股関節屈曲時の痛みは小臀筋がポイント
リハ塾の松井です!
臨床では股関節伸展制限が着目されることが多い印象ですが、屈曲制限もかなり多く、屈曲できないことで様々な弊害があります。
こんな訴え聞いたことありませんか?
・股関節屈曲時に股関節の前方や外側が痛くなる
・歩いていると股関節の前側が痛くなる
・しゃがみ込みができない、しゃがむと股関節が痛くなる
・起立時や靴を履く時など前屈すると腰部痛が出現する
これらは股関節の屈曲制限を改善することで解決できる可能性があります。
屈曲制限を具体的に考えてみると、殿筋群などの柔軟性低下もありますが、寛骨臼や骨頭の変形、骨頭を求心性に保てない機能的な問題による関節唇と骨頭の衝突や関節唇・関節包の挟み込みによって制限されることがあります。
これはFAI(femoral acetabular impingement)と呼ばれるものですが、屈曲制限=殿筋群の柔軟性低下と考え、ストレッチをしていても改善しません。
屈曲制限を改善するには、殿筋群だけではなく、前方組織の問題にも目を向ける必要があるのです。
そこで、今回は股関節前方組織の問題おける屈曲制限や屈曲時の痛みについて、どんな問題があるのか、どう解決するのかを解説します!
ここから先は
1,495字
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?