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明日役立つジブリパークレポ(もののけの里 短編)

念願のジブリパークに初めて行ってきた。滞在時間は二時間半が限界のスケジュール。
近鉄特急ひのとりで奈良から二時間で名古屋へ。名古屋駅からはレンタカーで。愛知県ならトヨタだろと借りた車はヴィッツだったが、禁煙車のはずなのに、煙草と合わさったなんやら…これ、魑魅魍魎が我々の前に乗ってたよね?と疑いたくなる程の臭いが充満しており、窓を開けないと深く呼吸ができなかったので、都会の高速道路を全窓全開にして向かった。運転してくれていたパートナーもそれを自分が借りてきた事に動揺してか、名古屋人なのに慣れた道を何度も曲がりそこねた。更に時間が押していく。

曇天の一月。オープンカー(ヴィッツ)は寒過ぎて、入れ歯でもないのに奥歯ガタガタ言わせながら到着。

気を取り直していざ向かったジブリの大倉庫は時間指定のチケットで、12時からの入場分でも大行列ができていた。並びながらいそいそとアシタカとサンに変身。

ゆるみきったおば サン

この被り物(↑)は「もののけの里」に売っている土産物だが、もののけの里はオープンしたばかりの為、口コミによるとサンの被り物は毎日すぐ売り切れてしまうとの事だったので、事前にアシタカの被り物と一緒に手に入れてくれていた。

出来る男、アシタカ

ジブリの大倉庫は、本当に巨大な「倉庫」だった。その中にさまざまな名場面の展示があり、施設内最大の土産物屋もある。

憧れの湯婆婆の部屋

時間がタイトなので、欲しいものはあらかじめインターネットで調べ決めていたおかげで土産物はサッと買えた。ここも常時混雑しているので時間をあまりかけられない人はある程度しぼって決めておくとサクサク進める。ジブリファンなら誰しも爆買いしたくなる心くすぐる商品しかない。みんなで経済回そう。

その横にある、気になっていた「シベリあん」も食べれた。なるほど外側はカステラで中はあんこ、これはとても牛乳を呼ぶ味だが体が冷え切っていたので我慢。

すごく想像通りの味。(いい意味で)
並べる向きにこだわりを感じる常滑牛乳

いよいよ「もののけの里」へ。
歩いて10分と書かれていたけど、大人なら5分で着いた。
ここで、五平餅炭火焼き体験をするのだ!!!

どことなく式場を彷彿とさせる看板
くるみみそ、醤油、ナポリタンの三種から選ぶ。

七輪の前で説明受けながら自分達で焼く。
味噌を塗るタイミングもひっくり返すタイミングも3秒ごとにずっと目の前にいる係の人が教えてくれるホスピタリティ。
さっきまで寒かったのに、今度は顔がとても熱い。特に目に染みて来るので「目が…、目がぁ…!」とムスカ大佐の真似のしどころもちゃんとあるというホスピタリティ。

我々は安牌のくるみ味噌

焼けたら外のベンチで食べる。余った味噌は持っち帰れるし、グループで別々の味を頼んだ場合だいぶ余るから主婦はジップロックを持っていくと嬉しい。

食べてみて、…もう少しサッと炙るで良いな、と思った。服にこぼした事に気付かれずそのままカピカピになった米粒が好物の人以外は、係の人の指示より全体的に短めに焼く方が美味しく食べられると思う。(個人の感想です)私は次はそうしよう。

現代アート風 乙事主様

その後は、乙事主様の目になりに行ったり、エアヤックルに乗ったりして過ごした。(※ヤックルはいません)

君たちはヤックルが見えるか

最後は、ジブリパークへ入場しなくても利用できる駐車場横のおにぎり屋で昼食を。

名古屋メシの天むすと赤味噌が嬉しい。
おにぎりは沢山の種類から選べる。

訪れてみて、想像以上に楽しかったのと、ジブリパークは基本公園(屋外)なので冬は寒いよな…と思っていたけど、五平餅体験は冬が一番良いと思う。
また、サンとアシタカの被り物は今回とても暖かくて重宝したが、夏なんか被っていられないと思う。
汗かきの彼に「これ、夏だったらビチョタカ」と言ったら「絶対、アセタカやろ」と言われ、
試合でライバルに完敗したアスリートみたいな、
雲ひとつない青空みたいな、
そんな清々しい笑顔で、帰路についた。

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ひかり
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