空白の6時間と「後が怖い」年齢
梨の袋かけ作業が結構好きなんです。
昨日なんて作業時間をよくよく計算してみたら、1日で12時間もの時間をこの作業に費やしていたことに僕自身驚きました。
我が社の働き方改革どうなってんだよ…と思ったところで、社長も従業員も僕ひとりなので、この訴えを聞いてくれる人は誰もいません。
1日はどんなに富豪でも、僕みたいな貧乏人でも平等に24時間と決められています。
たぶん…。
夜の10時頃に寝て、朝4時すぎに起きるとして、睡眠時間は6時間。
睡眠時間以外はほぼ起きているので、その時間が18時間。
つまりは、やろうと思えば1日18時間は仕事ができるというわけです。
そう思ったら、18時間の起きている時間があってそのうち12時間仕事を仕事に費やし、残りが6時間。
…あれ、6時間も何してたっけ?
とふと思ったのですが、朝30分ほど息子を小学校に送り出すために家に帰って、お昼に1時間休憩した以外の記憶が全くありません。
時間は平等に与えられていると思っていたのですが、この空白の6時間をどんなふうに使うのかって、すごく重要なことのような気がしてきました。
…みたいなストイックな生活を続けていった結果、オーバワークによる膝靱帯の損傷と椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛で今年の春は全く動けず仕事にならなくなりました。
「自分の体は自分がよくわかってる」
とか軽々しく言ってしまいがちですが、もしかしたら自分の心と体は自分が一番わかっていないのかもしれませんね。
農業を始めて12年ほどが経過しました。
始めた当初は、どんなに働いても翌日には復活して毎日バリバリと働いていた記憶があります。
今でも今日みたいに12時間立ちっぱなしで仕事はできるのですが、どうやら僕も「後が怖い」と思うようになった年齢に差し掛かってきたようです。
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