎてダウンロード全拒否からの解決)
音楽制作チームのそうちゃんが
わたしがあまりの廃人っぷりを発揮していたので
見るに見かねていろいろ助けてくれた。
ここまでくるのにもう辛すぎて
ふつうに何度も死にたいと思ったけど
なんとか現代人としての生活が復旧しはじめている。
あとはこの融通のきかないハートのみ。
早くついてこいよ、現実の風景に。
昔からほんとうに鳥肌たつくらい
ふつうの人がふつうにできることができない。
やる気がない、感謝が足りない、それは甘えだよ
と激怒されたり、ため息をつかれたり
信じられない、もういい!と縁をきられたりもしてきた。
相手がただそれで去っていくなら仕方ないし
いつも怒られるとこちらも悲しいので
お互いの健やかさ維持のため、それでいいのだけど
家族とか、去ることができない関係性の人には
いちいち大事件になってしまって、迷惑をかけ続ける。
お金、数字、電気、機械、の取り扱いが
ほんとうに苦手、というか。無理なんです。
約束も必ず忘れて、大切なことほど後まわしになります。
と、伝えたところで
この人間のクズ性を理解されることなんてない。
だれだって調べればすぐできることでしょ?
ただの怠慢じゃん。逃げてるだけだよ。
や、できないんです。ほんとに。と答えながら
どんだけ無能な人間なんだろうと落ちこむ。
自分さえいなくなれば済むのにごめんなさいって。
不得意なことも、まわりの人の力を借りながら
今、どうにかこうにかクリアできたのだから
もう忘れよう、次のやるべきことに進もうと
頭はおもうんだけど、心はずんとして重く
水の中におもりつきの両足で立っているようだ。
泳いで浮かびあがりたいのに、そうはならない
いや浮かびあがりたいのは頭だけで、実際のところ
心のほうはまだ浮かびたがっていない
ような気さえする。
昨日は、おかあさんと電話できた。
わたしの変な考え方や価値観、脳みその偏りのせいで
大好きなのにいつも困らせてうまくいかなくて
だけどめげずに拗ねずにあきらめずに
さいごまで笑って、大好きを伝えながら話した。
一刻も早く、自分が人間であることをおわらせて
青空や黄色い花たちに溶けて消えたい。
と、小さい頃からずうっと同じきもちがある。
いのちを全うして死ぬまでは前向きに生きてこう、
と自分の作った歌などうたって凌いでいるけど
ふと気を抜くと折れそうになっている
自己否定の根っこはなかなか強くて逞しい。
とか書きながらホットケーキに花のせたりしてるから
のんきだって呆れられて、また怒られるんだよな。
心配したのに何だよ、落ちこんでないじゃん。
だったらおまえ、やること早くやれよ!って笑
特売のきぼうの苗
【ひとりごと415】
あああもうこんなに気分沈んじゃってるのはアレだ
最近ずっと、土にさわってなかったからだ。
と、着のみ着のまま駆け込み寺へと向かう心境で
いつもお野菜やお豆腐を買いにゆく直売所へ!
グリーンリーフとレタスの苗が70円。
お買い得!これだァァァ!と
急いでレジのおばちゃんに話しかける。
「この苗、9つ全部買ってってもいいですか?
あ、でもほかの買いたい人が困るかなぁ。」
「えええ?そりゃうれしいけど…
これ芯が固くなっててもうあんまり良い苗じゃないよ。
ねえねえ、安くしてもいいよねぇ?」
おばちゃん、隣のおじいちゃんに相談。
「あははは、そうだな、じゃ50円でいーよ」
50円!?じゃ、全部で450円じゃないかっ。
「レタスも50円でいーよ!おまけするよ」
かくしてたったの600円で
わたしは土を耕すたいせつな時間と
毎日の新鮮なサラダを手に入れたのだった。
なんとなくまるの形に植えてみた。
相変わらず肥料もやらず草もとらず
ポイと植えるだけの非常に雑なやり方なので
うまく育たないかもしれないけど別にいい。
先に虫に全部たべられてもそれはそれでいい。
鑑賞するだけの自己満足でもいい。
植えた植えた。
わたしは今日、おひさまのほうを向き直す
特売の、きぼうの苗を植えたのだ。
裸の王様
【ひとりごと416】
裸の王様に
素晴らしい衣裳です!とひざまずく人
(そのほうがお金をもらえて得をするので)
みんな良い衣裳って言うんだから
きっとそうなんだ、と受け入れる人
(そのほうが失敗がなくて怖くないので)
え、これって裸じゃないの…?
と感じながらも黙っている人
(そのほうが空気を乱さずに過ごせるので)
はずかしくないのか!
おまえ裸だぞー!と懸命に叫ぶ人
(真実を暴くことに使命感をもっているので)
だいたいどれかの行動が日本人の大多数。
そのどれにも属さずに
王様が裸かどうかはもう横に置いといて
「この衣裳、似合うかもしれませんので試しません?」
と提案できる「あたらしい仕立て屋」が
各地方に、星座のように点々と存在している。
軽やかに輝きを放つ。
そのためには明るさと爽やかさ、愉快さがキモで。
おいおい、バカみたいに楽しそうだなぁ
おもしろい!いっちょ着てみるか!
と目に止めてもらえるユーモアとセンスが必要。
自分は決して「賢い仕立て屋」じゃないけど
そのうち、死ぬまでの与えられた時間に
そんな星のひとつになれたらいーな
とここ数年、流れまくる自分自身に向かって
願いをかけながら、日々暮らしているわけです。
音で縫い合わせるタペストリー。
キャロルキングの名盤が沁みます。
家のすぐそば。夜を迎える田んぼの水鏡。