骨折の形状別のリハビリにおける注意点
リハ塾の松井です!
急性期の整形病棟で勤務していると、骨折でリハビリのオーダーが出ることは珍しくありません。
大腿骨頚部骨折や転子部骨折、上腕骨頚部骨折、腓骨骨折、圧迫骨折など、骨折による疾患は多岐にわたりますよね。
よくある疾患だけに、慣れてくると「あぁ、大腿骨の頚部骨折ね。はいはい。」といった思考になりがちですが、これは実は危険です。
同じ大腿骨頚部骨折という疾患名でも、折れ方が全く同じ方はいません。
折れ方によってリハビリで注意する点も異なるので、必ず折れ方とそれによってどんな点に注意してリハビリを進めるべきかを理解しなくてはいけません。
同じ骨折でも全然痛がらない人、異常なくらい痛がる人がいますよね?
折れ方だけの問題ではありませんが、もしかすると、知らず知らずのうちにセラピストが骨折部に負担をかけるような方法でリハビリをしているのが原因かもしれません。
そこで、今回は骨折の形状からどんな点に注意するべきか、どうリハビリを進めるべきかを解説していきます。
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