ただのVTuberのオタクが、クイズを作り始めてから、もっとVTuberのことが好きになっていったので、皆も一緒にクイズを作ろうの話。
ごきげんよう、Mr.stickです。
私はバーチャルYouTuberというジャンルでクイズをたくさん作って、解いて、遊んでいます。
どのジャンルでもそうだと思いますが、クイズを始めたばかりでは、歴戦のクイズプレイヤーを相手に全く勝てません。
去年クイズを始めたばかりの私も、例に漏れず全然勝てませんでした、未だに勝てません。
それでも、勝てるようになるために、先ずは自分でもクイズを作って、知識を深め、そしてクイズのコツを理解していこう、、、と作問の研究を重ねていった結果、答えるより出題する方が楽しくなってきてる現状。
ということで、今回は主にみんはや、早押しクイズの、特にジャンルクイズについての問題作成のやり方を、皆も作ろうぜ!というノリで解説していきます。
先ずはクイズ作る時に意識してる3つのコツ。
・クイズを楽しく作るコツ
自分の好きな要素を解答にすること。
・楽しいクイズを作るコツ
解答する人も楽しくなるように考えること。
・クイズをたくさん作るコツ
クイズを無理して作ろうとしないこと。
クイズを楽しむために、自分の好きなジャンル、出来事をクイズにしちゃいましょう。
私はVTuberを選択しました。
解答する人も同じくVTuberが好きな人向けに作ってますが、詳しい人は1位争いを楽しめるように、詳しくなくてもクイズ要素を一緒に楽しめるように作ってます。
でもでも、いざクイズを作ろうと思った時に、何をしたらいいの?忙しくて、クイズを作る時間無いんだけど?
分かります、私も全くもって時間が足りないです。
クイズ作りたいけど時間が無い、どうしたらいいか分からない、そんなあなた、普通に今まで通りに、自分の好きなように、趣味の時間を過ごしていてください。
ただ、作問のことを、頭の片隅に置いてみてください。
VTuberの配信見て、動画を見て、切り抜きを見て、shortsを見て、曲を聞いて、Twitterを見て、イベントに行き、ライブを見て、Vのオタクをして。
その中で、これクイズになるなという謎を発見したり、自分が面白い、好きと感じたワード、要素、人物を見つけたら、メモをしておきましょう。
そして、通勤、退勤、休憩時間、トイレ、歯を磨いてる時、夜眠れない時、ラーメン屋に向かってる時、ラーメン屋に並んでる時、友達が待ち合わせに遅刻した時、病院で中々呼ばれない時等々、そんな隙間の時間に、メモを見て文章を考えてみます。
すると、あら不思議、いつの間にかクイズがたくさん出来上がってるんですよ。
Q1 クイズ完成までの流れ、作り方
試しに、1問完成した時の流れを解説します。
Twitterを眺めていたら、めっちゃ面白いVTuber、市松寿ゞ謡さんのツイートがTLに流れてきたので、なんとなくクリックしてみました。
Twitterのプロフィールに、ことぶき(寿)、おなじ(ゞ)、よう(謡)で変換という記載を発見。
お、クイズの1行目に使えそうな面白い要素だな、と思ってメモをしておく。
後日、耳鼻科に行った時に、待ち時間があったので、メモを開いて、文章を考えてみました。
今回は、市松人形というキーワードが出るまでは、何を聞かれているかがボヤケている、という面白いクイズが出来ました。
1st解答出来た人はボーナスポイントも入り「めっちゃ嬉しい」
知ってて解答出来たけど2番目以降になった人は「もっと早く押せた!悔しいけど、正解は出来たので嬉しい」
知ってたけど解答出てこなかった人は「なるほどな、、、次こそは」
知らなかった人は「そんな人がいるんだ!」
と、正解出来た人も、正解出来なかった人も、プラスの感情を持って貰えるような面白い文章や、面白い要素がクイズになっていますね。
出題側も、より早く押されるとエキサイトするし、市松寿ゞ謡さん知ってる仲間がいたら嬉しいし、知らなかった人が名前だけでも覚えてくれたらと思うと嬉しい。
という感じで、自分の好きなVTuberの要素が盛り込まれている面白いクイズが、Twitterを眺めているだけで、そして自分の空き時間を使って、簡単に出来ました。
Q2 文章構成を面白くしてみよう
みんはやのクイズでは、絶対条件として、最終的に答えが1つに確定している必要があります。
その答えが1つに収束するまでの過程を、いかに面白く出来るかで、面白さ、盛り上がりが問われます。
