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【新風三佳】・第3章(欲望)

第3章・欲望

【掛けて貰える想いは
   当たり前ではない
     己の行い1つで失う事もある
           私はそう学んだ】

母親(義理)に抑え込まれた欲心は祖母(母方)の経済的豊かさと孫であるがゆえに甘えても
良いという都合の良い解釈と内に秘めた
傲慢さが私を子供の頃に満たせなかった
欲の化け物へと変えて行ってしまう。

まさに歯止めの効かぬ化け物に!

その軽率で浅はかな子供のような考え方や
行動が祖母の愛情(想い)を失いかける事と
なるとは当時の私は気付く事すら出来ぬほど抱く心は幼子のままだった。

結果的に一人暮らしとなり祖母宅を
離れる事となる

暫く祖母宅で一緒に生活はしていたが
私の勝手気ままな振る舞いや行いに愛想を
尽かし一人暮らしをする形となり祖母(母方)との同居はこれで終わりを迎える事となる。

私自身の行いが招いた結果である。

それからは借家生活をしながら職場に通う中で他者から騙され利用されるなどその度に
祖母(母方)や叔父(母方)が奔走し事なきを得る事案が多くあり私はいわゆる

問題児となっていた。

知識不足に加え愛情に飢え
良し悪しの判断すらままならぬ
子供がそのまま大人になったかのような
未熟者であった

そして

祖母宅に同居していた時期に母親(実母)との関係も復活し関係が深まり始める事となる。

祖母に依存していた母親(実母)は度々、
祖母宅に顔を出す事が頻繁で会わぬ事の方が不可能だったからである。

未だに愛情に飢えていたが為に私は幾度も
母親(実母)の都合の良い駒として
振り回される事となる。

そしてついに内に溜め込んだ
悲痛な心の叫びが表面化してしまう
悲しき事態が発生する。

自殺未遂(リストカット)をしたのである!!


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