東南アジアの衛生面♪
帰国したら真っ先に衛生面に爆裂気を使ったリンゴケーキやカヌレ、クッキーなどをたくさん作りたい。
インドネシアの衛生観念に
「ヒェッ♪めっちゃヤダな♪」
(愚痴を音符で軽減させています)
と思ったことが多々あった。
きっと日本が綺麗すぎるのだろうと分かってはいるが、インドネシアの専門高校の調理科実習でも、アルコール消毒やマスク、ビニール手袋などの設備ゼロ、髪や鼻を触った手のまま素手でパン生地を捏ねていた。誰も疑問を抱いていない様子であった。これがインドネシアの普通なのである。専門高校でそう教わるのならば、きっとどこの店もそうなのだろう。
「(トイレの)紙がないから手で拭いた」
というふざけた替え歌が子供の頃あった気がする。それを地でやる国の衛生面に何を期待してしまったのだろうか。
見て見ぬふりをして生活をするしか無かった。
気にしないなんて無理だけど、そういう場面に出くわす度に気に止めていたらストレスで死んでしまう。180℃のオーブンで焼けばパン生地に練り込まれた全てが無菌で無害になると、作り笑顔と共に信じ込むしかなかった。
そういった常識や当たり前が日本とインドネシアでは根本から違う。
飲食店や屋台には営業許可や食品衛生管理等の資格なんてものは無い。その場で思いつきで売ることも出来る。水道も無い路肩で売っている方々は、食器や手洗いはどうしているのか。そんなこと考え始めたらキリがない。
そのおかげか、ローカルなお店で食べるインドネシア料理は50%の確率でお腹を壊す。ほぼ賭博みたいな食事である。こういった衛生概念を持って生きているこの国の人々の思想を疑い始める。
「手洗うがいマスクアルコール消毒を徹底すべし」という教えをイスラム教に追加して欲しい。タイムスリップしてムハンマドを買収したい。
帰国したら反面教師ではないが、納得がいくまで衛生面に気をつけたい。ビニール手袋と食品用エタノール、エプロンに帽子、家庭のお菓子作りだからと妥協せず人様に食べてもらう可能性のあるお菓子作りは全てを尽くしたい。異国生活で傷つけられた私の衛生管理への鬱憤を晴らすためにも♪(愚痴を音符で)
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