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『霊主体従と体主霊従』


「心が強くならねば、体も強くなれない」
と考える人は、体が心の反射になっている
霊主体従の者であります。

その者の特長は、
ひたすら質を求めて努力し、真を追及します。

逆に、

「体が強くなれば、心も強くなるだろう」
と思っている人は、心が体の反射になっている
体主霊従の者であります。

その者の特徴は、
頑なに上辺だけの努力で結果を求めます。

後者の体主霊従の者は、心根を変えたくないが故に「体の負担が減ると、心の負担も減る」
という現象を自分に都合よく
拡大解釈してしまうようです。

弱いままでいようとする者は次第に我が儘になり、
強くあろうとする者は次第に己を制御するようになるのですが、体主霊従の者はこれの逆を信じます。

それにしても、ここに来て
体主霊従の者が九分九厘に至っているという
実感が出てきた。

いよいよ、大峠が近付いているのかもしれない…。



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