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『血圧の測り方の盲点』


血圧の測り方について、
あれこれ言われておりますが、
誰も指摘しない一番重要な条件は、
肩の位置であります。

肩の位置を力まずに、
高い位置にするのか、
低い位置にするのか。

精神状態や姿勢、呼吸等の
巷で言われる諸条件を満たしていても
この違いで血圧の数値は、派手に上下します。

つまり、肩の位置が高いと血圧の数値は低く、
肩の位置が低いと血圧の数値は高く出ます。

では、どちらの血圧の数値が正しいのか?

実は、一般的に殆どの人の肩は上がったままで、
下げることを知らないという盲点があります。

これを踏まえて考えれば、
医学的な血圧の基準は、
常に肩を上げているタイプの人達のもので
ありますから、
医学的な基準で血圧を考えるのであれば、
肩の位置は高い状態
(殆どの人達にとっては普通の感覚)
で測るのが正解だと言えます。

しかし本来は、
肩を下げていられる少数派の人の方が、
身体的には正常であることをお忘れなく。

肩を下げられる人は、血圧計の性能上、
血圧を測る時に両肩の位置を力まずに
高く上げて(※)から、精神状態や姿勢、
呼吸等の巷で言われる諸条件も満たして
測る方が良いということであります。


※鼻から息を大きく吸いながら両肩を上げ、
肩幅が狭くなる様に両肩を引き寄せると
楽に肩の位置を高いまま固定することができる。
これが、大多数の人達が無意識にやっている
肩まわりの状態である。


【追伸】
それも慣れてくると、胸の中央の気圧だけで
血圧をコントロールできるようになる。



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