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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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#肩関節

肩の痛みが強い時期は関節内圧に着目

リハ塾の松井です! 肩関節の術後急性期や痛みが強い場合、少し動かすだけでも痛みを強く訴えられ、中々リハビリを思い通りに進めることができずに悩むことありませんか? 痛いのは理由があって痛いので、痛みを起こす原因を理解していないと痛みを改善するためにリハビリしているのにリハビリで痛みを強くしてしまうなんてことになりかねません。 ただ何となく痛みが出ないように動かすだけならセラピストでなくてもできます。 そこを専門的に理解した上でリハビリできるのがセラピストの強みです。

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肩峰下インピンジメントに対する運動療法としての四つ這い

リハ塾の松井です! 普段、肩関節のリハビリに関わるセラピストなら肩峰下インピンジメントを呈する方は珍しくないと思います。 僕もそのような方をたくさん担当してきましたが、若手の頃は全然良くならなくて本当に悩みました。 たくさん悩んだ結果、肩甲骨に原因があることが多いことに気づきました。 実際、2020年に出されたシステマティックレビューでは、肩峰下インピンジメントを呈する対象者に対し、肩甲骨の安定化運動をすることで痛みと機能障害を改善できることを示唆する十分な根拠があると

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肩峰下インピンジメントの4つの評価

リハ塾の松井です! 肩関節で運動時の痛みを訴える方は多くおられますが、原因としてよくあるのが肩峰下インピンジメントです。 そこで、肩峰下インピンジメントを呈する症例では肩甲骨のポジションが重要となります。 この辺りを考えつつ介入することがポイントになります。 今日は文献をふまえて肩峰下インピンジメントと肩甲骨との関係を紐解いてみます。

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肩関節包を理解して臨床に活かす

リハ塾の松井です! 肩関節の機能障害がある症例で、肩を挙上する際に肩甲帯を挙上してしまう方ってかなり多いですよね。 可動域制限がある場合はそもそも上手く挙上できませんが、ある程度可動域があるのにもかかわらず、上手く挙上できない方もおられます。 肩関節の関節包は固有感覚の中でも運動覚と関節位置覚に関与しており、肩関節の感覚情報を提供し、それをもとに関節運動をしています。 なので、関節包からの固有感覚情報にエラーがあると、例え可動域や筋力が十分でも上手く動かせない、代償が

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肩甲骨の4つの異常運動

リハ塾の松井です! 突然ですが、肩関節のリハビリにおいて最も重要なことはなんでしょう? これといった答えは出ないと思いますが、個人的には「肩甲骨」の異常運動の評価とどう改善していくかの考察がかなり重要だと考えています。 実際、肩に何かしらの問題を抱えている方の68~100%で肩甲骨の位置異常と異常運動が報告されています(参考文献①)。 約7割以上が肩甲骨に問題があるのなら、肩関節のリハビリでも肩甲骨の評価が重要になってくるのは言うまでもありません。 では、そんな肩甲骨

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肩関節リハのポイントは骨頭求心位

リハ塾の松井です! このような悩みありませんか? 短縮した筋をストレッチしたり、痛い部位をマッサージすることも必要ですが、それだけでは大きな改善は見込めません。 ここで大事になるのが、如何に骨頭を関節窩へはめ込むかということ。 これができれば、あとはそんなに難しくないと思っています。 具体的にどういうことか解説していきます!

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肩関節周囲炎における肩甲骨の異常運動の原因とは?

リハ塾の松井です! 僕の務める病院では、よく肩関節周囲炎の方のリハビリが処方されます。 腕が挙がらない、動かすと痛いという訴えが多いと思いますが、屈曲に対して肩甲骨を外転・上方回旋・後傾させようと徒手的に誘導したり、他動的に可動域を出したりしてみるけど、どれだけやってもあんまり変わらない…なんてこともざらにありますよね。 代償動作として、早期から肩甲骨が挙上してしまい、上手く誘導できないという悩みも多いと思います。 僕はめちゃくちゃ悩みました。 今日はそんな肩甲骨運動

