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717 荒野に希望の灯をともす

暗ければこそ光を灯す意味がある。
寒ければこそ火を炊く意味がある。

信頼は一朝にして得られるものではない。
利害を超え、忍耐を重ね
裏切られても裏切り返さない誠実さこそが
人々の心に触れる。

私たちにとって平和とは
理念ではなく現実の力なのだ。

中村哲さんのドキュメンタリー、ご近所のたまる食堂でさんで上映だったので、ギリギリ駆けこみ。うしろの席で視力的にも位置的にも字幕まったく読めなかったけど、それがかえって良かった。そして肩ピクピクなってほとんどずっと嗚咽してたので、ほんとにうしろでよかった笑

干ばつが続き、砂漠化した大地。
9割が自給自足だというアフガニスタンで、食べものを育てられず飢餓ゆえに暴動が起き、マラリアをはじめとした疫病が大流行する中で、中村哲さんは医師だけど、必要なのは薬ではない、水だ。と、川から水を引く用水路を作るリーダーとなった。

そのありえない熱量と信念の活動をすごく尊敬していたし、同じ福岡出身なので勝手に親近感もあって、つい数年前に銃弾に倒れ亡くなったニュースを観てかなりショックを受けていたんだけど、国分寺のカフェスローで写真展なんかも観ていたのに、わたしは彼の息子さんが活動の最中に悪性腫瘍で亡くなったことを知らなかった。10歳だったそうだ。
今日そのエピソードをはじめて知って、ますます、いろいろと考えさせられた。

人生のすべてを捧げ
大げさでなく何万人もの命を救った彼と
その家族の心情。

ほんとうの愛とはなにか。
このところ響いてくる一貫したテーマ、点と点が少しずつ線になる。

日常のかけ離れているようにも思える世界。
直接会ったこともない人からもらう言葉。
それをダイレクトに、観た人の胸に
たったの数時間できちんと訴えかけてくれる。
映像作品は、ほんとうにすごい。
そして観たあとの自分の生き方、在り方に
背筋を伸ばすだけでなく襟を正すだけでなく
実際の変化が起きないと失礼だと痛感する。

中村哲さんの名言なんて
ググれば出てくるだろうし本も読めるんだけど
ああ、ナレーションの方の声も良かったな。
体への響き方が全然ちがう。
虹の戦士もそうだけど。音の力。

るうちゃんのサバサンドお持ち帰り

疲れてるまつかなに食べてもらおうと、セブンでカフェラテとエクレアも買って、サバサンドを持っていった。

いつも飄々としている。まったく意図的じゃないのにポーカーフェイスの彼女は、なにが起きても基本、顔色ひとつ変えない。

でもストレスや緊張が蓄積すると突然、歩けなくなったり声が出なくなったりする人なので、特になにもできないけど、辛いときはできるだけそばにいたい。でもそばにいないほうがいいときは、遠くから見守りたい。

そばにいたい、遠くから見守りたいって
行動は真逆なんだけど、おんなじ愛だよな。
どっちも素敵でしあわせなきもち。
どっちがしっくりくるかは、直感のさじ加減。
今日はたまたまなんとなく
そばにいる、の日になってうれしかった。

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