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「ふくおか食べる通信」PV制作レポ①〜柿とりんご編〜

みなさんこんにちは!おげんきですか。
今日は、ご縁をいただきイメージソングを書き下ろしました「ふくおか食べる通信」さんのプロモーションビデオ制作レポート①〜柿とりんご編〜です。
こちらの記事で詳しくご紹介していますので、よかったら合わせて読んでみてくださいね◎

ということで前置きは、割愛させていただくとして・・・

・ふくおか食べる通信のうた
・空と空

2曲分の映像を、編集長のかじさん、そして農家さんたちのご協力のもと、2日間に渡り撮影してきました!
制作は、ペーパーカンパニーの中村修治さん、新次元の映像を福岡から発信する「ワールドセブン」のみなさんです◎

朝4時に起きて、朝日を浴びながら現場へ・・・
(夜型でいつも朝4時ごろ眠りにつくわたしにとっては相当なプレッシャーの2日間でした笑)

撮影チームは、ワールドセブン 実力派のみなさん!メイクさん、アシスタントのスタッフさんも含めて、全員すっごく愉快なメンバーで。最初から最後まで、お仕事なのを忘れちゃうくらい爆笑の嵐でした。

お天気は、晴れ!下り坂で曇り〜雨が降るとの予報だったので心配していましたが、撮影中ずーっときもちよく晴れていて。ありがたかったなぁ。

先月、9月21日にロケハンへ行ったときの田んぼはこんなかんじ!

お米たちがたわわに実り、葉はまだ青々としています。
そして撮影日の10月15日には、こんな風景に!

1ヶ月も経たないのに、こんなに違うんですね。
ちょうど刈り取りの時期で、小学生の子どもたちが今日これから授業で刈りにくるんよ〜と地域のおじちゃんたちが教えてくれました。

そして、ロケハンのときの柿畑はこんなかんじ

9月後半、まだまだ緑です。それが10月になると・・・

とっても美味しい食べごろの柿に成長していました!
さて、りんごのほうはどうでしょう?

色づいてきていますが、9月はあと少し・・・といった印象。
10月になると?

うわーーー!おいしっそう!

りんごの産地といえば、長野県が思い浮かびますよね。
長野では「高密植(こうみっしょく)」という栽培方法で生産されていて(発祥はイタリアなんだって!)樹木の下のほう、手の届く場所にたわわに実るようになっているそうなのですが、生産者・赤地正志さんの営む「三翠園」では、その栽培方法を九州で唯一実践されていて。子どもたちやお年寄り、車椅子の方なども気軽にりんごの収穫体験を楽しめると大人気なのだそう!撮影当日も、大勢のお客さまで賑わっていました。

「うーん本当は、もう少し経ってからのほうがいいけどなぁ・・・」と言いながら食べさせてもらったもぎたてのりんごは、普段スーパーで買うものより、断、然、あまい。そして口から滴り落ちるほど、ジューシー!

撮影していることをしばし忘れて、丸かじりが止まりませんでした。笑

嘉麻(かま)市にある観光農園 九州りんご村。ぜひみなさんも一度、秋の休日に足を運んでみてくださいね!あかっちさん、お忙しい中ありがとうございましたー!

さてさて、もう一つの舞台となる、柿畑〜!
生産されているのは、朝倉市の秋吉智博さんです。

山一面に広がる、見事な柿畑。
まず、頂上にたどり着くまでが最高に楽しい!
軽トラの特等席に乗りこんで、道無き道をアトラクションのようにガタンガターン!と飛びはねながら(笑)スタッフ一同、ひゃあひゃあ叫びながら進んでいきます。

ここでの撮影は、優しいバラード調の楽曲「空と空」を、谷間にある遠くの街を眺めながらゆったりと歌うシーンだったのですが・・・柿の木に腰かけての撮影。つかまるところがどこにもない。バランスを取るのも至難の技で、インナーマッスルを鍛えなきゃ!と痛感したり、朝陽が直射日光すぎて目が開かなかったり、トイレがないので草むらに隠れておしっこしたり(笑)音楽とは裏腹に、わりとハードロック寄りな撮影だった気がします。こうして人間は、鍛えられてゆくのだ。

撮影中は、早朝から絶えず銃声がこだましていて、猪狩りをしていたのかなぁ。それから鹿が発情して鳴く声を初めて聞きました。めちゃくちゃ高い声で「オオオオオオオーーーーーーン」と鳴くのがその声だそうです。知らなかった・・・今度発情したときには、ぜひまねしてみたいです。

男たちの浪漫「ドローン」も飛ばしたよ。

こんな時代がくるとはなぁ。
映像がどんなふうに完成するか、わくわくです◎

編集長のかじさんと、帽子を交換ショットも!笑

最後になりましたが、柿農家の智博さんと柿を収穫して畑でいっしょに食べるシーンのときにね、智博さんが「ああ、美味しい・・・」って漏らした素直そのものの声色に、なんだか胸を打たれてしまって。わたしがまじまじと彼を見つめてしまったので「えっ、僕なんか変なこと言いましたか?」と照れ笑いをされて、いいえすごく良い声だったので、と返すと「1年間、ずうっと面倒見てきて、一口食べて美味しかったときって、本当安心するんですよね」って仰って。まだ撮影中なのに涙止まらなくなってしまって大変だったという一幕がありました。笑

わたしは、農家さんとは状況も環境も全くちがうけれど、その言葉、その声を聞いたときに、人と人って繋がってるんだ、と頭じゃなく体で感じた。ただ食べ物をいただくだけじゃなくて、生産者さんとこうして対面する機会って、ほんとうに大切なんだなーって思いました。

コロナの自粛期間中に、ああでもないこうでもないと悩みながら負けそうになりながら孤独にスタートした新しい音楽活動のスタイルを、応援してくれる人がいて、こうしていろんな人に力を貸していただけて、一つずつ形になっていくこと。その過程で出会えた人たちや、見たことのなかった景色、あたらしい感覚。それらは、まだわたしにとって目まぐるしくて、正直ちょっと信じられない瞬間もあって。
あのとき、心に思い浮かべたイメージの現実化が、思ったより早くて追いつけていないこともありますが、笑、本当にありがたいなって、今はあんまり頭で考えず、とにかく、できることを真心こめてやっていこう!って思っています。こうして記事を読んで、見守ってくださっているみなさん、今日も生きててくれて、触れてくださって、ありがとうございます。

遠くにいても離れてても
元気でいてよって空見上げて
まだ会ったことないきみのこと
思ってくれてる人がいるよ

ふくおか食べる通信 イメージソング「空と空」より

プロジェクト開始のきっかけ、コンセプトや想いについては、以前綴ったこちらの記事を読んでみてくださいね。
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ライブで生計を立てていたシンガーソングライターの変身術

PV公開日は 11月21日(土)を予定しています。

それでは次回に続く「ふくおか食べる通信」制作レポ②〜川茸(かわたけ)編〜もおたのしみに!
どなたさまもお体に気をつけて、秋空の下、たっぷり深呼吸しながらお過ごしください◎

かおり

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