724 メソメソ族の逢瀬

アカペラグループ Be in Voices
結成30周年記念コンサート。
ゲスト出演で「ナミダ星」と「咲き誇れ」2曲。
歌いにこられて本当によかった。

サウンドチェック風景

なんて美しいホールなんだろう。
音楽への愛を感じる。

空間の鳴り方は少し独特なんだけど、心地いい。
音がミストシャワーみたいに上から降る。
やわらかくてまろやかな、カドのない響き。

天井は宇宙みたいだ

ほどよいサイズ感の小ホール

Be in Voicesのメンバーはみな
ハーモニーをこよなく愛するこころ
絶妙に程よい距離感と気品、献身性
音楽とまわりの人たちへの優しさと信頼
そういうの全てをひっくるめた「人間性」が
有無を言わさず、プロフェッショナルだ。

ふざけていても、洞察力は常にあって
ビビるくらいまじめだけど、ふんわり。
バランス感覚が、とにかくすごい。

だから30年もの時を、変わらずに
奏でつづけ、刻みつづけ、輝きを増して、
ここに「結果」を具現化している。
誰にでもそうそうできることじゃない。

衣裳に着替える前もすき笑

瞬く間に、本番は過ぎていった。
人生の縮図なんだろうと思う。コンサートは。

楽屋でおべんとう

同じゲスト出演のスーパーベーシスト
アオキマコトさんと

しあわせメンバーのカスミソウさんが
会場へ会いにきてくれていた。

終演後のほんの短い時間で、急いで出てください！とアナウンスがあって、ほんとうにそれは一瞬の逢瀬だったけど、まわりの雑音がすべて止まったスローモーションのような数秒間だった。

彼女の目を見て、声を聞けて、
涙が勝手にポロポロあふれてきた。

なんでかおりさんが泣くんですか〜！
と笑いながら、いっしょに泣いた。
わたしたちはもう、家族だったんだと思った。

悲しみや痛み、葛藤している日々そのもの
わたしの身に起きているほとんどすべてのことを
リアルタイムで、共有してくれている。
こんなの、たまたま血縁のある親戚よりも
よっぽど立派な、家族じゃないか。

メソメソ族。
わたしたちは、この宇宙一可愛い家族だ。

また、ステージ写真などをいただいたら
あらためてアップするね！