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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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2024年7月の記事一覧

末梢神経障害の痛みの何故?

リハ塾の松井です! 腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、神経根や末梢神経が痛みなどの機能障害に関与する場合、神経系の解剖学の知識は必須です。 何となく、「神経が圧迫されるから痛いんでしょ?」という理解では不十分です。 そのような理解では、結局何となくストレッチして、何となくマッサージして、何となく筋トレして、というような内容で終わってしまいがちです。 そして、患者さんの痛みもあまり変わらないという残念な結果になってしまいます。 そうならないためにも、まずは基本

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よく分からない痛みを理解するには痛みの基礎から理解しよう

リハ塾の松井です! 臨床では過剰に痛みを訴えたり、痛みを感じるほどじゃないよなってことでも強く痛み訴えたりする方おられませんか? 器質的な原因がなかったりすると、心因性の問題だねなんて片付けられてしまいがちですが、本当にそうでしょうか?心因性なら心因性で判断は評価に基づいているのでしょうか? 少なくとも、僕の務めていた病院では痛みの原因となるような病態がない=心因性、あるいはその方の性格的な問題だと言われて終わりでした。 リハビリとしても原因がよく分からない痛みは悩む

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椎間板性腰痛における下肢症状のメカニズム

リハ塾の松井です! 腰痛を訴える方に上手く対処できない理由の1つは、腰部以外の症状も併発して症状が複雑になっていること。 症状が腰部だけなら、どんな動きで痛いか、どんな時に痛いか、どこが痛いかを深掘りして評価していけば良いですが、腰部以外の症状もある場合はそのメカニズムを知っておくことが重要です。 今回は腰痛の中でも椎間板性腰痛における、腰部以外の下肢に症状が起こる原因を解説します。 ヘルニアや脊柱管狭窄症であれば、下肢症状が起こるのも分かりますが、椎間板性の腰痛で下

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歩行分析のための4つのポイント

リハ塾の松井です! 歩行分析って学生の頃なんかは絶対にしますが、複雑で難しいですよね。 腰椎が回旋して、骨盤が後傾して〜って細かく見ても正直細かすぎてよく分かりませんよね。 臨床に出てからもその意識があると、その歩行分析が臨床に活きるかどうかは微妙です。 必要なのはもっとシンプルに歩行を考えることです。 今日はより歩行をシンプルに考えるための考え方を解説します。

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トレンデレンブルグ歩行=中殿筋の弱化は間違い?

リハ塾の松井です! 臨床で出会う跛行の1つにトレンデレンブルグ歩行がありますよね。 若手の頃は「トレンデレンブルグ歩行だから中殿筋が弱いな、中殿筋を鍛えよう!」という安易な考えをしていました。 実際、中殿筋を鍛えたからといって全ての方が跛行が改善するわけではないし、トレンデレンブルグ歩行があっても中殿筋の筋力低下のない方もおられます。 ということは、トレンデレンブルグ歩行=中殿筋の筋力低下という思考を一旦捨て、「片脚立位時に骨盤水平位を保持できない」と視点を変える必要

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整形外科テストの応用【股関節】

リハ塾の松井です! トーマステスト、エリーテスト、オーバーテストなどなど、整形外科テストを普段から臨床で使っていますか? 整形外科テストはしっかりできると色々なことが分かりますし、ちょっとした工夫で評価の幅を広げることができます。 なので、僕も臨床で重宝していますが、今日は整形外科テストの中からトーマステスト、オーバーテストをピックアップして臨床的な使い方を解説します!

