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【ひとりごと315-322】

2021.12.15-12.31

ほんとうに恋しいのは

【ひとりごと315】
白状すると、パートナーにはめちゃくちゃ、きっと誰もがドン引きするくらい、甘えるタイプだ。
ぎゅーして!あそんで!さみしい!退屈!ワアアアア!みたいな、おとなとして普段は出さないように気をつけている5歳くらいの自分が、ドバドバ出てきて止まらない。
いつも意味なく部屋中を走ったり、全力のおたけびをあげたり、相手の体をブンブンゆすったり、髪の毛をかき混ぜるように頭を撫でたりしたくなる。

それに付随して、うるせえ!もっとほめろよ!わたしが一番って言え!バカバカバーカ!みたいな暴力的わがままを吐き出す自分も出てくる。
ようするに、こども時代にこどもをやり足りていないから、そういうのをおとなになった今、ようやくぶちまけたいのだ。
迷惑きわまりない、面倒な女である。

はじちゃんはいつもそんなモードのわたしを、しっかりと受け止めるでも、懐深く受け入れるでもなく、しゅわあああん、とほやほやに溶かして空間に浮かべるのが得意技の人だった。
かおちゃーん、と名前を呼んでほっぺをさわってくれるときのやわらかい陽だまりみたいな手。晩ごはんをつくってくれて、できましたっ。と呼びにきてくれるときの、心のすみずみまでうれしそうな声。

真逆のタイプなのに4年も一緒にいられた。
陰陽のきわみ接近。はたから見たらただのカオス。
我ながらけっこう奇跡のバランスだったと思う。

ほんとはもっといろんな場所へ旅をしたり、毎晩手をつないでいっしょに寝たり、朝目が覚めたらおはようを言ってお散歩して、くっついてカフェラテを飲みたかった。ブウブウ文句を言いながら、ほんとにもう!とプンスカしながら、ずうっと人生の隣にいる予定だった。

予定は夏に、あっけなくぶち壊れた。
不思議なくらいにそれは、あっけなかった。

わたしが今無性に恋しいと思っているのは、でもほんとうははじちゃん自身じゃなくて、思いきりワガママを言って相手に甘えることを許せていたあの頃の自分、なのかもしれない。

失恋して死ぬほど悲しいのは、自分がいちばん好きだった自分自身に、もう二度と会えなくなるのかなって怖くなるからなのかもしれない。

最初の結婚も大失敗しちゃったし、そのあとやっと好きになれた人とも別々の道をあるくことになったし。
うーん。わたしはいつになったら甘えられる人と出会えるんだろうか!なんて不毛なことを考えるより、日常の中で「だれにでもちゃんと甘えられる自分のまま過ごそう」を選択したほうが、もっともっと心地よく生きられる気がする。

ぎゅーして!あそんで!さみしい!退屈!
ワアアアアアア!

いろんな人にそのままの自分を伝えたら
いろんなものが崩壊していくかもしれないけど笑
まあ、いいか。そんときはそんときで?

ほんもののオシャレ

なんと国立の聖なるスポット「アグレアブル・ミュゼ」さんのリネンクローズ、出店が急遽決まったそうです!こりゃあ素敵なサプライズ✨

いま衣装の準備をしていたんだけど、この白シャツ・・・古着屋でたぶん1000円くらいで買ったのに、もう何年着ているんだろう。
ダイヤモンドプリンセス時代にはもう船内で着てた気がするから、余裕で7〜8年は着てるのか・・・
パンツも、夏なんか毎日のように履いて穴があきそうにヘビーユーズしてたから、そろそろ新調したいっ!
明日ピンとくるお洋服との出会いがあったら、そちらを纏って演奏するかもしれません。ひさしく買い物なんてしてなかったから!ワクワク!

