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『強かった日本人に戻れ』


その昔、お尻がぷりっとしている赤ちゃんは、
日本人だけでした。

それが、随分前から全く見かけません。

すっかり日本人の特性が
失われてしまっているようです。

昔の日本人は、
世界一の強腰民族であったのですが、
今では、
世界一の弱腰民族に成り下がっているのが現状。

しかし、諦めるのはまだ早い。

妊婦さんに禊技を続けていると、
強健な子が生まれます。

※ 禊技については、氷川神術整体『禊技』を参照。

その子が8ヶ月の時、
お母さんが「つかまり立ちするようになりました」と言って、お母さんの脚でつかまり立ちするところを見せてくれました。

ところが、何か気に入らないことがあったらしく、突然お母さんの両膝を両手でバーンと突いて
後ろに吹っ飛んだので、危なーいっと思ったら
完璧な後ろ受け身。

顎もちゃんと引けてるので頭も打ちません。

何事も無かったようにむっくりと起き上がり、
またつかまり立ち。

1歳未満の筋力でも受身が取れることを知ったのは
驚きでした。

その後「自力で立てるようになりました」と
報告を受けた時には、施術ベッドの上で
ニコニコしながら、ゆっくり立ったと思いきや、
しゃがみ始め、しゃがんだと思ったら、
立ち上がり始め、を繰り返すこと5往復。

まさか、完璧なフオームのスクワットまで
見せてくれるとは思いもよりませんでした。

武術家目線で観ても、センスあり過ぎです。

年子の弟くんの時も同じように、
妊娠中から禊技をやっていたのですが、
こちらは、
怪獣か?って思うほど頑丈な子になりました。

ベッドの下から顔を出していた弟くんの顔面に、
何を思ったのかベッドの上にいたお兄ちゃんが、
妙に腰の入ったローキックを入れたので、
こりゃヤバイと思ったら、弟君は全然へっちゃら。

武術家目線で観ても、フィジカル高過ぎです。

唐突に始まった取っ組み合いの兄弟喧嘩を
見た時は、まるで総合格闘技な攻防をしてました。

これは、母体の条件が胎児の肉体的個性の発育に
多大な影響を与えるということの証明であります。

ならば、出産後だと間に合わないのかと言うと
そうでもありません。

幼児に禊技を施すと、
直ぐに本能で正しい身体の使い方を
体得するものです。

「あまり這い這いしないし、立とうともしない」
という子の相談を受けた時、
足腰の強さに自信が持てないからであろうと思って施術してみると、
すんなり目の前で立ち上がってくれました。

幼児の場合は素直なので、
条件さえ揃ってしまえば、
得体のしれない自信が自然と出てくるものなので、それからの行動に抵抗感が無くなります。

大人は歳をとる程に、
今までの経験則を信仰する傾向があるので、
今までの動き方に執着するのが難点ですが、
経験上、条件を揃えた後ならば、
大人だろうが、老人だろうが、姑息にならず、
素直に赤子からやり直すつもりになるだけで、
直ぐに新しい動き方を体得するものであります。



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