【漫画感想文】あをによし それもよし は、私の心をくすぐる漫画
久しぶりに漫画を買った。
石川ローズさんの『あをによし それもよし』
ただ今3巻まで発売中。
簡単にストーリーを説明すると
現代を生きるミニマリストの『山上(やまがみ)』という男性が、突然奈良時代にタイムスリップするというもの。
ミニマリストが奈良時代にタイムスリップって!そんな私の大好きをかき合わせたような設定ありですかー!?
私のためにある漫画と言っても過言ではない。
この漫画を知れた自分、グッジョブ。
本の紹介では『なりゆき系万葉コメディ』となっている。
山上さんがタイムスリップした先で出会うのは、『小野 老』という男性。(あをによし〜の歌を読んだ作者だそう。祖父は小野妹子。)
ここで山上さんは奈良時代の当たり前なミニマルな生活に一々感動。
なかなか難ありな性格の『老』ともうまく付き合う山上さん。
そして現代から持ってきた物がちょくちょく活躍する。
1番の見ものはフジワラさん。フジワラさんは現代で山上さんと交流のあったカリスマミニマリストのブロガーなのだけれど、フジワラさんも奈良時代にタイムスリップしていて・・・
奈良時代で習う歴史上の人物と山上さんがガンガンではなく、ゆるっと絡み合うのが最高。
鹿のスガちゃんもかわいい。
奈良時代のミニマルな生活を堪能する山上さんではあるけれど、この時代の複雑な階級に少しずつ足を踏み入れ、話の流れで山上憶良として生きていくことになる!?
昔から憧れ続ける奈良時代。
何がここまで私を惹きつけるんだろう。
前世で縁があったのかな。
『あをによし それもよし』のゆるさは今の私にドンピシャ。
この漫画、私的にはすごくおもしろいんだけど、おもしろいって感じる人はどれくらいいるんだろう。
歌ヘタな大伴旅人とか。
長屋王は変とか。
とにかく『無』になってただ笑える楽しい漫画です。