結局たくさん持ってても、着心地のいい服ばかり選んで着るよね。ちょっと生地がガサつくとか、首元の感じがびみょうとか、どうも「着ている」ことが気になってしまう服は、脱落していく。

洗濯機に入れるときネットにすら入れないでガアガア洗って、耐えられる強くて優しい子だけがずっとそばにいてくれる。
扱いがとても雑なので、わたしとともに過ごせる服はなかなか根性のあるメンツだよなと思う。

人間関係も、全くおんなじかもね!
もはや周囲には、ガッツと芯のある、人生を着こなしまくっているスタイリッシュな仲間しか残っていない。みんな見惚れるくらい、かっこいーんだ。

ほんもののオシャレって、いかにクタクタ感を味にして服を着られるか、その自然さが要らしいですよ。江戸時代から続いている日本人の美意識としては◎

冬のおてがみ郵送

季節のおてがみ梱包の最終段階!
今回は冬至なので、かぼちゃと柚子のあいだくらいのイメージで色入れ。200通以上を並べるのがいちばん時間かかったw
乾いたら封詰めするぞー!
ということで本日の発送にまにあわなかったので、冬至スタートジャスト日に届かないかも・・・
毎度のことながら、すいません笑
明日カフェスローの公演でお会いできる方には、直接お渡ししちゃおうかな!そだそだ、そーしよう。

女の一生に不可能なし

【ひとりごと316】
ご近所に来年オープンする、パワフル&スマイル炸裂のお友達るうちゃんの「たまる食堂」さんが、プレオープン!ということで、サプライズライブ開催でお祝いさせてもらいました。🎉
どんなふうになるかな?BGM的なかんじがいいかなー、15分ずつくらいをちょこちょこかなー?とか、今日はあえて何にもイメージしないで突撃してみたんだけど、結局ずっと歌い続けてフルライブに!笑
お会いできたみなさん、CDを買ってくださったりお気持ちの投げ銭までいただいて、しあわせな時間をいっしょに過ごしてくれて本当にありがとうございました!

先日の「虹の戦士」公演の特別なひとときから、昨日迎えた「冬至」まで、なんかものすごく陰極まって陽に転ずスペシャルドタバタデイズだったのですが、今日ようやく、気持ち的に一区切りかな。
今日からちょこちょこ日記更新に復帰していきます、数日サボっただけなのに、もう3ヶ月くらい投稿していない気分だ。笑

るうちゃんのお店は、るうちゃんそのもので。
あたりまえなんだけど、ごはんもるうちゃん。
空間もるうちゃん、集まる人たちも、るうちゃん!
ドワハハハ!と笑顔の絶えない昼さがりでした。
(しまった、るうちゃんフォトを撮り忘れた!)

古民家を大規模に改装しての、いろんな気持ちや願いをこめた、念願のお店オープン。大変な苦労もたくさんあったそう。
お客さまを初めてお迎えして、連日の準備や連絡事項なんかですごく疲れているだろうに、るうちゃんは
「厨房にいる間中ずっと、みんなの笑い声が聞こえててさ。もうね、ほんっとにしあわせ!」って、少しの曇りもない声でそう漏らしていて。

お客さんたちが口々に「おいしかったよー!」と告げてお店を去ったあと、テーブルをきれいに磨きあげる彼女の背中は、西陽を浴びてほんとうに神々しかった。

「女の一生に不可能なし!」
猪突猛進で楽しいことが大好き、頑張り屋さんでほんとはちょっぴり繊細なるうちゃんを見てると、そんな言葉がいつも心に浮かびます。
尊敬する、美しい羅針盤みたいな女性たちが、そばにいて本領発揮してくれていることって、ほんと、宝だなぁ。

そして・・・ごはん最高だった。
ご近所なので、味わってみたい方、るうちゃんに会って元気を注入したい方、来年ぜひいっしょに行きましょー!

トレンディードラマ

【ひとりごと317】
おとといの冬至のほうが激アツな体感だったから
クリスマスイブなんてもはや何にも感じないよ。
とでも言いたいところだけど
世に生き残る若者たちのめくるめく心理戦
あたまに浮かんでは消え、浮かんでは消え
今日も順調に、わたしの脈を高鳴らせる。

芽吹きそうなふたりには
声色のマジック、視線のトリップ
どの香水がいいのかなと迷ったり
スマホを握りしめて深呼吸したり
何度も何度も鏡を見て前髪チェックしたりね
あーん!もう全部がたまらない。

はたまた、花開きそうなふたりには
愛極まって憎に転じ、すねたりもめたり
最悪な日だ。なんてグラス叩き割ってみちゃったり
全身雨に打たれながら街灯の下を歩いて泣いたり
未来を想像できなくても今はそばにいたかったり
大好きだよ。って朝日を浴びて抱きしめ合ったり
妄想してしまうと、はー。
トレンディードラマは馬鹿げてても泣けてくる。

