バレンタインの戦績
上の画像は一昨年くらいに作った、
レアチーズケーキ。
底がオレオで、
上はベリーのジャム。
当時気に入ってたキツめ加工も懐かしい。
中高の部活で
大規模なバレンタイン交換の文化があり、以来お菓子を手作りすることは
我が家で私だけの恒例行事となった。
その頃はクッキーとかパウンドケーキとか、
大量生産してタッパーで持っていくような
(そして保冷剤も要らないような)
ものばかりを作っていたのだけど、
近年は多少慣れてきて
大量生産する必要もなくなって、
作るものも少しレベルアップした。
好きな人にあげる分は
ちゃんと買ってきた箱に入れて渡して
あとは家族へ。
みんな結構喜んでくれて、
多少失敗してもこれはこれで味がある、なんて
言ってくれたりして。
年に一度ではあるけど、
作り甲斐があって嬉しい。
今年作ったのはチーズケーキとチョコケーキ。
結果から言うと、
チーズケーキは概ね成功。
チョコケーキはほぼ失敗。
今年のチーズケーキは
メレンゲを混ぜ込んで作るもので、
焼くときに
オーブンの天板にお湯を張って
蒸し焼きっぽくする、
レアでもベイクドでもない、
ふわりとした食感がなんともいえず
これは成功と言っていい仕上がり。
ただ
無塩バターが売ってなくて、
ケーキマーガリンで代用したからか
風味がちょっと、
うーんもうひとつ、、、という感じだった。
まずくはないと思うんだけど。
なので、概ね成功。
一方チョコケーキの方は、
前に一度作ったことがあるやつなのだけど
味としては美味しいと思うんだけど
一晩固めたのにあまりにも柔らかすぎて、
人に渡すには不向きな状態。
薄く焼いたスポンジの上に、
赤ワインとラムをたっぷり入れた
生チョコみたいな生地を重ね、
型に流し込んで
冷蔵庫で冷やし固めるというもので
口の中で溶けるような食感、
カカオ66%のチョコレートの濃さ、
お酒の効いた大人な味わい。
これはもう味としては大成功。
だけど
箱に入れる段階で、手の熱でぬるり。
クッキー用のハート型で抜こうとしたら
型に詰まって出てこない。
やむなく、四角く切り分けて
チーズケーキの方をハート型に。
こちらはうまく抜けた。
前に作ったとき、
簡単な割にすごく好評だったから
味をしめてまた作ったのに
こんなにやわやわで、
渡す前にどろどろになりそうな勢いだなんて、 何がいけなかった??
分量適当過ぎた????
と思ったけど、
そういえば前も箱に入れる段階で
手の熱で表面が溶けて
あちこちにべたべた付いてしまって
大変だったような、、と思い出した。
味を褒められたことだけ覚えてたみたい。
今回特別失敗したというより、
こういうお菓子みたいだ。
なかなか気楽な脳みそ。
不覚にも
渡しづらいお菓子だと記憶していなかったことにより、
チョコケーキの方は
人に渡すという観点からすればほぼ、失敗。
今年のバレンタインの戦績は、
一勝一敗といったところだろうか。
チーズケーキはホールで、
チョコケーキはパウンドケーキ型で作ったので
渡す分以外は全部、家族へ。
渡すには不向きでも、
家で冷蔵庫で冷やしながら食べる分には、
大成功だと言えるだろう。
来年の今頃はきっと
実家を出てしまっているので、
味見の段階で美味しいと言ってくれる家族が
急に愛しくなり、寂しくなった。
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