イニストラードドラフトリプレイ~青緑編~
こんにちは。
今回はいつもと違い、実践編をお送りします。
私がピックをしている時に何を考えてピックしているのか、それをお伝えしていきたいと思います。
大体私の勝率が66%前後なのでデータ上は平均以上に勝てているはず…。
もし参考にしてもらえたら嬉しいです。
ということで早速自分のドラフトのリプレイをお伝えします。
1-1。青のレアをピック。十分な初手だ。普通に使っても強いのだが、なるべく余裕を持ってフラッシュバックまで使えるとより強く使えるためコントロールデッキを頭に描いておく。相性のいい蟻の隆盛は残念ながら見送るしかない。
長期戦に向いたレアが流れてきた。青白で墓地利用のアドバンテージ重視のコントロールデッキが組めるだろうか。カードの強さで言えば赤白マルチのカードも引けを取らないがレアとの噛み合いを見て単色のこちらを。
1-3
1-1で諦めた蟻の隆盛が流れてきた!緑は空いてる可能性もあり、力強くピック。
1-4
アドバンテージ源を取るか、ライフゲイン圏マナ加速を取るか、除去を取るか?全て目指すデッキに欲しいパーツだ。非常に迷った結果、アドバンテージ源を。
1-5
同じカードが流れてきた。これをカウンターと迷ってピック。カウンターや格闘も見えており、青と緑は空いてそう。
1-6
非常に残念…。
1-7
青緑、空いてそうだ!緑を主張するため影魔獣の目撃を。墓地から土地を回収する3マナ2/3も相性が良く、かなり迷うピックだが、打点も考えてこちらに。
1-8
ここはアンコモンのリアニメイトでも良かったかも。青の主張も含めて待望の2マナ圏、1/2のルーターをピック。
1-9
自分のパック。さすがに蟻は残っていないが、2/3が帰ってきた。嬉々としてピック。
1-12
この段階で有効なコンバットトリックが余っている。最強色の青とはいえこの卓ではあまり青が取られていない。
1パック目終了時点ではこちら。ややカードが足りない。ダブルシンボルの白のレアはタッチしづらく、青のドローアーティファクトよりも4マナ2/4のマナ・クリーチャーを取っておくべきだっただろうか?難しい局面だったと反省しつつ2パック目へ。
2-1
欲しいカードがない。
黒タッチの可能性を考慮してとりあえず土地を取ったが、残念ながら不満の残る初手となった。
2-2
蜘蛛をピック。守りたいデッキに取ってこのカードは有効だ。
2-3
カードパワーで言えばX緑が抜けているが、このデッキに欲しいのはマナやライフゲインであり、X緑のカードは十分に力を発揮できないと判断。カードの枚数は現状足りておらず、青緑の2色で仕上がらないかもしれない。2枚取れている青のアーティファクトもマナを非常にたくさん使うので4マナ圏が多くとも、デッキにあったカードは取っておくべきだ。
2-4
ミスピック。ここは5マナ3/6のほうが良いだろう。5マナ5/5も盤面に与える影響は大きいが、戦線が膠着した際に強い3/6のほうが合っているだろう。
2-5
ここまで2マナ圏が全然取れていないと序盤の攻防に問題があるため、マナ・クリーチャーよりも2マナ圏を優先。相討ちしたり、2マナ1/2で捨てるなど用途は多岐に渡る。
2-6
残念ながら、取るべきカードはない。赤の除去をつまんでおき、最悪タッチに。
2-7
まずまずの強さの2マナ圏。フィニッシャーに繋げるための時間稼ぎに。
取るカードがないのでレアピック。枚数が足りるか心配。
2-11
2-9、2-10と取るカードが無かったがここに来て青のカードが2枚も。フラッシュバックや2マナ圏の枚数を鑑みて1/2にしたが、雲散霧消のほうが良かったかもしれない。その後、2-14まで取るカードが無かった。青や緑は空いてそうだが、卓に出ていないのか枚数が足りていない。
3-1
レアの引きが噛み合った!青のボムカードを陣営に迎える。
3-2
神話レアの天使に目を背けつつ、3/1を。打点、相討ち、出せるターン数ともに優秀。序盤から攻める形になるのなら、以前のピック、2/4よりもX緑の方が良かったか。
3-3
到達はまだ取れていないため、必要な1/4到達を獲得。
3-4
待望の除去だ!噛み合いも良く、嬉しい1手に。
3-5
青の最強コモンをピック。嬉しいピックが続く。
3-6
白黒向きのカードが多数流れているが、肝心の黒側の生 贄元が取れなかったであろうこの位置では白黒は難しかった。
3-7
実践で大活躍したドライアドの蘇生をここでピック。重いコントロールデッキならば2枚好きなカードを戻せ、これ自体は墓地に落ちてもいいため、いまつくって非常に相性がいい。
3-8
格闘も流れてきた。足りなかった除去が増えてきてよりデッキに安定感が増してきた。
3-9
緑のコントロールデッキは卓内に少なかったのだろう。蜘蛛が一周してきた!
3-12
やはり緑のコントロールは少ないようだ。飛行への耐性は抜群に。守りは万全だ。
ピック終了後、デッキはこのようになった。
結果は
1戦目 赤白〇 相手の展開が遅く、こちらの蜘蛛2体が殴りかかる展開。重い呪文を連打して勝ち。
2戦目 青白〇 ライブラリーアウト寸前の全軍突撃で勝つくらいの激戦。
3戦目 白黒× 土地が3枚で止まり続けてしまい、手札に重いカードが溜まってしまった。青のアーティファクトで引けども引けども土地は引けず、そのまま敗北。
4戦目 赤白〇 相手が赤単で数ターン止まってしまい、影魔獣の目撃で盤面を固めてしまい、勝利。
5戦目 赤緑〇 狼男を連打されるもヘドロの怪物で全部2/2にする。途中火力2枚でヘドロの怪物を処理されるもドライアドの蘇生で回収したところで相手投了。
6戦目 青白〇 序盤のクリーチャーは全て除去で裁かれるが1/4到達、蜘蛛で相手が攻撃出来なくなり、その間青のレアやヘドロの怪物で盤面と手札を補強し、蟻の隆盛でフィニッシュ。このデッキの理想的な試合展開だ。
7戦目 青赤〇 1マナバウンスを構えた状態でリーアを出されてしまったが蟻の隆盛に対してバウンスで処理してきたのでリーアが格闘で処理できた。その後は重いカード連打で勝利。相手のミスを誘ってクリーチャートークンを出しておいたのが功を奏した。
8戦目 マルドゥ× 押されている状況で、フラッシュバックの呪文に対して戦墓の大群が刺さってしまった。相手のレアも非常にタイミング良く出てきてしまって押し切られ敗北。
9戦目 赤白〇 序盤の攻防では押されたが蟻の隆盛でこちらの盤面を強化。ヘドロの怪物や蟻のトークンを相討ちに使い、ドライアドの蘇生でヘドロの怪物を回収、蟻の隆盛をフラッシュバックして物量差で押し切り。こちらも狙い通りのゲーム展開となった。
結果、今回は〇〇×〇〇〇〇×〇で7-2だった。
しっかり考えを持ってドラフトをすればよりよい結果を得ることも出来るはず。
幸運を祈ります!!