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AQUOS sense9に見る、戦場の変化
AQUOS スマートフォン 公式サイト
2024年10月29日、シャープが2024年秋冬モデルを発表しました。
個人的に、2024年春夏モデルで、AQUOS R9が発表された時、みなさんが「proモデルがないのかー」と嘆いているのをたくさん見ました。ただ、私的には「春夏モデルでR9とwish4の2モデル発表されたなあ。すると、秋冬モデルだけ1モデルだけ?ちょっと歪だなあ。それぞれ2モデル体制にすると、バランスがとれる。とすると、R9 proが秋冬モデルに来てもおかしくないな。」とは思っていました。
10月28日の発表前日に、シャープの公式サイトを見ると、AQUOS R8 proのサムネイルが残っていました。これは「振り」だなと思っていました。
結果、10月29日に、無事AQUOS R9 proが発表されました。値段を気にせず、最高峰を目指したモデルですね。「高級デジタルカメラ・高級ビデオカメラの置き換え」にも使えるでしょう。
これで「エントリーモデルのAQUOS wish4」「ミドルレンジモデルのAQUOS sense9」「上位モデルのAQUOS R9」「最高級モデルのAQUOS R9 pro」とすみ分けができました。ゲーム目的ならAQUOS R9ですね。
今、みなさんが注目するのは、最高級モデルの「AQUOS R9 pro」でしょうね。
さて、私が今回注目したは、なぜかAQUOS sense9です。
【戦場が変わりつつあるミドルレンジスマートフォン】
まずは、AQUOS sense9のスペックページを紹介します。あとから見返してかまいません。
AQUOS sense9の記事です。(ITmedia)
今回の注目は「ROM 128GB/RAM 6GBモデル」「ROM 256GB/RAM 8GBモデル」の2モデルの存在です。
値段は、「6GB/128GBモデルが6万円程度、8GB/256GBモデルが6万円台後半」と言われています。
スマートフォンって長く使いますよね。数千円上乗せするとメモリ・ストレージが強化されると知ったら、長くスマートフォンと付き合うあなたはどちらを選びますか?
私は、迷わず8GB/256GBモデルを購入します。
今までのAQUOS sense8は6GB/128GBモデルだけでした。
つまり、「RAM/ストレージの容量面での戦場を変えようという意図」が見えます。
【ゲームにも耐えられそうなSoC】
AQUOS sense8では、重い3Dゲームの原神にもそこそこ耐えられるSoC「Snapdragon 6 Gen 1」が搭載されていました。
AQUOS sense9では、SoC「Snapdragon 7s Gen 2」が搭載されます。スペック的にはアップしているので、ゲームの使用感もアップしているはずです。つまり、中高生みたいにゲームを楽しみたい青少年もターゲットにできます。
スペックの比較サイトへのリンクです。
【戦場を変えざるを得ない理由:FCNTの存在】
戦場を変えざるを得ない理由として、FCNTの「arrows We2 Plus」の存在があります。スペックを見ればわかりますが、AQUOS sense9の8GB/256GBモデルと同じです。つまり、スペック的に6GB/128GBでは負けてしまいます。なので、追いかけた意味もあるでしょう。
【通常使いで十分使えるスマートフォン】
「エントリーモデルであるAQUOS wish4」は「とりあえず使えればいい人向け」として十分ニーズを拾っています。
「ミドルレンジモデルとなるAQUOS sense9」は「ゲームも写真撮影もまずまずできればいい人向け」のニーズだと思います。配信とか、これから出るだろう重いゲームを除けば、十分普段使いできるスペックです。おそらく配信にもまずまず使えるレベルでしょう。
「AQUOS sense9 8GB/256GBモデル」は、普段使い用として何年も使う人向けに検討できるレベルだと思います。
とにかくきれいに写真・ビデオ撮影したい方は、お財布と相談して「AQUOS R9 pro」「AQUOS R9」を検討しましょう。
【USB Type-C イヤホン情報】
イヤホンジャックがなくなったので、「無線イヤホン」か「USB Type-C接続のイヤホン」に代える必要があります。個人的には「充電」の必要のないUSB Type-C接続が好きですね。
【2025年春夏モデルの予想】
半年おきに2機種発表の体制が整ったので、2025年春夏モデルでは、「AQUOS R10」「AQUOS wish5」が出ることが予想されます。
心配なのは、「AQUOS R10」の存在ですね。AQUOS sense9で、十分ゲーム用途に使えるので、中途半端になる可能性があるので、慎重にスペック等を練る必要があるでしょう。
「AQUOS wish5」は、SoCを強化できればいいなと思います。とにかく、値段重視です。
【書き残し】
ここで書いていないのは、思いつく限り下記かな?と思っています
・実機レビュー
原神等のゲームの動作レビュー
カメラ性能
その他、実際触っての感じ方
・Snapdragon 7s Gen 2搭載のNPU "Hexagon"のAI性能
ここは、他の記事・ブログ・動画等にまかせたいと思います。
【ゲームについて余談】
「原神」は、Playstation4・Playstation5でもプレイできます。Xbox Series X/Sでもプレイできます。Windows版がEpicGamesStoreで購入できます。
「崩壊:スターレイル」は、Playstation5でもプレイできます。Windows版がEpicGamesStoreで購入できます。
Epic Games Store「原神」 (Windows版)
Epic Games Store 「崩壊:スターレイル」 (Windows版)
つまり、これらのスマートフォンでは重いゲームは、無理してスマートフォンでプレイする必要はなく、「家庭用ゲーム機で楽しむ」という選択肢があります。
なお、これらのゲームは、中国のゲーム会社「miHoYo」が制作しています。
【イヤホンについて余談】
AQUOS sense9から、イヤホンジャックがなくなりました。
そこで、USB Type-C接続のイヤホンを探してみました。
あとは、既存のイヤホンを使いたい場合には、次の変換コネクタを使用するといいでしょう。
【追記】
2024年11月6日、実機レビューの動画が配信されましたので、掲載します。
ゲームの「原神」や「崩壊スターレイル」などの重たいタイトルは、プレイに向かないかもしれませんね。それ以外は、結構良さそうです。カメラ性能も普通に使う分には十分ですね。
「ゲーム」を考えると、Android機よりもiPhoneの優位性を感じますね。iPhone SE3で、原神が結構サクサク動いてくれるという事実は覆せない。iPhone SE4になったら、より優位かもしれません。中高生や20歳代など(私の先入観)ゲームを楽しむ方は、ゲーム性能に要注目ですね。
メモリ(RAM)の違いによる差があるかの検証
AQUOS sense9と arrows We2 Plusの比較動画。
なお、FCNTは中国のLenovoへ買収されたので、中国の国家情報法に引っかかる可能性があるので、中国への情報流出の可能性に注意すること。
実際、中国製の防犯カメラの画像が中国へ流れていった実例があります。
中国製防犯カメラについての情報ソース
Galaxyシリーズのミドルレンジスマートフォンの発売
開発陣へのインタビュー記事
AQUOSブランドの評価(2024年12月現在)