4年目の新型コロナ雑感 伝染性単核球症 いい加減さ
元々僕がnoteを始めたのは、思ってるモヤモヤを吐き出したいが為だった。つまり、何のテーマも持たないで思いつくまま、読まれることを想定していない文章。だけど、案外読まれて頂けることを知ってしまったから、ある程度体裁を整えて書いてきてしまっていた。が、今日は久々にやってみようと思う。
にしても、コロナってのはいい加減ですよね。まぁそりゃ、弱毒化とか治療法とか色々あるんだろうが、あんだけ怖がっていたのが、今では「未だに一度も罹患してないのは人と交流してない可哀想な奴」みたいになりつつあるじゃないか。未知のウイルスといっても4年目だから、もう未知じゃねぇだろってことなのだろうか?人間が勝手に怖がって、時間が経てば勝手に舐めはじめてるかのような。ぶっちゃけ若い人にとっては、コロナの恐怖としては、1週間仕事を空けること。周りに移してその人の生活を脅かすことくらいだろう。それも国が決めたことに過ぎないんだから、国によって苦しめられている。高齢者に移して、その方が亡くなるかもしれないってのはあるんだけど、コロナ以前だって、自分が無症状感染していてすれ違っただけの見知らぬ高齢者に何かを移して殺した可能性だってないとは言いきれない。そんなこと言い出したら、コロナとか関係なく、人と人とは出会わない方がいいに決まってるとかなんだかよく分かんない話になってしまう。
僕の職場でも、コロナ感染者が続出している。けど、不思議ですよね。人によって本当に症状が様々で。「本当に何にも無かったんで遊んでました」ただただ家でバカンス状態だった人もいれば「身体は元気なんですけどねぇ」と鼻声で報告する人。「死にかけました」とその後も四六時中咳き込み続けて治ってる感じがまるでしない人もいた。対症療法しかないから、その人の免疫力とか体質とかに大きく左右されるんだろうか。
もはや良いことなのかも分からないんだけども、僕は未だにコロナに感染したことがない。とはいえ、どっかで感染してるんだろうけどね。一度、声が枯れに枯れて、発熱はないけども検査に行った。圧倒的な陰性で、翌日も違う病院で検査してもやはり陰性。いかんせん発熱がないから仕事も行った。結局3週間くらいほぼ声が治らないまま仕事やっていた。その間にも、無症状感染で1週間休んだ同僚もいるから、これで正しいのか?って気持ちになった。
僕がコロナに未だなってないことになっているのは、身体が強いからじゃなく、お察しの通り、人が嫌いで、常にソーシャルディスタンスを取るからであり、独り身だから濃厚接触者になることもないからなんだろう。
実をいうと、インフルエンザにも罹ったこともない。これもどっかで罹っているんだとは思う。小5の時、若干の怠さはあるけど、別に身体動かない訳ではないからと学校行って、その二日後には僕の席の前後左右が居なくなったことがあるから、それはもう申し訳ないことをしたなと今では思う。
身体が強いというより我慢強いのだろう。大体いつも虐められてきたけど、なんならちょっと快楽な感じで狂気をかまして逆に潰してきた「Mおじ」だから人とあまり上手くやれない。コロナの後遺症で苦しんでいる人はそりゃ気の毒だと思うけど、25歳童貞ADHD&ASDで天涯孤独がほぼ決まってるような俺よりは大概マシだろうっていう別のベクトルで攻めたくなるのだ。
そんな僕も一度大病をやっている。もう10年以上前だけど、伝染性単核球症ってもの。EBウイルスってやつに感染して起こる。異形リンパ球が増えるから厄介。中1の9月。丸々2週間学校休んでその前後も度々早退していたかな?圧倒的な倦怠感と息苦しさ。鼻も喉も痛いんだから呼吸止めようかと思った。こんな緑の鼻水が出るんやと思いましたね。コロナに罹ってこれより酷かったら本当たまげちゃうなと思いますね。だけど、一番辛いのはそこじゃないのであった。僕は運動音痴でもあるから9月丸々いなかったため運動会を逃げ出したと思われ、勉強も連立方程式とかは独学でやってる訳だし。。。一番最初家のすぐ側のヤブ医者で診てもらった時に「白血球の数が通常値の2倍で異常だから、白血病の可能性もなくはないですしね」って血の気の引くことを何のデリカシーもなく言われ、総合病院でも謎にエロいお医者さんから何度血を抜かれたことか。(これは良いのか)。「重い物を持たないでくださいね。脾臓が破裂することがありますので。」どんな因果か知らないが、なんだか恐ろしいことを言われた。それになんといっても伝染性単核球症は通称「キス病」と呼ばれ、キスを一度たりともしてないのに感染する情けなさが恥ずかしかった。聞き馴染めない名前だから、病名発覚後にプリントを渡しに来てくれた友人に、説明がめんどくさいから「白血病もどきみたいなやつや!」と言ってしまったことで、「白血病みたいなものになった」と学校中に誤って伝わり、ちょっと悲惨な空気になったそう。本当に申し訳ないなと思う。コロナに罹ってもそんな悲惨なことにはならないだろうから恐れることもないんだろうという気持ちでいる。
「コロナはただの風邪」「ワクチンは毒」「大切なことから目を逸らす為の茶番」みたいな極論と「外国人入国禁止にしろ」「人口減の為の人工ウイルス」みたいな極論が右翼とか左翼とか関係なくいろんなところに点在して、それこそ右とか左とかの連帯感も壊してしまった。結果なんだか分からない岸田政権みたいなのが爆誕してのらりくらり漂っている。
僕が言いたいのは、人の目で幸せだとか不幸だとか思ったり思わなかったりするわけだ。死者数は過去最高なのに2020年と同じように暮らしてる人は殆どいないだろうっていうね。それこそ、コロナかと思って検査して白血病だった人も中にはいるだろう。僕より大変じゃなさそうな人が大変だと叫んでいたり、僕より大変な人が黙っていたりするだろう。けど、その人の尺度だから僕が何をするでもないだろうってことです。
つまるところ、「不幸を最小にする」ってのが国の務めであって、一人のコロナ患者を救うために二人のコロナ以外の病の患者を見殺しにしたら意味がないです。どうやったら不幸を最小にできるかってので議論をしなさいってことで、僕は争いながら自分なりの幸せを見つけていく。ベストなんてものはないなと思いつつあるから、よりベターなものなら選べるだろって願い続けている。そんなところです。