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h(叡智)が教えてくれる優しい現実創造の法則 #03 本当の自分、外側の現実


質問者(Q):
h達人、「本当の自分」に意識を戻すことが大切だというのはわかってきたんですが、それを日常生活の中でどうやって実践すればいいのかがまだ少し難しいです。仕事や人間関係の中で、どうやって自分の内側にフォーカスし続ければいいんでしょうか?

h達人(H):
日常生活の中で「本当の自分」に意識を戻すには、少しずつ練習していくことが大切です。まずは、忙しい日常の中でも 今この瞬間 に立ち戻る練習をしてみましょう。たとえば、仕事中に一度立ち止まり、深呼吸をして、自分の体や呼吸に注意を向けてみる。これだけでも、あなたの意識は内側に戻ります。

Q:
そうなんですね。でも、そうやって一瞬意識を内側に戻しても、すぐに外の問題や状況に引き戻されてしまうんです。

H:
それも自然なことです。外の世界の刺激が強いと、どうしても意識がそちらに向かってしまいますよね。でも、それを「悪い」と思わなくて大丈夫です。大事なのは、何度でも意識を内側に戻すこと。それは筋肉を鍛えるようなものです。繰り返すうちに、だんだんと自分の中心にいる時間が長くなっていきます。

Q:
なるほど。じゃあ、少しずつ練習していけば、日常の中でも「本当の自分」とのつながりを保てるようになるんですね。

H:
その通りです。少しずつでいいんです。特に感情的になったり、ストレスを感じたりしたときこそ、「今に戻る」練習をしてみましょう。感情や状況に引きずられるのではなく、今ここ に意識を戻して、観察者として自分を見るんです。そうすることで、次第に外側の世界と内側の世界のバランスが整い、共鳴が起こりやすくなります。

Q:
でも、どうしても外側の出来事に振り回されることが多いです。たとえば、人間関係でイライラしてしまったり、思い通りにいかないことがあったりすると、内側に戻るのが難しく感じます。

H:
それもとてもよくあることです。人間関係や外側の出来事は、私たちの内側を映し出す鏡のようなものです。だからこそ、その「反応」を自分の成長のために使うことができます。たとえば、誰かにイライラしたとき、その感情が自分の内側に何を反映しているのかを見つめるチャンスと捉えるんです。それによって、あなたがまだ統合できていない部分に気づき、そこに光を当てることができるようになります。

Q:
自分の反応が成長のためのチャンス…それは面白い考え方ですね。でも、具体的にどうやってその感情を使えばいいんでしょうか?

H:
まず、その感情を「感じる」ことから始めます。イライラしたり、不安を感じたら、その感情から逃げずにしっかりと向き合い、その感覚を自分の内側で味わうんです。感情が沸き起こったら、それがどこから来ているのか、なぜそう感じているのかを探ってみる。そして、その感情に光を当ててあげることで、感情そのものが解放され、あなたの内側が少しずつ整っていきます。

Q:
でも、感情が強すぎて、どうしてもそのまま流されてしまうことがあります。そういうときはどうすればいいですか?

H:
感情が強くてどうしようもないときは、無理にそれを抑えようとせず、少し時間を取って一歩引いてみることが大切です。深呼吸をして、感情に飲み込まれるのではなく、それをただ「見つめる」意識を持ってください。自分がその感情を「感じている存在」であることに気づくと、次第に感情に流されることが少なくなります。

Q:
それは確かに難しいけど、練習次第でできるようになるんですね。

H:
そうです。練習を繰り返すことで、少しずつ感情と自分との距離ができていきます。そして、感情を見つめる力がついてくると、外側の状況に振り回されることが減り、あなた自身が「本当の自分」としっかりとつながっている感覚が強くなっていきます。それが共鳴の法則における「一致」のプロセスなんです。

Q:
今の段階でかなり腑に落ちてきました。「共鳴」と「一致」というのが本質で、何かを「引き寄せる」んじゃなくて、すでにあるものと自分が一致するってことですよね。でも、やっぱりどうしても「目に見える結果」をすぐに求めてしまいます。それを手放すのが本当に難しいです。

H:
その気持ちはとてもよくわかります。目に見える結果を求めるのは、私たちが物質的な世界に生きているからこそ当然のことです。ただ、ここで大切なことは、「結果」というものが必ずしも外側の物質的な形で現れるとは限らないということです。真理においては、すべての結果は内側から始まります。目に見えるものは、その結果としての一部にすぎないんです。

Q:
つまり、目に見えないレベルで変化が起きているということですか?

H:
その通りです。たとえば、あなたが内側で感じる安心感や満たされた感覚が、すでに結果の一部です。それがやがて物質的な形で現れることもありますが、すべては内側から始まります。ですから、まずは「内側で何を感じているか」に目を向けてみてください。外側の結果に執着するのではなく、そのプロセス自体を楽しむことが大切です。

Q:
でも、やっぱり現実的な生活ではお金とか、仕事とかが必要ですし、それがないと不安になるのが現実なんですよね。どうやってその不安と向き合えばいいんでしょうか?

H:
確かに、物質的な世界ではお金や仕事などが必要ですし、不安を感じることも自然なことです。大事なのは、その不安を「拒否」しないことです。今話しているように、不安や恐れもまた共鳴しているものの一部なので、それに気づいて受け入れることが大切です。不安を感じている自分に対して優しくしてあげることが、波動を高める第一歩になります。

Q:
不安を受け入れるって、どういうことなんですか?不安な気持ちを持ったまま前に進むのは難しそうです。

H:
不安を受け入れるというのは、その感情があることに気づき、それを拒否せずに認めることです。そして、その不安の背後にある「本当の自分」を見つめることで、不安自体が和らいでいきます。これは簡単なことではないかもしれませんが、徐々に感情との距離を作り、自分自身を観察する練習をしていくことで、次第に心が落ち着いてきます。

Q:
不安を感じたときに自分を観察する…それができれば、不安そのものが減っていくんでしょうか?

H:
そうです。不安がなくなるわけではありませんが、それに対するあなたの捉え方が変わっていきます。不安はただの感情の一つであり、あなたの本質とは無関係なんです。それに気づくことで、不安に飲み込まれることが少なくなり、内なる平安を感じやすくなります。そしてその状態が、自然にあなたの外側の世界と共鳴し、現実に変化が訪れるようになります。

Q:
でも、いつも平安な状態でいるのは難しいです。仕事でトラブルが起きたり、人間関係でストレスを感じたりすることがあると、すぐにバランスを崩してしまいます。

H:
それも自然なことですよ。私たちは誰でも、外側の世界に引っ張られることがあります。それに対して「完璧であらねばならない」と思わないでください。むしろ、そのバランスを崩す瞬間が「今ここ」に戻るチャンスなんです。バランスを崩してしまったとき、どうやって自分を戻すかが大切です。深呼吸をして、再び自分の中心に戻ること。それを繰り返すことで、次第に平安な状態が持続するようになります。

Q:
それでも、やっぱり「外側の結果」が見えないと不安が続いてしまう気がします。どうやったら、その外側の結果に囚われずにいられるんでしょうか?

H:
外側の結果に囚われないためには、まず「自分がすでに持っているもの」に意識を向けることが重要です。あなたがすでに持っている豊かさや満たされた感覚に感謝することで、その感覚が強まっていきます。これは「不足」ではなく「充足」に目を向ける練習でもあります。そして、その感覚が強まるほど、外側の世界がそれに応じて共鳴し、望む結果がやがて現れるんです。

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