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肩関節包を理解して臨床に活かす

リハ塾の松井です! 肩関節の機能障害がある症例で、肩を挙上する際に肩甲帯を挙上してしまう方ってかなり多いですよね。 可動域制限がある場合はそもそも上手く挙上できませんが、ある程度可動域があるのにもかかわらず、上手く挙上できない方もおられます。 肩関節の関節包は固有感覚の中でも運動覚と関節位置覚に関与しており、肩関節の感覚情報を提供し、それをもとに関節運動をしています。 なので、関節包からの固有感覚情報にエラーがあると、例え可動域や筋力が十分でも上手く動かせない、代償が

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肩甲骨の4つの異常運動

リハ塾の松井です! 突然ですが、肩関節のリハビリにおいて最も重要なことはなんでしょう? これといった答えは出ないと思いますが、個人的には「肩甲骨」の異常運動の評価とどう改善していくかの考察がかなり重要だと考えています。 実際、肩に何かしらの問題を抱えている方の68~100%で肩甲骨の位置異常と異常運動が報告されています(参考文献①)。 約7割以上が肩甲骨に問題があるのなら、肩関節のリハビリでも肩甲骨の評価が重要になってくるのは言うまでもありません。 では、そんな肩甲骨

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腰椎屈曲と多裂筋の関係

リハ塾の松井です! 以前、ヘルニアに関する記事で、ヘルニアによる神経根圧迫によって対応するレベルの多裂筋の萎縮が認められることがあると解説しました。 ですが、ヘルニアに限らず慢性腰痛でも多裂筋の萎縮は認められています(参考文献①)。 今日は慢性腰痛と多裂筋との関係について解説します!

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臨床で活かせる皮神経の知識

リハ塾の松井です! 皆さんは皮神経まで考えて臨床で評価や介入をしていますか? 皮神経は軽視されがちかもしれませんが、臨床的には皮神経に着目することで痺れや痛みが軽減することもあります。 今日は下肢における6つの皮神経の解剖学をもとに、「あ、ここを走行してるからそこに痛みが出るのか」というような悩みの解決をしてもらえたら良いなと思います。 今日紹介するのは以下の5つの皮神経です。

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多裂筋の働きを阻害する因子とは?

リハ塾の松井です! 腰痛において多裂筋が重要なのは、これまでの記事でも触れてきました。 ただ、多裂筋が重要だからといって多裂筋を狙った運動療法をしたら腰痛が改善するというわけでもありません。 多裂筋の働きを阻害する因子を取り除かないと、運動療法の効果も出ませんし、中々腰痛の改善が見込めないということになりかねません。 多裂筋の働きを阻害する因子として以下の3つが挙げられます。 腹筋群は多裂筋の拮抗筋で阻害する因子となりうるのはイメージしやすいので、今回は割愛します。

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末梢神経に対する介入とその効果

リハ塾の松井です! セラピストが臨床で遭遇する痛みや痺れといった筋骨格系の障害は筋肉や関節運動の問題に加えて、神経系の関与も含まれます。 ですが、多くは筋肉や関節に対する評価や介入だけで、神経系に対する評価や介入まで及んでいないのではないでしょうか? そこで、今回は神経系に対する介入として神経モビライゼーション(Neural Mobilization:以下、NM)の効果について解説します。 NMとは、末梢神経の感受性、伸張性、運動性を改善する手技であり、疼痛や痺れの改

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ドローインで腹横筋は鍛えられる?

リハ塾の松井です! 腰痛に対する運動療法として、腹横筋、多裂筋をはじめとするコアマッスルのトレーニングが一定の効果を示すことは様々な報告で言われています(参考文献①、②)。 今日はその中でも、腹横筋に焦点を当ててどんな運動療法が効果的なのかをまとめました。 腹横筋と言えば、ドローインというイメージがあるかもしれませんが、それ以外に効果的な運動療法も報告されていますし、ドローインでも工夫するとさらに筋活動を高めることができるので、是非このまま読み進めてください!

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歩行に活かす足底の機械受容器の分布

リハ塾の松井です! 身体には感覚情報を受け取る受容器が至る所に存在しており、それらがあるから関節運動を制御したり、姿勢制御を上手く行うことができています。 姿勢が上手く保持できない場合、筋力低下が問題であれば筋力を鍛えることで解決できるかもしれませんが、全てが筋力で解決できるわけではありません。 むしろ、筋力を上手く使うためにも受容器の存在は重要であり、それをセラピストも理解しておくべきです。 今日は足底の機械受容器に着目し、足底のどこに位置するのか、じゃあどこに荷重

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