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肩関節の夜間痛における評価ポイント

リハ塾の松井です! 肩関節のリハビリで、安静時痛はないのに夜間痛が強くて困っているという症例いませんか? 夜間痛は夜寝ている時の症状なので、リハビリで評価する際には再現痛を検証できないところも悩むポイントですよね。 よくある指導としては、背臥位で寝る場合は肩~上腕の下にクッションを、側臥位で寝る場合は抱き枕のようにクッションを入れるというものがありますね。 ただ、これでも変わらず痛いという方が多いのも現実です。 本記事では、そんな肩の夜間痛に対して、これをすると症状

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腱板断裂の痛み<3つの痛みの原因>

リハ塾の松井です! 肩関節疾患と言えば、腱板断裂が臨床では多く担当すると思います。 僕の周りの若手セラピストでもそうですが、肩関節疾患に苦手意識を強く持ってしまうというのをよく聞きます。 苦手意識がある理由は何なのか考えると、多くは「痛み」が出やすい、対処法が分からないという理由ではないでしょうか? 今日はそんな肩関節疾患の中でも、腱板断裂に焦点を当てて何故痛いのかという点を考えていきます。

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肩関節リハにおいて脊柱の評価は必須

リハ塾の松井です! 今日は肩の可動域制限、痛みと姿勢、脊柱との関係について解説します。 僕は肩関節のリハビリでは、必ず脊柱の評価をします。 他動運動、自動運動でもですが、肩を挙上していくと、頚部が屈曲したり体幹が後傾したりする症例を多く経験します。 これはけっこうあるあるじゃないでしょうか? そんな症例はほぼ脊柱の機能低下があります。 なので、座位、腹臥位、側臥位などで頚部のコントロール、胸椎・腰椎の代償動作を観察すると、左右差があったり、偏った動きが見つかります。

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前鋸筋は僧帽筋とセットで考えよう

リハ塾の松井です! 肩関節において、腱板筋群は当然重要な筋群なのですが、「前鋸筋」も同じくらい重要な筋肉です。 腱板筋群が肩甲骨に対する骨頭の動きをコントロールするのに対し、前鋸筋は骨頭に対する肩甲骨運動をコントロールします。 特に肩関節おいては、肩甲胸郭関節は浮遊関節なので、肩甲骨から見た骨頭、骨頭から見た肩甲骨のコントロール、両方の視点から肩関節運動を考えることがより重要となります。 今回は後者の骨頭から見た肩甲骨という視点から考えた時に、前鋸筋がどう機能するべき

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肩関節における上腕三頭筋の重要性

リハ塾の松井です! 肩関節の後方組織と言えば、棘下筋・小円筋・上腕三頭筋などが挙げられます。 腱板筋群である棘下筋・小円筋は臨床でも着目することが多いと思いますが、上腕三頭筋もかなり重要だと思っています。 解剖学的に弱い腋窩陥凹を補強するような形で上腕三頭筋が位置しているのもその理由の1つです。 今日は上腕三頭筋に関する解剖研究から、上腕三頭筋の構造を今一度学び、肩関節リハに活かせる知見があるか考えてみました。

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鎖骨の運動学と臨床的なポイント

リハ塾の松井です! 肩関節運動に関わる関節は、肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節、肩鎖関節、胸鎖関節などなど、複数の関節が関与しています。 目につきやすいのは、肩甲上腕関節ですが、鎖骨の動きが関与する肩鎖関節と胸鎖関節も肩関節の動きの中では非常に重要な部位です。 今日は臨床的な視点で、鎖骨が関わる肩鎖関節、胸鎖関節が肩関節の動きの中でどのように動くのか、評価・アプローチはどうしたらいいのか?について解説します!

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僧帽筋・前鋸筋に対する4つの運動療法

リハ塾の松井です! 今日は肩関節の筋活動に関する論文から、どんなエクササイズがどこの筋肉を活性化するのかをまとめました。 肩関節周囲は筋肉が多く、どこを狙って運動療法をするのか、どんな運動を選択するかで効果が全然違ってきます。 知っておくと、筋肉を促通したいときにも使えますし、評価にも使えるので、知っておくべき知識だと思っています。 運動療法のバリエーションを増やしたい方も是非読んでみてください!

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