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ぼんやり感想文

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

映像がすごくきれいだった。
幻想的な夜の海。

宗教と宗教、信仰、自我、極限状態。
罪の意識について。

漂流生活の中でトラと少年の間に絆が生まれ、なんとか生き延びる──
みたいな動物もののハッピーエンドなのかなと思っていたけど、
ちょっと違った。

ちょっと、というか結構違った。
主人公パイが生き残るのは冒頭からわかるんだけど、トラの影なし。
漂流して以来、今も家にペット感覚で一緒に住んでる、みたいなのを想像してた私としては、あれ?って。
ただパイの幼少期の回想から、これは宗教系なのかな?と思い始める。
そして結構ほんとにそうだったようで。

検索してみたら色々な考察がでてきて、興味深く読んだ。
隠喩表現とか、あぁあなるほどねそっか、、、ってなった。
全て理解できたとは思わないし、宗教とか信仰についてはいまいち実感が湧かないのだけども。
自分のいのちを守るために、他のいのちを奪うこと。
魚か人か、それは罪か。
トラとの漂流記を信じるか、
人間同士の極限のなかでの殺し合いを信じるか。

気楽でそれなりにスリリング、なのかと思いきや案外色々考えた映画でした。

#映画 #感想

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