749 高知イン
カフェラテをちびちび飲みながらの、超ひさびさ(何ヶ月ぶり?いや、何年ぶり…?笑)の読書。ほんとに普段、ぜんぜん本を読まない(みんな生きてて一体どのタイミングで読むの?)ので、新鮮すぎて「え、本とか読んでるわたしってスゴくない!?」としずかに大興奮。最高のひとときすぎて、このあとチョコまで食べてしまった。←
お昼過ぎに高知着〜!
小さなお宿「水仙」さんへ。
ぜんぜん知らないで予約したんだけど
お遍路さんたちを迎え入れるお宿だった。
あれって徳島だとばかり思っていたよ…
オーナーの京子さんが駅までお迎えにきてくれて
ランチに連れてってくれたんだけど
この豪華ハンバーグ定食、800円!?!?
野菜もプリプリでめちゃくちゃおいしかった…
そしてキウイアレルギーで3分の1食べれないのに
思わず買ってしまったフルーツサンドは220円。
なんだ、どうなっているんだ
高知は価格崩壊しているのか…?
買い出しにも付き合って
お宿へ着いたのは、もう夕方。
長崎でライブを企画してくれたあきよちゃんが
贈ってくれたローズヒップのお茶で一息!
お気に入りの木のコップ持ってきてよかった〜。
お接待文化があるとはいえ
京子さんのホスピタリティ、はんぱない。
1階からは、おふろの石けんの匂い。
台所で夕飯をつくっている音もきこえる。
こたつに座って、移り変わっていく空の色と
飛行機雲の細い線を、じいと眺める。
旅と日常の連なりについて思いを馳せる。
死こそが生を輝かせるのとおんなじように
旅は、日常をより愛するためにあるのだろーか。
昔は「旅こそが人生だ」と考えていて
自分は、回遊魚だしジプシーだと感じていた。
そのことに、誇りのようなきもちも持っていたし
ほんの僅かなさみしさも抱きながら
過ごしてきたけどどーなんだろう、今は。
どっちも大好きすぎるから、困っている。
日常も旅も。ひとりでいるのも誰かといるのも。
「隙あらば死にたい」と感じることだけは
もう変えられないんだと思って生きてきたから
自分の弱さと戦いつづけて、ここまできた。
だけど、たぶんわたしは、長い時間をかけて
どの体験も身をもって味わい尽くして
いやいやまさか、でもほんとうに
わたしはわたしの存在を信じていいんだと知り
この人生が、すきになってきてるんだ。
すごいなー。なんかはずかしい。
わたし、この人生がすきみたいだよ。
ぶえ。はっず。はっずかし!
優しい眼差しって、はっずかしいよな。
それでいて、温かくてうれしいよな。
高知いるあいだ、お天気よかったら
仁淀川に行きたいな。
もしもほかにオススメ知ってたら、ぜひおしえてくださーい!
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