熟しそうなふたりには
ただおだやかで満ち足りた
ほっこり包まれるしあわせがあって
ほかになんにもいらないねぇ、なんて笑ったり
ありがとうって、ぽつりと伝えあったり
それもそれで、いいんだよなぁ。
積み重ねてきた時の流れ。じんとくるなぁ。

みんな大いに恋をしてくれ。
肌や吐息や指先をきちんと触れ合わせてくれ。
内に秘める野性の衝動をどうか失わないで
頭をからっぽにして明け方まで愛し合ってくれ。
その先にある風景は、きっと傷だらけでも美しい。

頭で考えたときになんの価値もないことは
心で感じれば圧倒的に素晴らしいかもしれない。

なんの役にも立たない、時間と体力の浪費
どうしてうまくいかないんだよって葛藤すること
たった一つで体中がいっぱいに満ちること。
うれしくてもかなしくても
それこそが生きる醍醐味かもしれなくて
その感情の振れ幅ほど素敵なプレゼントは
世界中どこ探したってほかにないのかもしれない。

メリークリスマス🎅🎄🎄🎄
おごちそうもケーキも食べてないけどw
親友まつかなと銭湯へいざまいる!

七輪焼

【ひとりごと318】
2021年、いちばんおいしかった焼肉ー!
デートに誘ってもらって知る人ぞ知る名店へ。
普段ほとんどお肉食べなくなっちゃったけど
ホルモンも牛タンも年に1回食べるか食べないかだけど
七輪で焼いたお肉、うっまー!
わたしは68%ベジタリアンくらいの生活が
たぶんちょうどいいんだな。
(それは全然ベジタリアンではない)

そして、自分のぶんは自分で焼こう!と決めても
動きがトロいから結局みんなが焼いてくれて
お皿にポイポイ入れてもらうことになる
人生の縮図、ビバ七輪焼!
ビールより山盛り白ごはん派です。圧勝。

なんかTHE忘年会!みたいな写真だったので
おめでたいクリスマスにアップします。
玉屋さん、またいこう。
おごちそうさまでした!!!!🎅🎄❤️👌✨

おばあちゃんたちのクリスマス

【ひとりごと319】
やっぱり人生には、えがおが必要。
おいしいカフェラテが必要。
愛すべき、守るべき、ぬくもりが必要。

だけど、独り身だと不快なくらいに
えがおとぬくもりを強要されるような
メリークリスマスはうんざりだよなぁって

わたしたちおばあちゃんになっても
たぶん同じクラスの女子高生みたいに
何時間でも飽きないで話してるきがする。

きみ目線のわたし

【ひとりごと320】
不快なことを言われて傷ついたり
どうにも伝わらなくて歯がゆかったり
波長がずれていると何したってうまくいかない。
何とか調和したいと願うほどにこじれる
もうどうあがいても無理だな、と思って気づく
あがく必要はどこにもないんだよなって。

相手と自分の見えてる世界がまるでちがうだけ
どちらが正しいも間違いもない
強いて言うならどちらも等しく正しい
それぞれの世界は、それぞれに完全なのだ
わかって変わってもらおうと訴えかけるのは傲慢
お互いにそのままでいていい
お互いにそのままを認め合えたらいい

疲れ果てて風呂も入れず化粧もしてなかったけど
まつかなが撮ってくれてた写真の中で
なんか自分が優しい顔してて安心した。

冬のアーティスト写真

明日、2021年のライブ納め。
今年もたくさん怒ったし泣いたし笑ったな。
お世話になった皆さん、ありがとうございます。

冬至の日に撮影した写真があがってきました。
谷本さん!いつもありがとう。
この人は一体 なにを見つめているんでしょうか。
頭の中 なにが渦まいているんでしょうか。
たしか手前にボケているのは、椿の花びら。
どんな感情でいるのかよくわかんなくて
不思議とすきだな、この1枚。

明日のライブは、おきもち制になっているけど
お花もおみやげも、買わなくていい
お金ない人は、1円もいらないよ。
いっぱい持ってて使いたかったら払ってもいいし
どうだっていいよ、ただ一緒に過ごせたら。

