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発達障害?自閉症?ADHD?自分はどれ?

(内容)
・障がい者支援関連資格ありの筆者による解説
・画像挿入なし
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最近よく知られるようになった"発達障害"
「もしかして自分も…?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
でも、発達障害とか自閉症とかADHDとか…一体何がどんな症状で、自分はどれなんだ?
そんな方に、障がい者支援職員を経験した筆者が、簡単に解説します。

目次
1.はじめに知っておいてほしいこと
2.発達障害とは?知的障害との違い
3.アスペルガー、自閉症とは?どんな特徴?
4.ADHDとは?どんな特徴?
5.LDとは?どんな特徴?
6.当てはまって不安な方は

1.初めに知っておいてほしいこと

まず、発達障害の特徴は誰にでも当てはまるものが多いです。
当てはまる=発達障害ではないことに注意が必要です。
なぜ当てはまるのに違うの?というと、本来発達障害とはその特性があるから障がいである、と判断されるものではないからです。

例えば、「よくモノを無くす」という同じ特性を持つAさんとBさんがいるとします。
Aさんは1週間に1回程度モノを無くすのに対し、Bさんは毎日モノを無くしています。
この場合、Aさんは発達障害に診断されなくて
、Bさんは発達障害だと診断されるような場合があります。
(もちろん、Aさんも診断される可能性もあります)

また、発達障害は本人や家族がその特性に対して困っている、"日常生活に障がいを感じている"場合に診断されます。
同じく物を毎日忘れるCさんがいたとして、周囲の人と支え合えていたり、本人がうまく対策をしたりして困っていなければ発達障害とは言えない、ということです。

以上を踏まえて、これからお伝えする特性に自分が当てはまっても、あなたや周りの人がそれに対して日常的にとても困っていなければ気にする必要はありません。
むしろ自分はうまく対応できているのだと、自信を持って大丈夫です。

逆にとても困っている、日常生活を送るのが難しいといった方は、当てはまる症状を対応できる方法を実践してみたり、難しければ病院で診断を受けたりと、困りごとを解消するためにこの記事を参考にしてくださいね。

2.発達障害とは?知的障害との違い

発達障害とは、ある特定の部分に難しさがあり、日常生活に困難さがあることです。つまり、自閉症、ADHD、LDは全て発達障害の枠組みの中にあります。

知的障害とは、日常生活に必要な力が全般的に平均よりも遅れがあることです。
つまり、知的障害は発達障害の"ある特定の部分に難しさがある"とは違うため、発達障害の枠組みには入りません。

ただし、知的障害と発達障害の特性を同時に持つことはありえます。
特に、知的障害を持つ人は自閉症の特性が強いことが多くあります。


3.アスペルガー、自閉症とは?どんな特徴?

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