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責任者が無責任な組織

責任者が無責任な組織は崩壊に向かいます。

日本では意外と多いですよね。肩書はどう考えても責任ある立場の人なのですが、決断はしない、責任は取らないどころか部下や他人に責任転嫁する、部下の手柄を横取りするなど、あなたの周りでもよく目にするのではないでしょうか。

責任者が役割を放棄して、保身、思惑、自己利益中心に物事を判断していると、総じておかしなことが起こり始めます。最初はちょっとした違和感なのですが、そのまま放置し続けていると徐々に周囲の人に悪影響を及ぼすようになります。

類は友を呼ぶということで、よからぬ人も寄ってきます。その人たちが増殖し始めると、真っ当な人から組織を抜け始めます。残るのは増殖した人たちか、抜けるに抜けられないという人たちだけなので、組織として機能しなくなるのは自然の流れです。

日本再生のために必要なのは要職に就いている人の総入れ替えなのでしょう。少なくとも今、責任ある立場に就いている人で、責任者の任にあらずという人が居座り続けられる社会を変えていくことが求められます。

人が変われば環境は変わります。これまであまりにも長い時間放置しすぎたので、環境変化にも時間は必要になり、多少の混乱も生じると思いますが、その混乱も乗り越えれば真っ当な人が正当に評価もされるようになり、社会全体が明るく軽い雰囲気になっていくのではないでしょうか。

責任者が責任を果たす組織や社会とするという当たり前のことを、一人一人が意識して行動するようになれば、社会の変化は意外と早く訪れるかもしれません。

著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com