ひとりごと〜それはしゅわきゅんからはじまった〜
”しゅわきゅん”の夏
まさかこんな日がくるとは。
先日Snow Manラウールの主演映画『ハニーレモンソーダ』を観に行った。思いっきり若者向けの青春恋愛映画である。学生という肩書が取れてウン十年経ったいま、まさか自分にこんな機会が訪れるとは…自身が青春真っ盛りのときでさえ恋愛映画なんて観なかったのに。人生とは不思議なものだ。
お目当てはもちろんラウちゃんで、スノ担としてどうしても彼の初主演作をスクリーンで観ておきたいという思いから映画館まで足を運んだ。
ラウちゃん、キラッキラでした🌟可愛かった。
ただ悲しいかな ”本当によくがんばったね(涙)” という親心が勝ってしまい、映画のキャッチフレーズである ”しゅわきゅん💕 ” ができなかった……
あゝ、わたしも汚れた大人になっちまったもんだ…(泣)
ラウール、選挙に行ったってよ。
ラウールといえば先月18歳になったばかり。まさにこの映画で主役を張るのにピッタリなお年頃である。そういえばこの前、初めての選挙に行ったと話していた。これからの時代を担っていく若者が、なんのてらいもなく当たり前のこととして初めて選挙に行った話をする姿に、なんだか眩しいものを見ているような気持ちになったのを覚えている。
私が選挙権を得た当時は友人らに投票に行くと話すと「へえ、真面目だね。」的な反応を示されることが多くて。そういう問題じゃないんじゃない?と思いつつも、なんとなく居心地の悪さを感じたものだった。だからにこやかに、でも堂々とラウールが初めて選挙に行ったと語る様子が、なんだか輝いて見えたのかもしれない。
あくまでもこれは私個人の思いというか気分に近い考え方なのだけど、選挙に行かずに政治についてあれこれ文句を言うのはアンフェアな気がして、投票には毎回行くようにしている。別に強い信念や主義がある訳ではない。
ただ、投票に行かないと参加していない出来事にあとから文句を言うみたいな気がして、なんか自分がスッキリしないだけである(政治に文句言う前提になっているが)。
これってかつて私が教えられた、エンタメに対する考え方と通じるものがあるのかも。
対価を支払った観客には作品について語る権利がある
昔、知り合いの俳優さんに芝居の感想を求められた時のこと。
私は年長の俳優さんへの遠慮と、芝居の本質を本当に理解できているか自信がない気持ちとで「素人のワタシが言うのもおこがましいのですが…」という前置きで恐る恐る感想を伝えようとした。
そうしたらその俳優さんは「あなたはきちんとチケットを買って観に来たのだから、舞台について語る権利がある。どんなことでも堂々と思ったことを述べていいんだよ。」と言ってくれたのだ。
そうか、観客はお金を払ってその時間、その舞台に参加しているのだ。だからどんなに未熟な観客だったとしても、その舞台について語る権利があるんだ。
学生時代にバイト代をつぎ込んで様々な舞台を観に行った日々をちょっぴり後悔したこともあったけれど(あ〜、その分貯金していたらなあ…笑)、自分の稼いだお金でチケットを買い、あの時にしか観られない多くのものを観た経験は、たしかにいまの私を作っている。
面白かったとかつまらなかったとか、散々友人たちと話して共感し合ったり、新しい視点に気付かされたり。それもこれもまずは対価を支払って、自ら観客として参加したことから始まっていたのだなあ。
”しゅわきゅん”からここまで転がってきてしまった。
我ながら本当に収拾のつかない脳みそだ。
本日のつれづれ、終了。
《こんなふうに、まるで“脳内連想ゲーム”のように、とりとめのない思いの丈は今後「ひとりごと」というカテゴリーにまとめて綴ってみようと思います。オチはありません。悪しからず。》
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