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スマートホーム、IoT界隈の大手企業の最近の動き(FY2019 Q3)

 最近のスマートホーム界隈の動きをまとめてみました。各社、住空間のプラットフォーム構築を目指し、他社との連携などもしながら取り組みを進めている。

1.シャープ
2.東芝
3.パナソニック
4.Amazon、Apple、Google

1.シャープ

 シャープは「AIoT」というコンセプトを打ち出して、スマート家電の開発等を続けてきた。現在AIoT対応家電のラインナップは電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫、エアコン、空気清浄機、ロボホン、スマートフォンまで増えてきているよう。
 また2019年10月には独自に築いてきたAIoTプラットフォームを、より広く他社のIoT家電やサービサーと連携させるために、AIoTクラウドという子会社を設立している。

2.東芝

 東芝はIoTサービスのオープンな共創を目指す「ifLinkオープンコミュニティ」2019年度中に設立し、2020年度から具体的な活動を開始すると発表している。これまでに、アルプスアルパイン、京セラ、クレスコ、Global Mobility Service、KDDI、ソフトバンク、ソラコム、デンソー、東京ガスが、このコミュニティのコンセプトに賛同を表明しているとのこと。
 また、データビジネスを推進する新会社を設立することも発表している。

3.パナソニック

 パナソニックはグーグルのスマートホーム部門の「ネスト」のCTOだった松岡陽子氏を「フェロー」として登用。従来の枠組みを超えた商品開発に取り組む。
 また、昨年10月にくらしの統合プラットフォーム「HomeX」の構想を発表。家電や住宅設備など、人の「住空間」に関わるあらゆる機器を日々アップデートし、人それぞれの生活スタイルに最適な「エクスペリエンス」(体験)の提供を目指す。

4.Amazon、Apple、Google

 Amazon、Apple、Google、Zigbee Allianceは、スマートホーム製品間の互換性を向上させることを目的とし、新しいロイヤルティフリー(使用料無料)のコネクティビティ規格の開発、および採用を奨励する、新たなワーキンググループを結成すると発表。
 Zigbee Alliance委員会メンバーには、IKEA、Legrand、NXP Semiconductors、Resideo、Samsung SmartThings、Schneider Electric、Signify (formerly Philips Lighting)、Silicon Labs、Somfy、Wulianなどが含まれているとここと。


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