タロットで恋愛か、AIで恋愛か
最近タロットカードのことを思い出したので、懐かしくなってまたやりたくなった。
中学から持っていたウェイト版のタロットカードが今は手元にない。高校卒業したあとに友人に貸し出して珈琲をこぼされてしまって使えなくなってしまった。その後、結婚したあとに、別の友人から「使わないから」とマルセイユ版のタロットカードをもらった。タロットカードにも色々種類があって慣れていた図柄でないとピンとはこないものなのだと気がつく。
そして、まわりがみんな結婚するとタロット占いなんてやらなくなるし苦笑 。そんなんで、このところはずーっとしてこなかったけれど、ふたたびやってみたくて先日ネットで買った。
ところが。
誰のこと占う? って、なってる。笑
それで、色々とネットで調べると、やはり、練習で占わせてくれる人を募集してる人があちこちにいた。なるほどー。そうだよねー。
すると、「自分の得意なことをかかげないとダメ」というアドバイスも。「タロットのなかでも恋愛占いが得意です」とか、言いなさいと。
タロットの分野に得意不得意なんてことってある?とビックリ。
でも、そうらしい。
わたしがよく友達を占っていたときは、当時学生だったから、たしかにほとんどが恋愛相談だったけれど、『恋愛』というよりもカードの並びには、その人の『人生』が見えてくるように思っていた。人生の流れのうえにいくつものカテゴリー(恋愛や仕事など)が小舟のように流されている… そんなイメージ。
1度だけ、不思議なカード並びになった人がいた。
恋愛で占ったけれど、なにもかもカードがバラバラで読みとれない。たいがいは、カード上にストーリーがでる。人の生活はぶつ切りでできていない。すべてが関係性をもってビジョンとして現れる。
ところが今まで占ってきたなかで、なにもかもカードがバラバラな人は初めてだった。その人は『9月の彼』にもチラリと書いた当時のクラスのマドンナ2名のうちの1人。
クラスの男子評価はもちろんこと、学年全体でもベスト3の容姿と性格の女の子だった。にも関わらず、結局誰1人と付き合わず、1年のときから好きだというサッカー部の同級生に片思いをしていた。2年のときに告白してふられてもいるという。
わたしから見るとなぜに彼?とは思ってたし、彼もなぜミホのことを好きにならないんだろう?と不思議だった。彼女は可愛いだけではなくて女子にも好かれていたし。
そんなわかりやすい恋愛をしている彼女のタロットが初めて読みとれなかった。「こんなにちぐはぐにカードが並ぶ人もいるのだ」とビックリしたことがある。
今日、AIの婚活マッチングをテレビで見た。
今は恋愛結婚の人が多いけれど、大昔は恋愛結婚よりも、親が決めたり、見合い結婚も多かったらしい。
今回のニュースを見て思ったのが、未来は、AI結婚が恋愛結婚と同じくらいになるかも、と。
わたしたちのころは、年頃になると、道に立てばナンパの車が停まり、街を歩けば誰かかれか異性が声をかけてきた時代。誰もが"恋愛"をしたがっていた。懐かしくもあるけれど、積極的すぎて痛い目にあった同級生も数知れず。
なので、AIは健全な恋愛かもしれない。理想の相手と、疑心暗鬼にもならず傷つかず出会えるならそれにこしたことはない。
昭和のおじさまたちはAI婚活について不満だらけだったけれど、悩んだり苦しまないで人生をおくれるならそれがいちばん。
これからさきは占いではなくAIに未来を予測してもらうようになるかもしれない。
たくさんの"自分データー"を入力して、恋愛だけではなくそのときそのときの悩みにベストな答えをだしてくれる。そんな未来がくるかも… と想像してしまった。