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『うわっ…僕の能力、低すぎ…?』1LDK入社前の僕と、今の僕

今回は、僕がどんな人間で、どういう人生を歩んできたかを簡単にご説明させていただいてもいいですか?という回にしたいと思います。前回は仕事の説明が中心で、自分のことあんまり触れられなかったので、今回は自己紹介がてら、お話しさせていいただこうかなと思います。

のほほん大学生活

浪人を経て大学に入学した僕ですが、特にやりたいこともなく、基本的には遊んでるかバイトしてるかでした。大学入学時は、教職でも取って教師になるかな!とか思っていたのですが、教職の授業が7時間目で、「それ取ったらバイトできないじゃん!」っていうことで簡単に断念しました。

大学1年生と2年生の頃は、学校!バイト!遊び!とバランスの取れた生活をしていたので、フル単(最強の大学生という称号)で、これは進級・卒業・就職、楽勝だなと思っていたのですが、3年生になった頃から「バイトしてた方が毎日楽しいぞ。学校は休学して、毎日バイトするか!」と変な方向に向かってしまいます。
大学を休学して始めたバイトは、携帯ショップでした。時給が良かったので日々の生活が潤いますし、いろんな人のニーズに合った物を見つけ出して売るのがゲームみたいで楽しく、ほぼ毎日働いてました。
そんなこんなで、本来大学3年生をすごすべきの一年間を、バイトと遊びで過ごしていた僕でしたが、そろそろ復学しないと友達たちが学校からいなくなっちゃうなということで、一年きっかりで普通の学生生活に戻りました。

復学してからはフル単など夢のまた夢、進級ギリギリの成績を取り、やっとの思いで4年生になりましたが、これから闇の留年期間になるとは知らず、進級できた喜びで、春休みは遊び倒してました。

闇の留年期間

進級ギリギリのラインで4年生になった僕でしたが、1年での卒業は絶望的でした。フル単が絶対条件、友達たちは卒業していなくなったので一回でも休むと授業ついていけなくなる、ということで、適度に学校通って半分くらい単位取れればいいか!と思っていました。
一年のバイト生活で勉強することから逃げていた僕は、復学してからも勉強することができず、学校に行って教授の話聞いて満足するだけの生活をしていました。やってないのに最低限やって、やった気になっていました。
そんな生活の結果、ずるずる〜っと無意味な一年間を過ごし、取得単位0で無事留年が決まりました。

こうして始まった大学6年目。卒業のためにはフル単が絶対条件で、仲のいい友達・後輩も卒業していない、さらには学費も稼がなければならない一年でした。平日昼間は学校、休日と夜はバイトをして過ごしていました。
基本的に仲の良かった友達と後輩は普通に4年間で卒業して行ったのですが、1人だけ僕とほぼ同じ状況の友人がいたので、彼と協力し、励まし合ってこの一年で卒業することを目標に頑張りました。テストで赤点を取って、あわや留年か!?となった時も、助け合い追試を乗り越えた彼とは、今でも大親友です。
そんなこんなで、無事必要な単位のほとんどを前期で取ったのですが、僕は大事なことをすっかり忘れていました。

「就職…どうしよ………。」

人生ゲームの赤マス

みんな大好き人生ゲーム。赤マスがあるのはご存知ですか?結婚・出産とか強制的に止まらなければならないマスなんですが、”就職”もこの赤マスの一つです。
大学生活6年目でやっと卒業ができそうな僕は、この赤マス強制イベントの就職活動の存在をすっかり忘れてましたが、「ひとまず働ける場所を探さないと」と思い、昔バイトをしていた会社の社長に、携帯ショップ関連の仕事を紹介していただきました。バイトの経験もあり、やることも把握できていたので、「まぁなんでもいいから働ければいいや。」と、そこの社員になろうと前向きに検討していたのですが、『この仕事を一生やりたいか?これを辞める時、自分に何が残るんだ?人生の分岐点をこんな感じで決めていいのか?』と、僕の頭だけでは解決できないさまざまな感情・悩みでいっぱいになりました。
この悩みを抱えたまま、就職をどうするか決断することは難しいと判断した僕は、高校の時からの友人を頼ることにしました。この友人Aは僕の人生において最も重要な人間の一人で、僕が何かに悩むたびに何度も助けてくれた人物です。(Aとのエピソードは別の機会でご紹介できたらいいなと思ってます。)
Aは、僕が当時入ろうとしていた会社のこと・そこに入ることに関して僕がどう感じ、考えているかを静かに聞いたのち、次のような言葉をくれました。「悩んでるくらいだったら、俺が会社紹介する!」その言葉があった次の日には、今僕が勤めている1LDKを紹介してくれ、さらには面接の日にちまで決めてくれた彼には本当に頭が上がりません。こうして、Aの紹介もあり1LDKに就職することができた僕ですが、もちろんAの紹介だからという理由だけで入社を決めたわけではありませんでした。

好きな人と好きなことを

僕は面接の時に、会社説明の一つとして『好きな人と好きなことをする会社』という紹介をされて、入社したいという意思が固まりました。
この言葉を聞いた時、年功序列が無くて〜とか、弊社は風通しのいい会社で〜とか、就職活動でよく聞く言葉よりも、端的でわかりやすく、非常にワクワクしたのを覚えています。これは書いてもいいのかわからないんですが、面接の場には金髪のギャルみたいな女性と茶髪ロン毛パーマの男性がいたので、より一層ワクワクしました。
「こういう人たちと楽しく仕事がしたい!」そう思った僕は、Aの助けを借りながら、頼み込んで入社させてもらいました。1LDKに入社しようという選択は、僕の人生において、最も特別で、最良のものだったと思います。

何も出来ない・わかんない、でも楽しいかも?

1LDKに入ってからの毎日は初めて知ることだらけで、めちゃくちゃでした。
人生をサボり続けた僕は、特にやれることもなかったし、何かを身につけようとすることも初めての体験すぎて、仕事に対して求められるスタンスすら理解不能でした。そんな状態でも、会社の人とランチに行ったり、企画を聞かせていただいたり、逆に自分の拙い企画を褒めてもらったりした時は、最高に楽しかったです。
入社当時は能力が不足していたし、今も十分ではないのですが、能力の有無では無く課題やタスクに取り組む姿勢を評価していただけたのはすごく嬉しかったです。
本気でやる。その姿勢を褒めていただくというのが僕には救いでした。そこから発言をしやすくなりますし、仮に間違ってもいいから本気でチャレンジすることが大事なんだと、再認識させていただきました。
こうして、1LDKでの日々が毎日楽しく過ごせているおかげで、サボり癖・諦め癖のある僕でも、働き続けていられるのだと思います。全ての働く人がこの幸せを感じてほしいと思います。僕は1LDKの面接をしていただいたあの日から、毎日楽しく、そしてワクワク過ごしています。
最高!!!


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