心と心はいつでも素っ裸で触れ合える。
理由もなくね。意味もなく。
ルールもしがらみもない、すっぽんぽん。
だからライブでまっすぐに繋がる瞬間が
もうこのために死んでいいなって思うくらい
毎回ふっと記憶が飛んでいくくらい
人生で、いちばんすきだよ。

ハジくんの絶品スウィーツ楽しみだな。
会いにきてね。まってますっ。

12/29「今年最後のハジカフェ」
@東京・上石神井 ちょっとしたカフェ
https://fb.me/e/1WCzzBDW2

あ、もしかしたら明日は
盟友くまちゃんも演奏するか、も。笑

ボーネンカイ

【ひとりごと321】
moon time はじまって、ボー。
なぜに女は月イチで、宇宙と睦み合うのか。
きっちりすぎて、生かされていることを知る。
巨大な摂理の中に組み込まれている
ささやかで儚い、ただの生き物なんだと知る。
それは無力だし同時に、ある種の安心感。

今夜は12年以上いっしょにいてくれてる
盟友くまちゃんとの交尾がキーになりそうだ。

それにしても忘年会って
年を忘れるための会みたいで
なんかびみょうだよなぁって毎年おもう

忘れたくないよ。大切すぎた日々だもの。
ボーネンカイ。ボーネンカイ。
同じボーなら、望年会のほうがすきだなぁ。
でもわざわざ漢字変えて書くのも
なんかまた、ちがう気がすんだよなぁ。

ひとつぶ残さず、歌声にしてやる。
誰ひとり残さず、いっしょにいてやる。
わたしは今、ボーっとしている。

今夜、上石神井でお会いしましょう。
美味しいカレーとケーキ食べよう🍛🍰🧁☕️🍴

あー。旅に出なきゃ。

ライブ納め!

無事に終演。ギリギリ声出てくれました。
からだ、こころ、頑張ってくれてありがとう。

みんなの集まる、今年最後の温かい場所。
だけど「よかったです」や「感動しました」を
誰からももらえなくてもいいやって開き直った。
迎合せずに、期待値をブチコワス。
できたよ!はじめて!みんなのおかげで。

安全な守りに入ってバランスとって
満足度を計算するプレイに飽き飽きしていた。
そんな自分に、いい加減うんざりしてた。

だってライブの本数が少ないとね
1回1回が絶対にハズせないから。
投げ銭ゼロだと暮らしてはいけないから笑
新しい自分で挑むのに二の足を踏み続けてた。

「こうすれば、感動を持って帰ってもらえる」
わたしはズルいから、その方法を知っている。
それをそのとおりに提供することはもちろん
プロとして必要な心がけなんだけど

でも本当はもっと、神さまとつながるだけの
もっと無心な爆発と混沌のまま歌いたかった。
命まるごとを、ただ掻き鳴らしたかった。
開放の演出、じゃなくて、
歌い終わったら電池切れて即死!くらいの
ガチ全開放、したかったんです。ずっと!笑

昨晩のキーはやっぱりくまちゃんの存在で
正直、ここ2年間の騒動で
価値観がズレて疎遠になってしまいそうだった。
そんなことじゃわたしたちの絆は裂かれない
そう強く信じたかったけど、大切すぎるから
深いこと話すのも、遠慮しちゃったりしてさ。

だけど、どうだっていいじゃん。って
昨日はじめて、素直にストンとわかった。
大事なのは、ここにお互い生きてること
そんだけでしょ!って音楽で、抱き合えた。

転んでもタダじゃ起きない自分に笑えたよ。
ものすごい挑戦、させてもらえた夜。
このライブで締めくくれて本気でよかったーって
ある意味で、最高の「暴」年会でした!笑

会えたみなさん、一緒に過ごしてくれて
ありがとう。ほんとにありがとう!
「かおりちゃんの応援少しでもしたいから」って
企画してくれたスウィーツ男子ハジくん
「ちょっとしたcafe」のかなこちゃん
ほんとにありがとう!
楽しかったね。うれしかったー。
最高の仲間に出会えてわたし、しあわせ。

どなたさまも、良いお年をお迎えください。
わたしは引き続き、事務作業!
追われていますが元気です。
モリモリやるぞ。エイエイオー!

