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動物モチーフの館~鳩山会館〜中編

内部へ入るとまず見えてくるのが大理石張りの階段。
振り返ると、欄間には「鳩モチーフのステンドグラス」

このステンドグラスを製作したのが、大正から昭和にかけて活躍した日本初ステンドグラス作家の『小川三知

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鳩が楽しそうに談笑していそう。
本物の鳩は動きが読めなくて少し怖いけど、鳩山会館の鳩はどこかキャラクターっぽさがあってなんか可愛い。

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ホールに沿って応接間・居間・食堂の3つの部屋が並んでいる


さらにこの3部屋の間には回転式の扉もついている。便利。


まずは応接間。

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全体的に濃いブラウンな印象で、大理石張りの暖炉の横にはお揃いのステンドグラスが壁に入っている。

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(よく見ると紋章の中に鳩がいる…)


「ここにお偉い方が沢山来たのね」


そんなお偉いさんが座ったであろうソファに座り、しばらくシュールな鳩山会館の紹介映像をぼーっと見ていた。


隣の居間へと移動。


重厚感ある応接間とまた違い、全体的にクリームっぽい色合いで、壁や天井の装飾、小窓のお花モチーフのステンドグラス…とても華やかで柔らかい印象の部屋だ。夫人会はこの部屋だろうなあ。

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庭に面したサンルームと居間は繋がっていて、3連アーチの窓から優しい日差しが降り注ぐ。


14時〜16時位にゆっくり読書とお茶を楽しみたい。そしてそのまま寝たい。

目線を足元へ。

このサンルームの床のタイルがまたキュートすぎるのだ。

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ときめくタイルを見た時の最大級の表現が「飴みたい〜!」となってしまう自分。もう少し大人な表現をしていきたい。ステンドグラスモチーフの金太郎飴と無いのかな。洋館のタイルはどんどんグッズ化してほしい。


サンルームは食堂とも繋がっている。


食事の後にくつろぐのにぴったりだよなあ…とサンルームへの憧れがどんどん膨らんでいく。


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居間と同様、サンルームと食堂の間にはステンドグラスの小窓があるので開放感のある空間になっている。この丸い謎の果実は何だろうと思ったらライチだったらしい・・・。なぜここにきてライチ。


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食堂は応接間と似たような作りで全体的に濃い色合い。
壁には床や天井の装飾と同色の大きな食器棚があり、中央に食卓テーブルがある。


「ここでホロホロお肉のビーフシチューを食べたらめちゃくちゃ美味しそうだな」といった、格式もありながら少し洋食屋さんみたいな雰囲気。


あ、ここ絶対美味しいデミグラスソースのお店じゃん、みたいな。

と、3部屋それぞれ違った個性を楽しむ事ができる1階。


全体的に窮屈にならない程度の優雅さ、気品が漂っていた。

next 階段・2階へ


◾️鳩山会館(旧鳩山一郎邸)
◾️東京都文京区音羽1-7-1
◾️大正13年(1924)
◾️設計者 岡田信一郎
◾️地上3階、地下1階
◾️地下鉄有楽町線 江戸川橋駅から徒歩7分
◾️入館料 一般600円
◾️開館 10:00〜16:00
◾️休館 月曜日


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