色んな形式で作れますが、あくまで通常の早押しクイズであれば、前半には難解な文章を入れて、プレイヤーになんだろうと考えてもらう。
後半には分かりやすい文章、キーワード、確定要素を入れて、プレイヤーに正解してもらう。
面白おかしい文章や、ヒント、キーワード、分かる人にだけ分かる要素、確信に迫る確定ポイントが盛り込まれていると、プレイしていて楽しいです。
でもあんまり文章が長いと目で追うのが疲れたり、飽きたりします。
また、4転5転すると文章構成が難しくなってしまうので、2転3転する構成の5行前後が理想、美しい、解答者も分かりやすい、作問側も作りやすいと思ってます。
試しに、愛園愛美さんの3Dミニライブを見て作ったクイズで解説していきます。
私もアイカツ!が好きで、織田信姫主催のアイカツVトークという企画を見ていました。
そこで初めて愛園愛美さんの声を聞いた、という思い出もあるので、念願のアイカツ!楽曲だけで開催した3Dライブ!、これはクイズにしたいなと思ってメモしてました。
例えば、今回のようにライブからクイズを作る、となったら、そのライブを見るのはもちろん、関連ツイート、概要欄、コメント欄等から文章のヒントを見つけるのが良いでしょう。
1の時点で、ハッピィクレッシェンド知ってる人はアイカツ!に関係してると気づけます。
この時点での解答要素はまだ不明瞭ですが、作問者が「ハートのボリューム急上昇」という文章をわざわざ入れた、そこに意図があると感じ取って貰います。
この辺で押せるかどうかは、作問者と解答者の「テレパシーのやり取り」のようなものだと思ってます。
作問者は「答えはアイカツ!だからこの文章が入ってるよ」とテレパシーを送り、解答者に「これってアイカツかな?」と思わせます。
早押しクイズで、このテレパシーが通じて、押せる、押されると、答える方も、作った方も、共に脳汁が出るので、積極的に取り入れていきます。
なお今回は1文字目の選択肢にハッピィクレッシェンドの「ハ」があると悲しいことになってしまうかもしれないので消しましょう。
2の時点では、アイカツ!見たことある人は「おしゃもじからマイク」でアイカツ関係であることは確信、ライブを見てた人は歌唱した楽曲が全てアイカツの曲だった、という共通点に気づけるかどうか。
いままで全部アイカツ!の話なので、「これ、アイカツか?」と思っていても、最終的に何を聞いてるかが、まだ確定してるわけではない、というのが早押しクイズの難しいところ、面白いところ。
3の時点で、ようやく解答の要素としてアニメのタイトルを聞かれてると分かり、「これは完全にアイカツだ」と分かります。
愛園愛美さんの好きなアニメを知らなくても、プリキュア、アイマス、マクロス等、ワンチャン取れる可能性を信じて、曲がいっぱいある何かのタイトルを押すことも出来るので、詳しくない人も参加出来ますね。
という感じで、最後まで読めば聞かれてる要素が確実に分かるけど、文章構成から作問した人の意図を読み取って、予測、知識、判断力で早押しすることも出来る、おだやかじゃないクイズが出来ました。
例1
例2
例3
Q3 クイズの難易度調整
たまたま流れてきためっちゃインパクトのある個人勢VTuber早紅夜さん。
面白い!と思ったのでメモをしておきます。
1芸に秀でてるタイプはクイズにしやすいです。
こちらの方は津軽三味線の演奏をメインに活動しているようです。
技術もさながら、バーチャルで、現代の曲で演奏するところがロックです。
こういうの好きだなぁとなったので、クイズにしてみようという感情が湧いてきます。
ところが、ここで人名を問うクイズにすると解答が全く出ない可能性があります。
難易度が高いクイズを作るのはいいけど、1人も解答が出ないのは、作問側の調整ミスと考えています。
チャンネル登録者数、フォロワー数、話題性を考慮して、解答が出てくるかどうかを考える必要があります。
歯を磨きながら、文章を作ってみます。
ここでは、彼女の武器である津軽三味線を解答になるように作ってみました。
早紅夜さんを知っていたら1st正解取れて、全く知らなくても、何となく正解が出る要素が残されてる文章になりました。
実際に出題した際は、早紅夜さんを知ってる人がいて、圧倒的速度で見事な1st正解が出ました。
知ってて正解出来た人は「めっちゃ嬉しい」
知らなかったけど解答出来た人は「なんかいけた」
知らなかった人は「解答見てから文章を見たら確かに、、、」、「そういう人がいるのか」
という感じで、知ってた人も、知らなかった人も、クイズに参加している一体感を味わってもらいます。