(生きること全般が仕事のフリーランスに
 そもそも仕事納めの概念など、ナイ笑)

虹の珠

【ひとりごと322】
おふろとキッチンと玄関の内側と外側。
電球がいっきに切れたー!笑
大地も揺れず無事なのに、なぜか被災した空気の漂う大みそか(いやいや、お湯もちゃんと出るしガスヒーターも使えてるしほかの電気は全部ついてるし、ぜんぜん不自由なく快適なのですが)
これは、なかなか貴重だ。笑

先日の「虹の戦士」公演で100個以上のキャンドルを灯してくれた、トウノミカちゃんの作品を「今だ!」とひらめいて大事に大事に開封した。
気が抜けたのかちょっと頭痛と寒気がするから、汗かいちゃおう。と、キャンドルの灯りで長めの半身浴をした。

2021年は、はじめて新国立劇場で東京フィルのみなさんと共演してドキドキの1月からはじまり、あたまを丸坊主にして憲法をうたうMVを撮影した。
春に沖縄へ旅に出て、その帰りに空き家のお話が舞いこみ、10年住んだ東京を離れ千葉へ引越した。北海道へ旅に出た夏、4年間支え合ってきたパートナーと別れた。秋にニューアルバム制作のクラファン150万円に挑戦した。

10年間ペーパードライバーだったわたしが、中古の軽自動車を買って今や、縦横無尽に乗りまわしている。
見よう見まねで少しずつ野菜を植えてみたり、草花や土づくりの本を読んだり、東洋医学と整体を学んだり、素粒子の水や酵素玄米と出会ったり、鹿狩りの見習いをしたり。

こうして書き出してみると、なんか変化に富んだビビッドな1年だったんだなぁ、とわかるけど気分はまるで他人事なので不思議だ。
だって毎日、ほんとうに必死だったからあんまり覚えていない笑

なんだよおまえ、と感じる人がいるのは承知で書くけど、ここ2年のおかしな騒動がスタートしてからというもの、わたしは人生にしっかりとギアを入れた感覚がある。

どこに向かうのか知らないのにギアだけ上げるというのは、頭で考えればなんとも無謀なんだけど(引っ越してきた当初、そんなに何にもしらないで、よく移住なんかしてきたもんだねぇ!と目をまるくして笑われたものだ)
だけどもう逃げるわけにはいかない、悩んでる時間はないから、という、隕石みたいに巨大な確信が、へその裏あたりにドガンと落ちてきていた。

今どこにいるんだろう。
ときどき、よくわからなくなる。
相変わらずお金はないし、大みそかの夜を一人きりで過ごすなんて人生で初めてのこと。
わたしはいろんな大事なものを捨ててしまって、いったい何をやっているんだろう。

それでも、現在地ちゃんと合ってるよ、と教えてくれるのは、誰かの励ましや賞賛の言葉じゃなくて、日々感じている充足感と歓びだ。
あたりまえにある承認欲求とは、別の類の満足と安心。だからこの感覚を、わたしは信頼できている。

キャンドルの灯りを見つめていて思う。
真っ暗に身を置いてはじめて、きれいだと思えるもの、ありがたさに気づいて心に刻めること、確かにあるんだよなって。

お風呂からあがったら、しめ縄の飾りも鏡もちも、年越し蕎麦もおせちもなんにも用意せずに、テレビがないからもちろん紅白なんかも見ずに、わたしは年越しの瞬間のエクスタシーを無視して、20時ごろから爆睡していた。

ここまでなんにもしない年越しは、前代未聞。笑
だけどなんかすごくうれしかった。だって、わたしにとっての新年は2月なのだ。毎年そこまで盛りあがれない気持ちのまま、世の中の雰囲気に気分を寄せながら、がんばって「お正月」していた。
一人だとこんなふうにも過ごせるんだなー。
ちいさくておおきな、新しい発見だった。

2022年はもっともっと、自分の感覚だけをアンテナにして日々を選択、創造していきたい。

でも明日になったらみんなに合わせて
元日のご挨拶、あらためて書こうっと!
ああだこうだとごちゃごちゃ言いながら
こだわりなくて適当だなー。わたし笑

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