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プラスメッセージ(+メッセージ)をやめて、Googleメッセージ・iMessageに移行すべき

docomo・au・softbankで、プラスメッセージを使って、SMSの時のような文字数制限なしでメール送受信している人はいると思います。
しかし、1500文字までのテキスト・画像・動画等であれば、「RCS(リッチコミュニケーションサービス)規格」に対応した、Android標準のGoogleメッセージで十分対応できます。また、iPhone等で使用されるiMessageでも利用できます。
私は、「プラスメッセージ」をやめて、「Googleメッセージ」「iMessage」へ移行すべきだと思っています。



【イノベーションになってない】プラスメッセージ(+メッセージ)の利点がない・見えない上、機能的にGoogleメッセージとほぼ変わらない

私自身も「プラスメッセージ(+メッセージ)」はインストールし、利用しています。
しかし、SMS時代と変わりないやりとりばかりで、「プラスメッセージの利点・アドバンテージ」がまったく見えません。
一方で、Androidスマートフォンでは、「Googleメッセージ」が「RCS規格」に対応し、長文テキスト・画像・動画のやりとりに対応し、プラスメッセージと変わらないやりとりが可能です。
また、iPhoneなどの標準の「iMessage」も「RCS規格」に対応しました。
この時点で、通信会社が「Googleメッセージ」「iMessage」でのRCS送受信を可能にすれば、プラスメッセージが不要になります。


【問題】プラスメッセージ(+メッセージ)において、スタンプ等の収益モデルがない・見えない

LINEが爆発的に広がった理由の一つは、「スタンプ」の存在が大きいです。
リアクションをスタンプで送れるのは、会話を華やかにする意味でとても重要です。
ところが、プラスメッセージにおいて、魅力的なスタンプがあまりなく、下記の問題があります。

  • ほとんどのスタンプが期間限定

  • マンガやアニメ等のスタンプがない

  • 有料のスタンプがなく、支払い方法がないせいか支払い方法がわからない

以上のことから、スタンプによる収益モデルが見えません。
こんな状態なら、LINEでチャットのやりとりするほうがマシで、プラスメッセージでのチャット利用する価値がありません。


【選択と集中】通信キャリアは、何に投資すべきかを考えるべき

プラスメッセージは、docomo・au・Softbankが、それぞれ独自のプラスメッセージアプリとしてリリースしています。
「アプリを提供している」ということは、「アプリのメンテナンスをする人がいる」ということで、人件費・サポートなどの運用コストがかかっています。
「Googleメッセージ」「iMessage」でRCS対応しているのに、通信キャリア各社がプラスメッセージアプリの提供をして、運用コストをかける意味はありますか?
特に「プラスメッセージ(+メッセージ)を使うことの大きなアドバンテージが見いだせない」現状で、私は独自のプラスメッセージアプリを提供する意味を見出せません。人件費・サポート費用等を無駄にかけているとしか思えません。
そもそも、Googleメッセージとプラスメッセージの2つのメールアプリが存在している時点で「どっち使うの?」となるのですが。


【余談】何を国産アプリとして残すべきか

「なるべく国産を大切にすべき」という議論はあると思います。
では、プラスメッセージは国産であるべきなのでしょうか。
私は、海外OSであるAndroid・iOSのスマートフォンのメールクライアントとして国産である意義はないと思っています。むしろ、OSの会社が提供し他サービスと結びつける動きを阻害する意味で、国産メールクライアントの存在は害悪になり得ます。

国産プラットホームとして大切にすべき一つとして「SNS」があります。
日本国内の標準SNSとして「X」がありますが、悩みとして「すぐにサーチBANされたりして困る」というのがあります。これは、会社の方針もあるでしょうが、特に画像においての価値観の違いにより「すぐサーチBANされる」ということで困っています。
そこで、国産のSNSとして「mixi2(2025年1月時点でまだブラウザ非対応)」「タイッツー」「Misskey」があります。こちらに金銭的・技術的サポートをする方が、「日本社会にとって利益」があると思います。

現に、下記の現象が起きました。

  • mixi2へのアカウントをつくる人が多かった

  • Misskey.ioへアカウントをつくる人が多かった時期がある

  • 今でも漫画・イラストを描く人を中心にMisskey.ioを継続利用している

とにかく、「日本社会で普及し、エンドユーザーが喜ぶもの」を考えて、国産アプリを開発・運用すべきです。


【結論】

大きなアドバンテージのない「プラスメッセージ(+メッセージ)アプリ」から早く手を引いて、Googleメッセージ・iMessageへ移行すべきです。


【後処理の提案】企業のエンドユーザーへの説明例

企業として、アプリの終了・サービスの終了をする場合、説明責任があると思います。
私からの提案ですが、下記のようにしてはいかがかと思います。

「プラスメッセージは、スマートフォン標準で長文メッセージの送信が対応していない時期に、いち早く日本向けにサービスを提供しました。現在では標準のメールアプリが同等のサービスを提供しましたので、その役目を終えたと認識しています。今後はスマートフォン標準アプリにその役目を引き継ぐことが利用者のみなさまのためになると思います。」


【参考】






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