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環島(台湾一周自転車旅)記録#2持ち物自転車編


今回は環島に持って行った持ち物について解説していきたいと思います。
前回を見てない人はどうぞ見てください。

荷物計画 キャンプも自炊もしたいけどそれは次回のお楽しみ

環島の荷物を考えるとき、自転車旅の場合まず分水嶺になるのが
1 テントを持っていくか(=野宿やキャンプをするか)
2 調理道具を持っていくか(=自炊をするか)
です。
つまり自分がしたい旅のスタイルによって持っていく持ち物が変わるということです。
今回私はどちらも持って行かないことにしました。その理由は大きく2つあります。
1つ目は安全確保のためです。今回の環島は私にとって初めての海外一人旅になるため、最初から難易度の高い野宿や自炊は手を出さないことにしました。冬のキャンプはきちんと装備を整えないと寒くて体を壊してしまいます。

しかし、ただ安全確保のためだけだったら遭難などの非常時のことを考えてテントを持って行っても良かったのです。そうしなかったのは2つ目の理由があったからです。
それはズバリ荷物を減らすためです。キャンプ用品は嵩張りますし重いです。キャンプの必需品3点セットはテント、マット、寝袋だと思いますがこれだけで私の持ってる物だと約3kgはします。さらに荷物を増やすことは旅行の全ての段階、つまり輪行中、宿泊中、休憩中、走行中全ての段階において面倒を増やします。まず重いですし荷物が増えるとそれが盗まれないように管理する必要が生まれます。
さらに今回台湾にはタイガーエア台湾で行ったため、預け荷物を増やしてしまうと追加料金がかかってしまいます。
また荷物が増えることによって1日の走行距離が短くなってしまうという問題も発生します。九州一周の時は前述のキャンプ道具と自炊道具一式を持って行ったのですが、荷物が重いと疲労も溜まりやすく1日の走行距離平均は90kmほどになりました。

九州一周の時の荷物の全体像。自転車は今は亡きパナソニックのチタンフレームのサンダー号。トップチューブ前側に二度亀裂が発生し一生を終えた。
九州一周の自転車の装備は前後泥除け、ボトルゲージ2つ、ダウンチューブ下空気入れ、トピークのフロントドライバッグ、nittoのリアキャリア、ロスホイールのパニアバッグ、メーカー忘れたサドルバッグ。ホイールもスポークの多い頑丈なもので、ある方から厚意で貸していただいた。ありがとうございました。

今回の環島では帰国前にpcr検査を受ける必要があり、台北に余裕を持って到着する必要がありました。そうすると1日の走行距離は100kmを超えて来るので荷物をできるだけ軽くして走りたいと考えました。

完成系

上の写真と見比べると装備がシンプルになったのが見て取れる。フレームはコルナゴのc40。縁あって、ある自転車屋さんの常連さんが手放したこのフレームを頂くことができた。本当にありがとうございます。


バッグはospreyのstratos36
九州一周の時から使っている背中が涼しいメッシュタイプのリュック。大好き。
荷物が入ってないと超スリム。曲げた形で金属のフレームが入っていて背中に当たるメッシュ部分を弓の弦の様に張ってくれている。中に荷物を入れすぎなければフィット感抜群で最高。腰にバックルがついていてリュックの重さを肩と腰で分散できるから疲れにくい。ただ直接下にあたる部分の布が傷んでしまうからエポキシ樹脂で補強した。

今回の環島では荷物を運ぶバッグを4種類用意しました。3種類は自転車につけ、1種類は私が背負いました。
自転車はトピークのフロントドライバッグ(7.5L)とダイナパックdx(9.7))、工具入れに小さいサドルバッグ(2L程度)で、私が背負ったのは上記のストラトス36(36L)です。
中に入れるものの配分としては、できるだけ背負うものを軽くしたいため自転車のバッグに重いものを載せました。
しかし小さくて重いものは往々にして貴重品なので、モバイルバッテリーや充電器の配分は背負うバッグと自転車のバッグに分散して持ちました。

持ち物

今思い出せる範囲で環島に持っていった持ち物を書き出していこうと思います。ですが、実は環島に出発する前に写真を撮り忘れていました。
忘れ物の防止やお目当ての荷物を探しやすくするためにとても役に立つので次からは絶対忘れないようにします。
順番は大切なもの順です。
~絶対なくしたくない~
・パスポート
・日本円
・自転車
・iphoneSE二世代目(SIMフリー、ストラップ付)
・iphoneSE初代(緊急連絡用、ローミングオフで台湾でも使用可能のSIM入り)
・セブン銀行デビット&キャッシュカード
・戸籍謄本(パスポート再発行用)
・HISたびとも旅行保険加入証明書
・Cinelliサイクルキャップ
・根性注入ボトル
・自転車チェーン
・ドイターセキュリティーポーチ
・薬、絆創膏、アルコール綿等医療用品セット
・体調維持にビオフェルミンとビタミンドリンクパウダー
・環島看板
・アメニティ(歯ブラシ、体を洗うタオル、石鹸、洗剤)
・肥後守(預け荷物に入れ忘れていて日本の保安検査場にて没収)
・メガネ2本(通常使用と予備)
・財布(ストラップ付)

