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24歳女、福祉の仕事辞めました①

※特定されたら怖いので、嘘も色々混ぜています。


タイトル通り、3年勤めた会社を辞めた。就活とかちゃんとやってこなかった末路だし、まあ当たり前かも。

福祉業界に勤め、蓋を開けたら一年間で14人くらい辞めている事実(全体で50人くらいしかいない会社)、契約書に書いてあることと違う労働環境、があることを知り、もしかしてブラックか?と気がついた。

こんなやべーところさっさと辞めようと思い、2年目の面談で辞めたいですと言おうと思ったけれど小心者すぎて結局言えなかった。いや、厳密に言うと彼氏を引き合いに出してここを離れることになるかも〜みたいなニュアンスで話をした。そしたら、環境変わればなんとかなるんじゃない?異動する?という話になり、辞めることもできず挙句異動する事になった。

異動先の土地には友達もおらず、利用者さん保護者さんも癖が強かった。元々が恵まれ過ぎていたのかもしれないが。

私が異動してすぐ、先輩が辞めた。退職代行を使って離れたのだが、こういうサービスでちゃんと辞めれるんだと謎に感心したのを覚えている。

6月、正職員1人だけの異様な環境に仕事ができる職員の方が来てくれた。この人が来てくれてから重要な仕事はこの人に任せるようになり、私の負担もだいぶ減った。ただ、クセの強い利用者が増え始め、これから大変になるなといった環境にもなってきた。

8月、夏休み真っ只中で、毎日施設の中はカオスだ。いつも誰かに怒っている状態でこちらも限界が近かった。怒るなんてありえないと思うかもしれないけど、想像して欲しい。自分の思い通りにならないとそこに人が居ようがいまいが机をぶん投げる人、勃発する首の締め合い、突然の全裸、怒らない方が無理だ。1日だけ存在した、30分間1人で9人を相手にする時間。危なかった、まだ理性が勝っていたけれど理性が負けていたら指導を超えた指導をするところだったんじゃないかといまだにヒヤヒヤする。

10月、真面目に仕事を辞めようかと思い始めた。休みもないし、何より利用者に対して嫌悪感が滲み出るようになった。このまま働き続けたらニュースになるかもななんてぼんやり考えることが出てきた。恐ろしすぎる。福祉向いてないなとも思った。

11月、辞めると決めてからの私は最低だった。全てに対してやる気がなくて、愚痴っぽかったようなきがする。

そしたらトドメを刺すかのように風邪を引いた。熱が出て、これでもかというくらい身体の節々が痛くなってこの歳なのに1人で泣いた。起き上がることもできなくて、上司に電話をしたら「今日病院行けないの?」である。起きれないって言ってんだろ!翌日病院に行くと伝え電話を切った。

検査結果はインフル、コロナ全て陰性で病院の先生にもよくわからないと言われた。診断書出しますかと聞かれた為、貰っとくかと「いります」と伝えたら1週間療養が必要と医者のお墨付きで休めることとなった。電話で伝えたら「ま、書かれてるなら休むしかないんじゃないですか」と鼻で笑われ、「ほずみさん、できたら早く辞めたいんだよね?いつまで働こうと思ってるの?」と聞かれた。風邪を引かなければ進退についての面談をする予定だったから、電話でする事にしたらしい。

「冬休み期間が忙しいので1月いっぱいまで働きます」
「人はどうにかするから、そういうの関係なしでいつまで働けるの」
「じゃあ、12月いっぱいですかね」
「あとで直接話したいから、都合のいい日メールしといてください」
「はい」

ここで電話は終わった。そしたら、急に鼻が詰まった。呪いか?
転がり落ちるように体調が悪くなり、唾を飲むと耳の奥まで痛くなるくらいに喉は炎症を起こしていた。セカンドオピニオンで耳鼻科に行ったら、ウイルスだから効果的な薬はなくて、治るのを手伝う薬を出しておきますねと、私の免疫を試すようなことをしてきた。ちなみに1週間経ったが治っていない。サードオピニオン待ったなしか?

結局面談は療養最終日の夕方になった。彼氏に職場まで送ってもらい、念のために退職願も書いて持って行った。利用者とはすれ違わないようにと裏口から入れと言われ、泥棒のように施設に入った。

続く。

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