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問題解決の鍵は「How」ではない

ポジティブシンキングとは何でもかんでもポジティブに捉えよということではありませゆ。そんなことしていたら精神病むと思いますし、周りから見て気持ち悪いでしょう。

ネガティブなことは一旦ネガティブなこととして受け止めることです。その上で右から左に受け流せば良いことか、視点を変えてみれば良いことか、自らの言動を見直さなければいけないことかを分類し、未来に向けて処理をすることと定義しています。

ネガティブなことの多くは視点を変えれば自分のためになることですが、理不尽なことも少なくありません。自らの言動に起因することであれば致し方ない面もあるものの、もらい事故のような0:100の問題が生じるのも現実です。

問題が生じた時、どのように対応するかという「How」に焦点が集まりがちです。しかし、本当に必要な「Why」、「What」を置き去りにすると問題の無限ループが始まることもあり、下手するとドツボにハマります。

解決法、手段ばかりに目が向き、本来の目的を見失うのは非常に危険です。会社の業績が芳しくない時、組織・チームが破綻しかけている時に陥る罠でもあります。

業績不振になった時、つい目先の数字を積み上げたくなり、どうすれば数字が上がるかという手段ばかり考え始めます。多くは目的を見失っていたり、単に運が良かっただけで基本戦略からブレているもしくは基本戦略が実態にそぐわない状況になっているため、基本に立ち返るもしくは基本戦略から見直しが必要なのです。その上でどのような手段を用いるかを検討し、選択することが大切なのです。

問題解決の際は、一歩引いて俯瞰してみると良いかもしれません。

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著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com