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【40代のマンガ感想文】思い出の歴史系マンガを振り返る

40代、性別女性。
漫画好きから歴史好きになった私の歴史漫画遍歴を振り返ります。

〈小学生時代〉
ざ・ちぇんじ!
なんて素敵にジャパネスク
〈中学生時代〜〉
あさきゆめみし
天上の虹
日出処の天子
〈最近のお気に入り〉
応天の門
阿吽

『ざ・ちぇんじ!』と『なんて素敵にジャパネスク』は氷室冴子さん原作&山内直美さん作画の、平安ドタバタコメディです。
この作品が入り口となって、歴史好きになりました。中高の日本史の授業は面白かった記憶しかありません。ありがとう!

平安モノと言えば王道の源氏物語『あさきゆめみし』。大和和紀さんの絵がめちゃくちゃキレイ✨
光の君の自由奔放さは置いておいて、あの世界の美しさにうっとりしてました。
光の君に関わった女性って、幸せになったイメージがないですね。あっちにフラフラ、こっちにフラフラしてる光の君。
生き霊になって光の君の正室を殺した六条の御息所💦とか。
女三宮に裏切られた光の君には、『ざまー』としか思えなかった私😅

時代は遡って、私の好きな歴史上の人物第1位。『聖徳太子』の物語は『日出処の天子』。
こちらの漫画では聖人君子のイメージとかけ離れた厩戸の皇子ですが、蘇我入鹿を追いかける(ボーイズラブが普及していなかった頃に、何の抵抗もなく読めた)切ない恋物語になっていました。
聖徳太子ゆかりの土地は各地にありますね。
私が住む兵庫県には『太子』と名のつくところや聖徳太子を祀っている『鶴林寺』があります。


続いては持統天皇の物語『天上の虹』。
持統天皇の父親である天智天皇が中大兄皇子の時から物語はスタートするので、かなりの長編です。
大化の改新、壬申の乱など、歴史の授業で学ぶ事を背景も踏まえて知る事ができました。『天上の虹』は歴史の教科書ですね。
女帝が多く、重祚(ちょうそ:同じ人物が2回天皇の位につく事)があったのもこの時代の特徴です。
天智天皇と持統天皇の夫である天武天皇(大海人皇子)と額田王の三角関係は主人公放ったらかしで、中学生の頃の私にはかなり衝撃的でした。
そして額田王と天武天皇のやりとりが出てくる万葉集を高校の古典で学んだ時は感慨深いものでした。漫画の世界がチラチラ授業で出てくると、ぐっと興味が湧いてきました。
何年か前に奈良県で天上の虹のラッピングバスを見たことがあります。羨ましい限り✨


大人になってから買い始めた漫画は『応天の門』と『阿吽』です。

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『応天の門』は若き菅原道真と在原業平が京で起こる不可思議な事件?に立ち向かう物語です。
菅原道真といえば太宰府に左遷されて憤死した、学問の神様、くらいのイメージでした。
こちらは若き日の菅原道真が冷静な目で活躍するストーリーとなっています。
在原業平はイメージ通りのプレイボーイで、困った時に若い菅原道真に助けを求める役どころです。ストーリーはまだ完結していません。続きが気になる💦

最後は『阿吽』。こちらは空海と最澄の物語。
これまでの漫画と大きく違うところは、一般の人々の貧しい暮らしが描かれているということです。
私自身、勉強不足で仏教についての知識がありませんが、おかざき真里さんの独特でダイナミックなタッチに引き込まれます。


大人になった今も変わらず、飛鳥時代から平安時代の漫画を読んでます。
漫画の好みが、女性的だなぁ。

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