腱板断裂における3つの痛みの原因を知ろう
リハ塾の松井です!
肩関節疾患と言えば、腱板断裂が臨床では多く担当すると思います。
僕の周りの若手セラピストでもそうですが、肩関節疾患に苦手意識を強く持ってしまうというのをよく聞きます。
苦手意識がある理由は何なのか考えると、多くは「痛み」が出やすい、対処法が分からないという理由ではないでしょうか?
今日はそんな肩関節疾患の中でも、腱板断裂に焦点を当てて何故痛いのかという点を考えていきます。
腱板断裂の特徴
腱板は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つからなる筋群で、この内のどれかが損傷あるいは断裂すると、腱板損傷、断裂と呼ばれます。
不全断裂と完全断裂に分けることができ、完全断裂はその名の通り完全に腱が断裂して繋がっている部分がない状態を指します。
不全断裂は滑液包面、腱内、関節面の3つに分けることができます。
不全断裂も完全断裂も特徴は痛みを伴うこと。
損傷する部分や損傷する腱板の数によって痛みの部位は変わりますが、どこが損傷しても痛みを伴うことは変わりません。
なので、腱板断裂の症例を担当する際は、必ず痛みがあるという前提で考えることが必要です。
痛み以外の特徴的な症状は以下の通りです。
特に保存療法の場合は、筋力低下があるから、拘縮があるから痛いのではなく、そもそも腱板が損傷あるいは断裂してるから痛いのであって、そういった症例に「筋力つけましょう!」、「ストレッチしましょう!」と指導しても、それが痛みの軽減に繋がるとは限りません。
何故痛みが起こるのかを考えることが重要ですね。
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