~台湾でも買える~
・モバイルバッテリー6000mAh&12000mAh(手回し可)
・充電器
・自転車用品(メカニクスグローブ、オーストリッチ裾留め、DOTOUTヘルメット、オーストリッチ輪行袋、六角レンチとプラスマイナスドライバー、チェーンカッター、タイヤレバーのセットになった携帯工具、替えチューブ1、タイヤレバー2、パンク修理セット(パッチ&ゴムのり)、空気入れ、トピークボトルゲージ、トピーク大型ペットボトル用ボトルゲージ、ビクトリノックスクラシックSD)
・雨対策(上下レインジャケット、レインブーツカバー、リュックカバー)
・地球の歩き方
・マスク3つ
・タオル3本
・荷物用ワイヤーロック
・インナー(数はうろ覚えだけど一応明記→パンツ5、速乾tシャツ4、ヒートテック上下3、靴下5)
・アウター上(ユニクロ黒ジャージ、ウルトラライトダウン、オレンジハンティングジャケット)
・アウター下 (長ズボン3(ジャージ、綿100、ヒートテックの暖かいやつ))
・ジップロック&ビニール袋(ジップロックはめっちゃ役に立ったけれどビニール袋は台湾でもたくさん手に入ります)
・方位磁石
・エネルギー飲料2
・ドライマンゴーとナッツ
・折り紙


チネリのサイクルキャップ
根性注入ボトル

今思い出したところこの程度だったと思います。
また思い出したら追記しようと思います。
これから環島をする人の参考になれたらと思います。

振り返って

振り返って考えてみると服が多かったかなと思います。1月下旬とはいっても暖かくて冷え込んでも7℃ほどでした。オレンジジャケットがなくてもレインジャケットで事足りました。しかし多少は重かったにせよ、一枚ちゃんとしたジャケットがあると夜寝るときに少し寒かったら上にかけれるし、蛍光オレンジでとても目立ったので旅の安全に重要な役割を果たしてくれました。
旅の持ち物は多いと邪魔だし少ないと困るし大変ですね。そこが醍醐味でもありますが。
環島中に出会った人の中には一着を毎日洗って最小の荷物で環島している人もいました。私は、洗濯の頻度を減らしたかったのでインナーを何着も持っていきました。結局14泊15日で大きな洗濯回数は2回です。パンツや速乾tシャツなど乾きやすい衣服だけシャワーを浴びるときに一緒に洗ったりしていました。

今回はテントも自炊道具も持っていきませんでしたが、台湾はキャンプ場もありましたし、野宿に最適な場所がたくさんありました。次は野宿も混ぜながら自転車旅したいですね。宿が見つからなかったり、予定した宿まで辿り着けないとなった時にもテントは役に立ちます。純粋に選択肢が増えるのですね。
しかし冬のキャンプは寒さとの戦いという側面もあります。台湾も夜はなかなか冷えるので、もしキャンプがしたかったら性能の良い寝袋を買う必要があります。
ドミトリーもキャンプ、どちらも良さがあるので使い分けながら一番楽しく旅できるよう考えます。

寝間着を持っていくことをお勧めします!

僕は寝間着をもっていきませんでした。なので夜眠る時にはインナーだけでは寒いのでアウターを着る必要がありましたが、寝間着がないので昼間着ていたジャージやウルトラライトダウンを着て寝ていました。下は綿100の長ズボンを寝間着として使っていました。

しかし昼間散々使ったジャージで寝るのはリラックスできません。
ジャージは化繊ですし、夜寝るときは綿などの自然繊維のほうが私は気持ちよく眠れます。
寝間着はなくてもなんとかなります。ですが僕はインナーを減らしてでも寝間着上下を持っていってればと思いました。疲れの取れ具合が違います。

コインランドリー利用なら洗剤は持っていく必要ありません!

コインランドリーの洗濯機が自動でだいたい投入してくれます。なくても買えます。荷物になるので無理に持っていく必要はないでしょう。
自分で手洗いする人ならあってもいいかも?

次はいよいよ環島本編スタートです。
更新遅くなって本当にごめんなさい。
これからもよろしくお願いします。

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