リーダーとして若手にどう対応するべきか?
リハ塾の松井です!
今日は下記のような質問をいただいたので、そちらを回答していきます!
<ご質問内容>
チームリーダーとしての取り組みに悩んでいます。 中途で入職し、現職場は中堅層がほとんどおらず、1〜3年目の若手スタッフが多い環境です。
私自身は7年目の理学療法士で、チームのリーダーを務めていますが、「何も言われないから出来ているのか出来ていないのか分からない・何を聞いたらいいか分からない・自分で考えたい」という若手スタッフの反応にどう対応したらいいのか分かりません。
上司はいますが、現状の組織の状況を把握しているものの共感のみで、先が見出せません。
回答し難い質問ではあると思いますが、何かヒントを得ることが出来ればと思い、相談させて頂きました。
僕自身は現在臨床8年目で、4月からは9年目になります。
職場では若手の比率が圧倒的に高いですが、僕は中堅のポジションになります。
リーダーというポジションではないですが、新人指導や学生指導、若干のマネジメント的な業務など、リーダー的な役割を求められる業務も増えてきています。
なので、経験年数も近い質問者様の気持ちは理解できるつもりです。
参考になるかわかりませんが、僕の考えを書いていきます。
まず、質問にあった若手スタッフの悩みは以下の3つですね。
・何も言われないから出来ているのか出来ていないのか分からない
・何を聞いたらいいか分からない
・自分で考えたい
これって言い換えると、若手スタッフの顕在ニーズなんですね。
表面化している悩みと言いますか。
けっこう抽象的なので、これをそのまま捉えるとリーダーからしても解決するのは中々難しいと思います。
なので、この顕在ニーズを深ぼって、潜在ニーズを考えます。
表面化していない隠れた悩みですね。
潜在ニーズを考える一番簡単な方法は、「なぜ?」を問い続けることです。
若手スタッフに対してなぜ?と直球に聞き続けるという意味ではないですよ。
絶対にいい気持ちはしませんからね。笑
例えば、「何を聞いていいか分からない」という悩みに対して考えてみます。
何を聞いていいか分からない
↓ なぜ分からないのか?
悩みが何か分かっていない、そもそも悩みがない
↓ なぜ悩みがないのか?
課題を見つけていない、そもそも考えていない
↓ なぜ考えないのか?
考えるだけの基礎知識が足りていない
↓
じゃあ、まずは目の前の症例に向き合い、小さな疑問を持つことからはじめ、それを調べてみよう
上記のように深ぼっていくと、何を聞くかの前に、課題を見つけようとしているか?それを考えるための知識が備わっているのか?が大事な気がしますね。
この質問、僕もそうだったので気持ちがよく分かりますが、臨床の悩みを考える前に考えるための知識がないと考えられないし、こんなこと聞いていいのかな?という不安もあるのだと思います。
とりあえず、いきなり本人の言う悩みを解決しようとしても難しい場合が多いので、それを掘り下げて裏に隠された潜在的な悩みを探す。
そして、小さなゴールを設定して達成できるよう促すことが大事じゃないかなと個人的には思っています。
抽象的な悩みをリーダーが具体的にしてあげるイメージですね。
また、リーダーの行動が伴っていないと若手スタッフもついてきません。
言葉では若手スタッフに対して指導しても、普段の臨床がどの患者に対しても同じようなことをしていたり、勤務態度が悪かったりしたら当然若手スタッフは相談したくても相談しませんよね。
若手スタッフの悩みを掘り下げるとともに、リーダー自身も言動を振り返って、課題の抽出→具体化→解決のプロセスが出来ているのかを考えることも大事です。
以上、まとまりがなかったかもしれませんが、僕が普段後輩指導などで考えていることを書いてみました。
参考になれば幸いです!
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