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666 柿泥棒の子どもたち

ひさびさに天気がいい!早起きしてドライブ。
出光の会社からイノシシが罠にかかったと連絡が入り、搬出へ。

秋晴れの道端にはどこもかしこも全盛期を迎えたセイタカアワダチソウと、葉が落ちて残された折れそうな細い枝に、しがみつくようにたわわに実る柿。

いま世の中が必要としているのは「柿泥棒のこどもたち」だと思う。柿はスーパーで買うもんじゃねえ、盗むもんだ!ってこないだ会ったおじいちゃんが笑って話してたんだけど、わたしたちの生きる時代には、柿がごちそうだとおいしそうに感じる子どもも、柿を盗みたいと思って友達とニヤニヤいたずらを企む子どももいない。仮に奇跡的にいてくれたとして、子どもたちに「こらぁ〜!なにやっとんじゃあ!」って大笑いして怒鳴れるおとなもいない。ていうかそもそも、子どもたちが里山にいない。いるのは良識のあるじいちゃんばあちゃんだけだ笑

みんながきちんとシキタリを守る、過疎化する里山。シキタリなんか完璧に守ったって、やんちゃなうるせえ子どもたちがいてくれなくちゃ、里山はすぐに里山ではなくただの荒地になるだけなんだけどな。

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