勇気を出して踏み出す一歩
5秒ルール
直感的に行動するためのシンプルな法則
メル・ロビンズ 著
福井 久美子 訳
目次
第1部 5秒ルールとは
第2部 勇気の力
第3部 勇気は行動を変える
第4部 勇気は心を変える
第5部 勇気はすべてを変える
こんな人におスメメ
・シンプルな方法で、行動パターンを変えたい人
・日々の活動で、ちょっと勇気が必要な人
・ネガティブな感情を切り替えたい人
心に響いたところ3点
5秒ルールとは?
「5・4・3・2・1」とカウントして行動するだけ。
本当にシンプルな法則でありながら、一度に5秒で決断するだけで、人生が変わる最強ツール、と書かれてあります。
例えば、
やろうとしたことがなかなかできないのは、考えこんでしまうから。
わずか5秒の間に心の中でたくさん言い訳が浮かんできて、脳が停止信号を発する。
この脳が停止信号を発する前に、自分の気持ちは無視して、5秒ルールを使ってとにかく実行するというもの。
人間は感情をベースに判断を下す
気持ちを落ち着かせようとしても、うまくいかない
「恐怖か興奮か」心がどう認識するか。
不安は恐怖心は人間に備えられた自己防衛反応でもあるので、これを興奮状態(ワクワクすること)と捉えることは、簡単ではないように思います。
5秒ルールも、いかに習慣としてできるかが肝心。
脳の仕組みや本能を知り、自分で心のコントロールをする習慣を身につけたいものです。
この本の目的・目指すところ
感想
ある動画を観たことがきっかけで、著者のことを知りました。
動画でも「5・4・3・2・1」とカウントして行動するだけ。
と説明されていましたが、5秒ルールの法則は、本当にそれだけでした。
本は300ページ弱ほどありますが、内容の多くが5秒ルールを使った人からの報告内容です。
たくさんの人がこのルールを実践して効果があったことを証明する1冊のようです。
私はもともと、言い訳の達人、ネガティブの達人、自分以外のヒトやコトのせいにする達人。昔の自分はそうやって生きてきたし、そうなるのは仕方ないと思っていました。
脳に振り回され、言い訳ばかりが浮かんできて、何も行動ができない。
ネガティブな自分に嫌気がさして、変わることを決め、変わるためにはどうすればいいか?を学び、吸収して、大分行動できる自分になりました。
人間は(自分は)都合のいいようにしか、物事を捉えられないからこそ、視点を増やし、俯瞰することの大切さも理解できるようになりました。
でもふとした瞬間にネガティブ感情がよぎる。それに支配されそうになる。
まだまだ落ち込んだりやる気が無くなることもある。
そんな時に「5秒ルール」は頼りになる存在です。