何かに特化したジャンルクイズを作ると、どうしても専門的な、カルト要素のクイズになってしまいます。
でも、みんはやでは、ボタンを押せる人が複数人いるので、知ってたらボーナス狙えるけど、知らなくても雑学要素や、閃き要素から押せそうな文章も一緒に出しておいて、皆で参加出来る要素があっていいと思います。
という感じで、あまり知られていないVTuberでも、皆で楽しめる、盛り上がる、ちょうど良い難易度のクイズが出来ました。
例1
例2
例3
Q4 全体の難易度調整
クイズを作ったとしても、1問だけ出題するのではなく、複数問を部屋として公開いたします。
私が毎週立てている部屋では、15問出題して150点いけば1位になれるであろう、という難易度を目指して、毎週同じ難易度に、毎週違った人物の要素が出るように調整してます(とはいえ、私の好きな人がよくクイズになってしまうのはご愛嬌)
また、参加プレイヤーにも得意分野があり、平等に勝負してもらうために、高難易度のクイズの数を制限します。
バーチャルYouTuberには、ホロライブ、にじさんじという大きなグループが2つあります。
これらの有名なグループのクイズとなると、多少マニアックな知識を問うクイズでも、得意なジャンルであれば早々に解答が飛び出てくるので盛り上がります。
マニアックで、知識強めなクイズは、正解時に脳汁が出るので最高だと思います。
にじさんじクイズ縛りとかなら、それも最高だと思います。
とはいえ、縛り無く、全問題がこの難易度だと、作る方も大変だし、解答する方も、ボタンを押せない時間が長いとあまり面白くない。
ということで、ホロライブやにじさんじ、どちらかの知識に偏らないように難易度を調整します。
もちろん、他のグループのクイズ、音楽系、個人勢も盛り込む。
他にも、知名度低→高になるように、分かりやすいオチにホロライブ、にじさんじを使う。
強めのエピソードトークから、簡単な雑学クイズに繋げるパターンも使えます。
そして、推しが誰であってもボタンを押せるクイズも盛り込んで、誰でも参加出来るようにする。
という感じで、ルームを立てた時の全体の難易度を意識してクイズを複数問用意して、得意ジャンルに関わらず勝負になるように、参加者皆に楽しんでもらえて、高難易度取れる人はきちんと優勝出来るような、盛り上がるクイズ部屋が出来ました。
Q5 文章ルーティーン
みんはやでクイズを作る時に、色んな文章形式、解答形式が考えられますが、毎回1から考えてたら大変です。
なので、すでに存在するクイズに当てはめて同じ構成で文章を作る、考えることで、とことん楽をしましょう。
これを答えにしたいな、この人のクイズ作りたいな、といった要素が決まったら、過去に自分が作ったクイズを参考に、中身だけを変えて、同じような型、パターン、思考で作れます。
例としてよく作るクイズを紹介。
・パラレルクイズ(ですがクイズ)
・名数型クイズ
・穴埋めクイズ
・歌い出し、歌詞、書き出しクイズ
・共通項クイズ
・解答の形式、要素を指定
・選択肢クイズ
・ずばりクイズ
・状況説明クイズ
・プロフィールクイズ
・翻訳、略称、語源
・時事クイズ
・謎掛け
こんな感じで、1回作って、面白く出来たな、っていう自分のクイズを真似して、同じ考えで、解答にしたい要素を当てはめていくと、どんどんクイズが完成していきます。
そして、RPGみたいに経験値が溜まってレベルアップしていき、段々とクイズ作るのが速くなり、内容も洗礼されていきます。
私も最初の頃はめちゃくちゃな文章でしたが、これを繰り返していったら、少しずつ校正されていき、読みやすい文章、面白い文章になりました。
当然、ベタ問(定番のクイズ)や、過去問と同じような形式だと、思考を読まれやすいけど、逆に思考を読んで欲しいんです!それでいい!
問題の個性が、意図が、うまく届いてると出題側も楽しいです。
曲のイントロを聞いて「これ堀江晶太が作ったやつ?」ってなるみたいに、クイズで、「これMr.stickが作ったやつ?」ってなるくらい個性を出せるようになれたらいいなと思ってます。
それでは、クイズ面白そうだな!と思っていただけた方が、私のクイズ企画へ参加していただけるのをお待ちしております。
そして、クイズ作ってみようかな!と思ってくれた方がいれば、参加しに行きますので、どこかのクイズでお会いしましょう。
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