これでわかる!血ガス分析アルゴリズム!
小ノ澤真一:理学療法士,金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 博士後期課程
Twitter:https://twitter.com/SRespiFish
血ガス分析って学校の講義でならったけど,PaO2がなんやら,pHがどうたらって感じで国試でもまともに問題でなかったからあんまり記憶にない・・・。
でも急性期で医師のカルテ見ると色々書いてあってうまく理解できていない・・・。
3学会認定呼吸療法士の試験で受けたけど,その後使い方わからない・・・など,血ガスに関するお悩み相談を受けることがありますが,内容を理解して順を追って分析すれば誰でも理解できます!
今回は血ガス分析のアルゴリズムについて解説していこうと思います。
血ガスとは,血液ガス分析のことで,血液中に含まれる酸素や二酸化炭素の量,pHを測定する検査であり,通常動脈血を測定する(Wikipediaより)。
これにより,体の酸塩基平衡を確認したり,酸素化や二酸化炭素の貯留を把握して治療方針を決定します。
これを理解することが,理学療法にどう発展できるかというと,表現に困りますが,医療チームとして患者の診療に関わる場合に,特に急性期では共通言語として理解し,患者病態把握には必須のため,勉強しておくことをお勧めします。
今回は理解する上での重要点を記載しておりますが,詳細は必ず成書をご参照ください。
酸塩基平衡とは?
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